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まくらの不適合に起因すること

   

まくら

睡眠は、体と頭を休めるために必要不可欠なものです。

寝つきが悪いと感じている人の中には睡眠導入剤を服用している方もいるかもしれません。

市販の睡眠導入剤が登場し以前よりも手に入りやすくなっていることも睡眠導入剤の服用人口を増やすことになっているようです。

それぞれご自分にとって効果的と思う方法で不眠症状を消そうとされているのだと思いますが、どれも対症療法で根本的な原因の解消にもなっていません。

こうした不眠症状の原因の多くがまくらにあるかも知れないのです。

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諸症状

不眠症状になってしまうと、夜に布団に入ってもなかなか寝付けない、眠りが浅く夜中に目が覚めてしまう、たっぷり寝たはずなのに翌朝の寝覚めが悪い、起きたときに体が重い、頭がぼーっとするなどの症状があります。

よくまくらがかわると眠れないなどと言いますが、じつは使い慣れたまくらが一番良い、好みに合うまくらを使えば良いと単純な話しで片付けられるものではありません。

布団やマットレス以上に睡眠の質を左右するのが枕なのです。

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まくら不眠

直立歩行をしている人間にとって、頭を起こしている日中の基本姿勢は首にとっては非常に負担が大きいもので、頭の全重量が首にかかった状態です。

なので夜には体を横にして頭の重みから首を解放し、体をやすめリラックスすることにより深い睡眠を得て頭も休まります。

にもかかわらず現代人の多くが睡眠に問題を抱え、だるさや重さを解消出来ずにいます。

それは寝ているときの姿勢が、使用しているまくらが不適切なために不良であるために、慢性的な睡眠の質の低下を招いているのです。

つまり不適切なまくらによって不適切な姿勢で眠り、その結果が睡眠に支障をきたし、まくら不眠を引き起こしているのです。

どのようなまくらが良いか

ちまたには本当に様々なタイプのまくらがあります。

最近ではまくら専門店なども流行っているようですが、そのために新しいまくらを買っては試すということを繰り返し続ける枕難民と言われる人も増えているようです。

では、まくらを選ぶにあたってもっともらしい大事なことはどのようなことでしょうか?

硬さでしょうか、素材でしょうか、それとも高さでしょうか?

どれも重要ですが、まず一番大事なことはやはり高さです。

首の骨のまわりには抗重力筋という筋肉があります。

重力に抗う筋肉というわかりやすい名前のとおり、この筋肉が首の骨と協力しあって頭を支えています。

この頭の重みから唯一解放されるのが横たわった姿勢ですから、一日の疲れを癒やすためには睡眠時首には負担をかけるまくらではいけません。

負担をかけるのもかけないのもまくらの高さによって決まるのです。

まくらが少し高すぎても少し低くすぎても、首はよくない角度に折れ曲がり寝ているときにも負担がかかってしまいます。

不適切なまくらを使用して寝ることは不良な姿勢を何時間も続けるということになります。

寝返りがうちやすい

まくらの高さが重要なのにはもう一つ大事な理由があります。

それは、適切な高さがあるまくらを使用していると寝返りがうちやすいということです。

どんなに寝相が良くても寝返りを打たない人はいません。

というより体の健康のために寝返りは打たなくてはならないものです。

人が一晩に打つ寝返りの数は20~30回と言われてあります。

私たちの体内には血液、リンパ液、関節液など様々な体液が流れています。

その流れは睡眠中であっても滞らせてはいけません。

体液の滞りはすなわち体内のあらゆる機能の滞りにつながります。

心臓や脳がつねに働いているように、体液は寝ているときでもつねに体内を正しく循環していなければならないのです。

横たわった姿勢になることによって首の骨や抗重力筋、背骨や腰骨は頭の重みから解放されリラックスします。

しかし同時に体内の体液が滞らないように体を転がして体液を体中に巡らせ続けるようにしなければなりません。

注意するまくら

まくらがドーナツ型に凹んでいたら要注意です。

いま使っているまくらで、あなたの首は正しく自然な角度になっているでしょうか。

寝ている間自然に正しく寝返りが出来ているでしょうか。

一見すると寝心地のよさそうなまくらが、よもや首の負担になっているなんて想像出来ないという人もいるかもしれません。

朝起きたときにまくらがドーナツ型に凹んでいないでしょうか、凹んでいたとしたら頭がまくらにずっしりと沈み込んで首が不自然に反り返ってしまっているということです。

実は柔らかすぎるまくらがもっとも首に負担をかけるまくらと言ってもいいくらいなのです。

次に、朝起きたときにまくらがずれていたり、まくらから頭が落っこちたりしていないでしょうか。

これは柔らかすぎるまくらというポイントよりさらにまくらの不適合を表しています。

しっかりとまくらに頭を乗せて寝たはずなのに朝にはまくらがズレているのは、眠っている間に体が拒否反応を示していた痕跡です。

合わないまくらの上で睡眠中に欠かせない寝返りを必死にうっていたのです。

あるいはまくらに頭が乗ってすらいないとしたら合わない枕から逃れたということです。

また、無意識のうちにまくらの低いところを求めて寝ているようなら、まくらが高すぎる可能性が高いでしょう。

反対にまくらが低すぎるとまくらの高いところを求めて寝る、まくらを肩下に引き込む、敷き布団を手で押して寝返りを打つ、まくらの下に手を入れるといった症状が現れます。

まくらを適切にすると

まくらによって首が安定し、睡眠姿勢が正されることで肩こりや首の痛み、腰痛などといった症状が劇的に改善するケースは非常に多く見られます。

また俗に四十肩、五十肩などと言われる症状も多くが肩の関節の変化でなく、首を含めた背骨全体の問題から生じています。

つまりこれもまくらの不具合によって起こっている場合が多いのですが、まくらを適切にすることにより症状が緩和したり、良くなると言われています。

めまいにもいろいろありますが、貧血でもないのに、浮遊感を伴うめまいが頻繁に起こるようなら、首の神経に起因している可能性があります。

これは回転するめまいとは少し違う、ふわっと宙に浮くようなめまいです。

こうしためまいもまくらの不適合に起因している可能性があります。

それから睡眠時無呼吸症候群といったものもあります。

いびきを伴う症状ですが、それだけでは済まされません。

睡眠時無呼吸というとおり、寝ているときに何度も呼吸が止まってしまう症状です。

呼吸が10秒以上止まると脳が危険信号を発信し、呼吸が再開されます。

これもまくらの不適合により、気道が圧迫されるのが原因の一つです。

手足のしびれ、痛みも枕に起因するケースがよく見られます。

ものを強く握れない、握っているつもりが落っこちてしまうといった症状は、つい腱鞘炎と自己診断してしまいがちなのですが、じつは腱が痛むことばかりが原因ではありません。

本当の腱鞘炎は手が痛いと訴える人のうち一握りと考えていいので一度病院で検査するのがおすすめです。

筋肉を動かすときだけ、または特定の姿勢や動きになったときだけ痛みが走るのが腱鞘炎で、何もしていなくとも常にその部位の芯のほうがジンジンピリピリとしびれや痛みが生じている場合は、痛みが生じている部位そのものではなく、ずっと上位にたどっていった先の首の神経の損傷に根本的な原因があると考えられます。

まくらを適切なものに正すことによって解説、解消できる可能性が高いでしょう

まとめ

あなたの体は、もしかしたらこんな拷問のようなまくらと毎晩戦っているのかもしれません。

痛みから逃れようとするのは自然の摂理です。

無意識のうちに枕をどかしたり、まくらの形を変えようとしたり、高さを変えるために枕の下に手を差し込んでみたり、まだマシと思えるうつぶせになってみたり。

こうして、まくらが不適切であるというだけで知らないうちに熟睡が妨げられていることも十分考えられるのです。


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