ポケットコイルマットレスを使うときにNGなことは?4つの湿気をためる使い方

マットレス・敷き布団

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ポケットコイルマットレスは、ひとつひとつ独立したスプリングにより、点で体を支えてくれる優れた寝具です。

しかし、使うときは湿気に注意しなければなりません。

スプリングが袋に入っているために通気性が低くなっており、間違った使い方をしていると、湿気がどんどん蓄積されてしまうのです。

では、避けるべき4つのポイントについて、正しい使い方も含めて詳しく説明していきましょう。



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敷きっぱなしにする

ポケットコイルのマットレスを使うなら、全体が空気に触れる機会をなるべく多くすべきです。

長く空気に当たらない部分ができてしまうと、さらに通気性が悪くなり、湿気の蓄積がひどくなります。

そこで注意しておきたいのが、ずっと敷きっぱなしのまま使ってしまうことです。

最初に敷いたときのまま、いつまでも同じ状態で放置していると、湿気の蓄積を防ぐことはできません。

特に注意しておきたいのは、裏面です。

裏面は常に隠れているため、敷きっぱなしのまま放置していると、空気に触れる機会がまったくない状態になります。

そうなると、湿気の逃げ道が塞がれてしまうため、なかなか軽減することができないのです。

しかし、あまり湿気がたまりすぎると、カビの繁殖や不快な臭いなどのデメリットが発生してしまうため、なんとか対策をする必要があります。

立てかける

ポケットコイルの湿気を減らすためには、敷きっぱなしにするのではなく、定期的に干すことが大切です。

干して空気に晒せば、湿気をとばし、蓄積を抑えることができます。

とはいえ、内部にスプリングが入ったものだと、簡単に天日干しできるとは限りません。

スプリングが入ったものは、厚くて大きいものが多いため、日当たりのよい場所まで移動させるには、大変な労力が必要になることもあります。

ひとりでは運べないようなサイズもあるので、干し方には注意しなければなりません。

大きい寝具を干すときは、あまり位置を動かさない方法が適しています。

そこでおすすめなのが、その場に立てかけて陰干しにすることです。

運ぶのが難しいサイズでも、起こして立てるだけなら、なんとかできる場合があります。

ただ立てかけるだけでも、裏面が空気に触れるようになると、湿気の蓄積はかなり抑えられるので、ぜひ試してみてください。

隙間をつくる

簡単に天日干しできないものを干すときは、裏面に雑誌やいらない箱などを挟み、少し浮かせる方法もおすすめです。

片側だけでも持ち上げるようにすると、ベッドとマットレスの間に隙間ができるため、湿気の逃げ道を確保することができます。

しばらくそのまま放置していても効果はありますが、さらに湿気を減らすなら、扇風機などで風を送り込んでみましょう。

風に当てて湿気を蒸発させれば、より効果が高まります。

薄いものだと、片側を持ち上げたときに折れ曲がることもありますが、スプリングが入った厚めのものなら問題はないので、しっかり湿気対策を行ってください。

裏表を入れ替える

敷きっぱなしを防いで湿気を軽減するためには、裏表を交互に使い、ローテーションさせる方法もおすすめです。

裏面はどうしても湿気がこもりやすくなるので、ずっと同じ面だけを使うのはよくありません。

表と裏を入れ替えるようにすると、それまで隠れていた面が空気に晒されることになるため、湿気の軽減につながるのです。

また、へたりを抑える効果もあります。

同じ面だけを使い続けていると、いつも同じ部分に体重をかけてしまうため、へたりやすくなるものです。

しかし、裏表を両方まんべんなく使う方法なら、どちらか一方に負担が集中したりはしません。

普段から敷き方に注意して、湿気とへたりの対策を同時に行うようにしましょう。



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床に直接敷く

ポケットコイルの湿気を軽減したいなら、ベッドを使わないときの敷き方も重要になります。

NGとなるのは、フローリングの床に直接敷いてしまうことです。

これは、「ベッド以外では使えない」ということではありません。

ベッドを設置できない事情があるなら、床で使う方法もアリですが、問題なのは「直接」という部分です。

直接敷いた場合、裏面がフローリングの床とぴったり密着することになるため、湿気の逃げ道を完全に塞いでしまいます。

そのため、どこからも出て行くことができず、内部の蓄積がひどくなってしまうのです。

これを防ぐためには、なんとかして隙間をつくる必要があります。

すのこの上に

ポケットコイルマットレスの下に隙間をつくるなら、設置したい場所にすのこを置いてください。

その上に敷くようにすると、裏面が床に密着することはありません。

下の隙間が湿気の逃げ道になってくれるので、蓄積をしっかりと防ぐことができます。

この方法なら、床の上でも問題なく使うことができるので、ベッドを使わないときは、すのこを忘れずに用意しておきましょう。

除湿シートも

床に直接敷くことで湿気が多くたまるのは、結露の影響もあります。

冬は床がとても冷たくなりますが、マットレスの方は体温で温かくなるため、その温度差により、水滴がついてしまうのです。

そうなると、裏面が濡れることになり、湿気の蓄積が増えていきます。

これを防ぐためには、除湿シートを使ってみてください。

除湿シートを裏に挟むと、余計な水分を吸い取ってくれるので、マットレスに染みこむ量は少なくなります。

壁に密着させる

ポケットコイルの製品を使うときは、設置場所をよく考えて決めることが大切です。

通気性の悪い場所は、どうしても湿度が上がりやすくなるため、スプリングが袋に覆われたポケットコイルだと、湿気のデメリットを防ぐことが難しくなってきます。

少しでも湿気の蓄積を抑えるためには、なるべく通気性のよい場所を選択する必要があるのです。

そこで注目したいのが、「壁に密着しない」ということです。

あまりぴったりくっついていると、それだけで通気性が悪くなってしまうので、壁に近すぎる位置に置くのはNGになります。

ベッドを部屋の隅に設置するときは、つい密着する場所を選んでしまうこともありますが、湿気の対策をするなら、避けるようにしてください。

10cm離す

壁の近くに置きたいときは、ぴったりと密着させるのではなく、10cmくらい離すことをおすすめします。

くっつけすぎると通気性を悪くしてしまいますが、適度な隙間を空けておけば、それほどジメジメすることはありません。

ベッド周りに空気の流れができるようになると、常に湿度の低い状態で使うことができるのです。

閉め切った部屋に敷く

ポケットコイルマットレスの湿気をなるべく少なくするためには、部屋の環境も重要になります。

ここまで紹介してきたような使い方を避けていれば、かなり抑えることはできますが、敷いておく部屋の湿度が高いようだと、対策の効果を弱めてしまう可能性が高いのです。

そのため、部屋の換気はしっかり行うようにしましょう、いつも閉め切っていると、部屋全体に湿気がこもりやすくなるため、マットレスの湿気も多くなってしまいます。

それを避けるためには、ときどき窓を開けて、風通しをよくすることが大切です。

湿気を外へ逃がしてやれば、部屋の中の湿度が下がり、陰干しなどの対策の効果を強めることができます。

まとめ

ポケットコイルのマットレスは、ウレタンなどに比べると通気性はよいほうですが、袋入りのスプリングがあるため、油断してはいけません。

適当な使い方をしていると、湿気がたまり、カビや臭いが発生することになってしまいます。

常に快適に使うためには、ここで紹介したNGな使い方を避けて、湿気を少なくするための対策をしっかり行うようにしましょう。