マットレスに発生する虫を防ぐ方法は?4つのおすすめ対策

マットレス・敷き布団

マットレスを使うときは、虫に注意しなければなりません。

何も考えずに使っていると、いつの間にか大量に繁殖していることもあります。

マットレスに発生する虫といえばダニを思い浮かべることも多いですが、チャタテムシやヒメマルカツオブシムシなどもよく出てくるので、対策の方法はしっかり考えておくべきです。

では、虫の発生を防ぐための対策について、詳しく説明していきましょう。



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マットレスを干す

マットレスに発生する虫に共通する点としては、「湿った場所を好む」というものがあります。

ダニはもちろん、チャタテムシもヒメマルカツオブシムシも、ジメジメとした湿度の高い環境の中だと、活発に繁殖を始めてしまうのです。

そのため、湿度が高くなりがちな梅雨の時期などは、マットレスにも湿気がたまりやすく、虫がどんどん元気になってっしまいます。

虫にとって住みやすい環境になってしまうと、ただ数が増えるばかりであり、ひどいときにはアレルギーなどの害につながる危険もあるので、放置してはいけません。

繁殖を防ぐためには、虫が好む湿気を取り除くようにしてください。

そのために最もおすすめな方法が、マットレスを干すことです。

定期的に日の当たる場所へ出して天日干しにすれば、マットレスの中の湿気が蒸発し、全体の湿度をかなり下げることができます。

それなら、虫の繁殖を助けるようなことにはなりません。

しっかりと乾燥させて、虫が住みにくくなる環境にしていきましょう。

叩きすぎに注意

虫の繁殖を防ぐためにマットレスを干すときは、「虫を叩き落してやろう」という考えから、バンバンと大きな音が出るくらい強く叩いてしまうことがあります。

しかし、あまり叩きすぎるのはよくありません。

マットレスに強い衝撃を与え続けると、へたるのが早くなります。

虫を防ぐためとはいえ、寿命を縮めるような干し方を何度も繰り返していたのでは、どんどん劣化が進み、意外なほど早く使えなくなることもあるのです。

そのような失敗をしないためには、くれぐれも叩きすぎないように注意してください。

軽く叩いてホコリを落とす程度なら、マットレスを傷めるようなことにはなりません。

日光を当てない干し方も

湿気を減らして虫の発生を防ぐためには、天日干しだけでなく、陰干しという方法もあります。

陰干しは、日陰で風通しのよい場所にマットレスを置くことで、日光を当てずに乾燥させる干し方です。

これは、日光に弱いマットレスを干すなら、おすすめの方法になります。

マットレスは、どんなものでも天日干しにできるわけではありません。

中には、日光を避けなければならないものもあります。

ウレタンを使った高反発マットレスなどは、直射日光を当て続けることで傷んでしまうため、軽い気持ちで天日干しにすると、劣化を早めてしまいます。

虫を防ぐだけでなく、余計なダメージもしっかり抑えて長持ちさせるためには、そのマットレスに適した方法で干すようにしてください。

間違った方法で干してしまうと、いくら虫の繁殖を抑えていても、素材の劣化のために寿命が短くなってしまいます。

陰干しであれば、日光に弱い素材のマットレスでも、劣化させずに湿気対策をすることができます。

布団乾燥機で雨の日も乾燥

虫を防ぐなら、マットレスを干すことは効果的な対策になりますが、梅雨は雨が多くなるため、天日干しが可能なものであっても、思うように干せないことがあります。

そんなときは、布団乾燥機の出番です。

布団乾燥機で温めて乾燥させる方法なら、外に出す必要はありません。

雨の日ばかりで干すタイミングを逃し続けているようなときでも、部屋の中に置いたまま、十分に乾燥させることができるのです。

普段は干して乾燥させるとしても、天気が悪いときは、こうした便利なアイテムもうまく利用していきましょう。



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除湿シートを下に挟む

マットレスの湿気を減らして虫の発生を防ぐなら、干す以外の対策も積極的に行っていきましょう。

どうしてもジメジメすることが多い梅雨の時期になると、ときどき干すくらいではあまり効果がないこともあります。

そこでおすすめなのが、除湿シートを使う方法です。

除湿シートは、マットレスの下に挟んでおくことで、裏から染み出てくる湿気を吸収してくれます。

そのため、マットレスに蓄積する湿気を、より確実に減らすことができるのです。

人が寝ているときは、コップ1杯分くらいの汗をかくこともあるので、そこに梅雨の湿度がプラスされれば、内部の蓄積はかなり多くなってしまいます。

しかし、普段から除湿シートで湿気を吸収し、定期的に干して乾燥させていれば、あまりひどくなることはありません。

湿気が多くなりそうなときは、効果的な対策を組み合わせて、しっかりと虫の被害を防ぎましょう。

色の変化で交換

除湿シートの多くは、色の変化によって吸収した量を知ることができる機能を備えています。

そのため、使うときは色のチェックを忘れないようにしてください。

湿気を吸収し続けて満杯になった除湿シートでは、いくらマットレスの下に敷いていても、よい効果を得ることはできません。

いっぱいになったら必ず乾かすようにして、すっきりとリセットしてから使うようにしましょう。

シーツ類を清潔にする

マットレスに発生するヒメマルカツオブシムシには、湿気以外の注意点があります。

それが、シーツ類に付着している汚れです。

ヒメマルカツヲブシムシは、人間の皮脂などをエサにして繁殖するため、長期間使い続けて汚れたシーツやベッドパッドなどは、とても住み心地の良い環境になってしまいます。

それを防ぐためには、シーツ類をこまめに洗濯して、なるべくきれいな状態で使うようにしてください。

毎日洗う必要はありませんが、1週間に1回は交換して、皮脂などの汚れをきれいに落とすべきです。

夏は汚れも多くなるので、それくらいのペースで洗っておかないと、虫が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。

冬になったら2週間に1回くらいでも構いませんが、同じシーツを使う期間があまり長くなりすぎないように、十分注意しておきましょう。

マットレスの上で飲食をしない

マットレスの虫を防ぐためには、繁殖を助けるような要素を極力排除する必要があります。

エサになるものが豊富にあったりすると、もりもり食べてどんどん増えることになるので、余計なものが付着しないように注意しなければなりません。

そのためには、マットレスの上での飲食を避けることも大切です。

マットレスの上でお菓子などを食べたとき、こぼしたことに気がつかないまま放置したりすると、それがエサになり、虫の繁殖をサポートする結果になってしまいます。

また、飲み物をこぼした場合は、湿気が増えてしまうため、やはり虫が喜ぶ環境になってしまうのです。

いくらこまめに掃除をするとしても、あまり頻繁に汚すような使い方をしていると、きちんと取り除くことができなくなる可能性もあります。

そのような事態を防ぐためにも、マットレスを使うなら、なるべく睡眠のためだけに使うようにしてください。

病気や怪我で動けないなど、やむを得ない事情があるときは別ですが、「面倒くさい」といった理由で寝転がったまま食べるようなことはやめましょう。

まとめ

マットレスに虫が発生してしまうと、日々の睡眠に悪影響が出ることもあります。

虫が苦手だったりすると、自分が寝ているマットレスに小さな虫がたくさん潜んでいるという状況は、とても不快に感じるものです。

すると、気になってよく眠れなくなる可能性があります。

特別に苦手ではない人であっても、そんなマットレスでは使う気が失せてしまうので、ここで紹介した対策はしっかり行うようにしてください。