マットレスを解体する方法は?失敗しないための4つのポイント

マットレス・敷き布団

マットレスを処分したいとき、なるべくお金をかけないためには、自分で解体する方法がおすすめです。

バラバラにして分別してしまえば、普通に家庭ゴミとして処分することができるので、お金は一切かかりません。

しかし、初めて解体するときは、どうすればよいのかわからず、困ってしまうこともあります。

そこで、解体するときのポイントを、詳しく説明していきましょう。



12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら




必要なものを準備する

マットレスを解体するのであれば、まずは必要なものをすべて揃えるところから始めてください。

素手で解体することはできないので、確実に処分するためには、切るための道具が必要になります。

では、必須となるものを紹介していきましょう。

大きなカッター

マットレスには、解体するための切り込みなどが入っているわけではないため、自分で切る必要があります。

そのためには、必ずカッターを用意しておきましょう。

カッターを使えば、マットレスの生地を切り裂き、しっかりと解体することができます。

ただし、どんなカッターでもよいわけではないので、適当に選んだものを安易に使うのはやめてください。

マットレスを切るために必要なのは、大きくて頑丈なカッターになります。

普通のカッターは、紙を切るだけならとても役立ちますが、マットレスを解体するためには向いていません。

マットレスは、紙よりもずっと頑丈なので、普通のカッターではうまく切れないのです。

刃が折れてしまうことも多く、下手をすると怪我をしてしまいます。

それを避けるためには、なるべく大きいものを選んでください。

大きくて頑丈なものを使えば、スムーズに切ることができ、簡単に折れるようなこともありません。

大きなハサミ

マットレスを解体するときは、すべてをカッターだけで済ませるのは無理があります。

細かく切るためには、ハサミも必要になるのです。

ただし、ここでも大きさには注意してください。

紙を切るような普通のハサミでは、マットレスを切り刻むことはできません。

しっかりと切るためには、裁ちバサミや万能バサミなど、なるべく大きなものを選ぶことをおすすめします。

大ぶりのがっしりしたハサミなら、厚みのあるマットレスでもサクサクと切ることができます。

ニッパー

中にスプリングが入ったマットレスは、カッターやハサミで切るだけでなく、ニッパーも使う必要があります。

スプリングをニッパーで切断し、細かくしなければならないのです。

いくらカッターやハサミが大きくても、金属のスプリングを切ることはできないので、ニッパーは忘れずに用意しておくようにしましょう。



12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら




スペースを確保する

マットレスを解体するときは、切断に使う道具だけでなく、解体のためのスペースも確保しなければなりません。

大きいマットレスを解体するとなれば、できるだけ広いスペースが必要になります。

狭い場所で強引に行ったりすると、あちこちにぶつかってスムーズな作業ができなくなってしまうので、適当に決めたりせず、しっかり考えて選ぶようにしてください。

大きいマットレスでも余裕をもって扱えるスペースなら、作業しやすくなります。

そのためには、室内だけでなく、外も選択肢に入れておきましょう。

どうせ捨てるものなら、多少汚れても特に問題はありません。

中での作業が難しいようなときは、思いきって庭に出してしまいましょう。

下に敷くものを

室内でマットレスを解体するときは、ホコリなどが床に散乱しないように、敷くものを用意しておくことを忘れないでください。

何も敷かずに解体を始めてしまうと、ホコリや中の羊毛などが大量に降り積もり、後片付けで大変な思いをすることになります。

余計な手間を増やさないためにも、何か敷いてから作業を始めるようにしましょう。

おすすめは、ブルーシートか新聞紙です。

マットレスよりも大きく広げられるものを選んで、床の汚れを確実に防いでください。

体を守る対策をする

マットレスを解体するときは、道具や場所も重要ですが、自分の格好にも目を向けてみましょう。

顔や手がむき出しの状態なら、そのまま作業を始めるべきではありません。

解体作業では、ホコリが舞い上がったり、金属のかけらが飛んできたりする可能性があるため、きちんと対策をする必要があります。

怪我をしないためには、自分の体を守るためのアイテムを身につけてください。

まず、顔にはマスクとメガネがおすすめです。

大量のホコリや硬い金属から目と口を守るには、そのような顔のパーツを覆うものが適しています。

そして、金属で手を傷つけないためには、軍手を使ってください。

刃物を使ってマットレスを切ったり、スプリングを切断したりするなら、誤って手を傷つけてしまうことも考えられます。

少しでも被害が抑えられるように、素手ではなく、しっかり軍手をはめておくようにしましょう。

それらの装備を忘れずに揃えておけば、安全に解体作業を進めることができます。

おすすめの手順

道具を揃え、場所を確保し、装備もきちんと整えたら、いよいよ本格的な作業に移ります。

しっかり準備ができているなら、あとは切っていくだけです。

ただし、やみくもにカッターで切りつけるような雑な方法はやめてください。

いくら太くて頑丈なカッターでも、適当に切っていたのでは、なかなかうまく解体することができず、無駄な時間を使ってしまいます。

マットレスを切って解体するときは、おすすめの手順があるので、それを頭に入れて作業を進めるようにしましょう。

縫い目を狙う

マットレスを切るときは、適当なところから始めるのではなく、しっかりと縫い目を狙うようにしてください。

裏面にある表面との縫い目に沿って、慎重に刃を入れていきます。

このときに注意したいのは、あまり乱暴にしないことです。

大きいカッターを使っていても、強引な切り方をしていると、刃が耐えられずに折れてしまう可能性が高くなります。

頑丈なものを使っていることで安心したりせず、常に丁寧な作業を心がけてください。

マットレスを層で分ける

縫い目に沿って切り込みを入れたら、次は分ける作業に入ります。

切り込みを入れたことで、表面のカバーと中身を分けることができるので、そこからさらに層を剥がしていきましょう。

マットレスには、快適な肌触りを与えてくれるソフト層、姿勢の維持を行う支持層、振動を軽減するためのクッション層(スプリングがあるのはここ)があります。

これらを順番に剥がして、すっかりバラバラにすることができれば、大まかな作業は終了です。

細かく刻む

マットレスの層をしっかり分けることができたら、あとは捨てるための準備をしていきます。

層で分けただけでは、家庭ゴミとしてはまだまだサイズが大きいので、さらに細かく刻んでおく必要があります。

ここで役立つのが、大きなハサミとニッパーです。

柔らかい部分はハサミで、固い金属のスプリングはニッパーで、それぞれ小さくカットしていきます。

粗大ごみの基準を超えないくらい小さくしたら、あとは不燃物と可燃物に分けて捨てるだけです。

一辺が30cm以上あると粗大ゴミになってしまうことが多いので、なるべく小さくしておきましょう。

まとめ

マットレスを解体して家庭ゴミとして捨てる方法は、お金をかけないで処分するには最適です。

ただし、適当な方法で解体すると、思わぬ失敗をすることもあるので、ここで紹介したポイントはしっかりチェックしておきましょう。

道具や場所などの準備を整え、効率のよい手順を意識することで、スムーズに解体作業を進めることができます。