帝王切開で出産したママ必見! 産後の骨盤ベルトはいつから使う?

産前産後の骨盤ベルト

ワコール Wacoal 骨盤サポートベルト 産前・産後兼用 M BL MGY620 妊娠中から出産後まで 入院準備にも

妊娠すると女性の体型は大きく変化します。

お腹まわりが大きくなっていくのと同時に体重が増加し、体全体が丸みを帯びてくるでしょう。

出産後の体型戻しは、妊婦の関心事のひとつです。

既に産後ダイエットの計画を練ったり、骨盤ベルトを購入している方も少なくないでしょう。

骨盤ベルトは産後の必須アイテムですが、帝王切開で出産したママも使えるのでしょうか?



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帝王切開ママ専用の骨盤ベルトはない

以前は帝王切開で出産をする方はまれでした。

しかし近年では5人に1人が帝王切開によって出産をしています。

何らかの理由があって経膣分娩をすることができない場合の出産方法ですが、決して難しい手術ではなく、むしろ経膣分娩よりも安全とされていますので心配することはありません。

私自身も2回の帝王切開を経験しています。

しかしながら、巷に溢れているマタニティグッズや産後用品には、大々的に「帝王切開用」などと書かれているものはありません。

また情報も経膣分娩が基本になっているので、「これ、使ってもいいのかな?」「これ、やっても大丈夫?」と不安になることも少なくないでしょう。

特に産後の体型戻しに必要な骨盤ベルトは、使っていいのか迷うところです。

経膣分娩ママと違って、帝王切開ママはお腹に大きな傷をもっています。

果たしてこの傷の上に骨盤ベルトを巻いても良いものなのでしょうか?



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帝王切開ママに骨盤矯正は必要なの?

そもそも帝王切開で出産した場合、骨盤矯正は本当に必要なのでしょうか?

産道を通らず赤ちゃんが出てくるので骨盤が開くことはないように感じますが、実は帝王切開の場合でも骨盤は開いています。

本来骨盤の出口は10センチほどしかありません。

これでは赤ちゃんが通ることは不可能です。

そのため、妊娠するとリラキシンというホルモンが分泌されるようになります。

このリラキシンには骨盤や体の靱帯を緩める働きがあります。

リラキシンは妊娠初期から分泌されるので結果的に帝王切開になったとしても骨盤は緩み開いています。

よって帝王切開ママも骨盤矯正をする必要があります。

骨盤ベルトを巻いて骨盤を締めることをおすすめします。

体型が戻りにくいって本当?

また、帝王切開ママは産前の体型に戻りにくいという事実もあります。

経膣分娩の場合、出産時に骨盤が大きく開きますが、脳はその衝撃を受け「赤ちゃんを産んだ」ということを認識します。

そして骨盤を締め、産前の体型に戻すように働き始めます。

しかしながら、帝王切開の場合は骨盤を開く衝撃がないため、脳は赤ちゃんを産んだということを認識しずらいのです。

そのため骨盤の戻りは悪く、産後も脂肪をためやすい状態が続きがちです。

帝王切開ママの方が意欲的に骨盤矯正をする必要があるかもしれませんね。

骨盤ベルトを巻くのはいつから?

では帝王切開ママは一体いつから、骨盤ベルトを巻いて骨盤矯正を始めれば良いのでしょうか?

経膣分娩の場合は、できるだけ早めに骨盤ベルトを巻くことが推奨されています。

産院によっては、出産後すぐに巻くように指導されることもあるようですが、帝王切開の場合は焦りは禁物です。

術後は創傷部にかなりの痛みがありますので、骨盤ベルトを巻くことは不可能でしょう。

まずは傷をしっかりと治すことを最優先させてください。

産後の一ヶ月検診の際に、医師から問題なしと言われるまでは使用を控えた方が賢明です。

医師のお墨付きをもらったら、骨盤ベルトを巻き始めましょう。

ただし傷の痛みや治り具合には個人差がありますので、違和感や不快感を感じたときはもう少し先延ばしにしてください。

また最初からキツく巻くのではなく、徐々に慣らしていきましょう。

帝王切開ママは経膣分娩ママよりも慎重に骨盤矯正をすすめていくのが正解です。

一ヶ月検診までは他の方法で!

美容意識の高い方は、一ヶ月検診を終えるまで骨盤ベルトが使えないことに不安を感じるかもしれません。

確かに一日も早く産前の体型に戻したいと思う気持ちは、女性なら当然ですよね。

そのような方は、一ヶ月検診までは骨盤ベルトではなく、骨盤矯正用下着を着用されることをおすすめします。

程よい締めつけ感がありますし、傷口にもひびきにくいので帝王切開ママでも安心して使うことが可能です。

ワンサイズ大きめを購入すればなお良いでしょう。

産褥体操をするのも骨盤を元の位置に戻すのに効果的です。

経膣分娩ママと同じほどに体を動かすことは出来ませんが、入院中から始められる運動もいくつかあります。

妊娠出産のエキスパートである産院の看護師や助産師に、アドバイスをもらいましょう。

まとめ

出産はどんな手段であれかなりの痛みや苦しみを伴います。

しかしながら体にメスを入れる帝王切開は、出産後にあまり無理をすることはできません。

産前の体型に早く戻したいという焦る気持ちを抑えて、まずは安静に過ごしましょう。

一ヶ月たち傷の治りに問題がなければ骨盤ベルトが使えますよ。

骨盤をしっかり締めて、妊娠前よりも美しいスタイルになりましょう。