快眠は枕から。枕選びで大切なたった2つのポイントとは?

まくら

寝具で重要なのはベッドやマットレスだけでは無く、枕も快眠をするために重要なアイテムとなってきます。

快眠をしたい方、起きた時に首が痛くなるのが嫌な方は、まずは使っている枕を見直してみましょう。

枕選びのポイントを押さえ、体に合った枕を使えば朝までぐっすり眠られるようになります。

ここでは快眠するための枕選びで大切なポイントを解説します。



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枕の歴史

誰もが一度は枕を使ったことがあるものですが、その枕の歴史は非常に古いです。

また、枕を使う国は日本だけではなく世界中の国々で使われています。

歴史を遡れば、枕は古代エジプトから枕は発見されていて、当時は木や石などを枕変わりに使っていました。

日本では古墳時代に枕が使われていた証拠が見つかり、木や石などの素材の他に、琥珀など色々な素材を使ったものが存在します。

このように、枕は人間の歴史の中でも古くから使われてきた道具ですので、その重要性や使い勝手は言うまでもありません。



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枕が無いと起こる体の症状

そんな枕ですが、もし枕がなかったとすると、体にある症状が現れる事があります。

よくあるのが「首の痛み」です。

人間の体は、後頭部から肩甲骨にかけて「S字」を描いていますが、枕は寝ている時にその形をキープしてくれる働きがあります。

もし、枕がなかったとすると、寝た時に首の下に若干の隙間が生じます。

そのため、寝ている時に首周辺に負担がかかり、起きた時に首が痛むと言った症状が出てくるのです。

柔らかいベッドマットレスを使っている場合は、それらの症状が出ないこともありますが、硬いベッドマットレスや床の上にそのまま仰臥位(仰向けの事)で寝たとすると、よく首が痛くなるのはこのためです。

また、首の痛みの他に肩がこる、寝違える、顔がむくむと言った症状も人によって現れることがあります。

枕を使うだけで、このような症状が出にくくなりますので、寝る時には枕を活用していきましょう。

枕を選んで快眠

寝る時に枕を使うことは、首などの負担を軽減させるために大切ですが、そこで使用する枕は何でも良いという訳ではありません。

体に合わない枕を使うと、枕を使わないのと同様に体に負担がかかります。

本当の快眠を目指したいなら、まずは体にジャストフィットする枕を選んでいく事が大切です。

それでは、本題の枕選びで重要なポイントを見ていきましょう。

枕選びで特に大切なポイントはたった2つです。

高さ

枕選びでまず見ていきたいのは高さです。

高さは低すぎても高すぎてもよくありません。

高すぎる枕は寝ている時にうなずいたように首が曲がってしまうため、寝ている時に呼吸がしにくくなったり、気道が狭くなることでいびきの原因になったりすると言われています。

逆に低すぎる枕は首の痛みやむくみ、肩こりの原因になりやすいです。

ですから、枕選びをする時は高さをしっかり見ていきましょう。

高さの合わない枕は実際に寝ると違和感を覚えます。

寝た時に寝辛いと感じたら、枕そのものを変えるか、中身のビーズや真綿の量を減らして調整するのがおすすめです。

素材

高さと一緒に選んでいきたいのが素材です。

現在、日本で市販されている枕の種類は非常に多く、素材も低反発ウレタン、ポリエステル綿、そばがら、フェザー、備長炭と種類があります。

素材が変わると、枕の「硬さ」や「寝心地」に影響しますので、素材の特徴を知った上で比較して選ぶのがおすすめです。

余りにも硬い枕は、高さが合わない枕と同様に首が痛くなる原因になります。

また、素材が違えば枕の通気性も変わってきます。

夏場などに通気性の悪い枕を使っていると、寝汗を大量にかいてしまい、快眠が出来なくなることも多いです。

形状と素材を見て寝心地の良い枕を探していきましょう。

もちろんベッドや布団も重要

高さと素材が枕選びでは重要ですが、もちろんベッドや布団も重要です。

体にジャストフィットする枕を使うことで、首への負担を減らしたり、寝違えたりすることを減らせますが、ベッドや布団が体に合っていないと首から下の体が痛むことになります。

ベッドの場合は枕のような高さはあまり関係なく、素材が重要となってきますので、素材に注目して選んでいきましょう。

枕のメンテナンス

ちなみに、良い枕を見つけて購入したら、今度は定期的にメンテナンスを行っていくと良いです。

枕は長く使用しているとへたって高さが変わってしまったり、通気性が悪くなったり、ダニが増えたりしてきます。

枕の機能を最大限に生かし、長持ちさせるためにメンテナンスは欠かせません。

メンテナンス方法は枕を購入した時についてくる説明書に大抵書かれていますので、それを見ながら正しい方法でメンテナンスをして下さい。

また、ホームセンターなどで販売されている枕など、説明書が付いていない物は、枕の素材を確認して素材にあった正しいメンテナンスをすると良いでしょう。

よくある枕に使われている素材ごとのメンテナンス方法を一部紹介します。

そばがら

日本で使われている枕の中でも、昔から使われてきた枕素材が「そばがら」です。

そばがらは通気性が非常に良く蒸れにくいため、湿気の多い日本では、枕素材としてよく使われてきました。

ただ、素材は天然素材な為、そばがらを使った枕は洗濯機に放り込んで丸洗いが出来ません。

そばがら枕の場合は天日干しが一般的なメンテナンス方法です。

太陽が出ている時に天日干しをすることで、虫やカビなどを予防することが出来ます。

ちなみに、そばがらの寿命は短く、1年から2年程度で中身の交換や買い替えが必要となります。

パイプ

パイプは枕素材として非常によく使われる素材です。

プラスチックで作られている為、パイプを使った枕は安価な物が多く、そばがらのような天然素材を使った枕と比べて虫が発生しないメリットがあります。

メンテナンスや洗濯方法もとても簡単で、洗濯ネットに入れ、洗剤を少量にして丸洗い出来る商品が多いです。

メンテナンスのしやすさ、価格の安さで選ぶならパイプ素材を使った枕もおすすめです。

ポリエステルわた

ふわふわの寝心地を提供してくれる枕素材が、ポリエステルわたです。

クッション性の良い枕や、軽い枕をお探しの方にポリエステルわたは最適です。

また、メンテナンス方法は洗えるものと洗えないものがありますので、説明書の内容をよく確認する必要があります。

洗えるポリエステルわたでも、洗濯機での丸洗いはNGで、手洗いが求められる商品もあるので要注意です。

最高の枕を作りたいならオーダーメイド枕

枕選びは高さや素材を見て、既成品から選んでいく方法もありますが、オーダーメイドで作ることも可能です。

枕のオーダーメイドショップでは、枕の高さや使用する素材を細かく変えることが出来ますし、お店によっては首や頭を計測して本人のために作られた究極の枕を作ってもらえます。

枕選びに妥協をしたくないならオーダーメイドで枕を作ってもらうのが一番のおすすめです。

オーダーメイドで良い枕を作ってもらい快眠を目指していきましょう。

まとめ

枕選びの重要ポイントはたった2つで、「高さ」と「素材」が大切です。

この2つが最適ならぐっすり朝まで快眠をすることが出来るでしょう。

また、良い枕を使うと睡眠の質が上がるだけでなく、体への負担が小さくなってきます。

合わない枕を使っていて、肩こりや首の痛みがある方は、その原因が枕にある場合もありますので買い替えもおすすめです。






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