朝起きたらいつも肩こりが!理想の枕選び方の秘訣は一体何?

まくら

しっかり睡眠時間を取っているのに、朝から肩こりや首のこりを感じる方もいらっしゃいます。

体の疲れを取るはずの睡眠で肩こりや首のこりに悩まされるのは、もしかしたら枕が合っていない可能性があります。

枕は高すぎても低すぎても肩や首などに負担がかかってしまって、朝の肩こりなどにつながっています。

快適に眠れて肩こり防止にも役立つ枕とは一体どんなものなのでしょうか。



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枕が高すぎて肩こりに

全般的に日本人は枕の高さが比較的高いものを好んで使っています。

高すぎる枕というのは首や肩の筋肉が緊張してしまって、首が自然なカーブを描けなくなります。

そのため、首や肩に負荷がかかり筋肉の緊張によって、肩こりや首のこりが起きてしまいます。

また、高すぎる枕は首にしわを作ってしまったり、気道が圧迫されて呼吸しにくくなりますから、いびきをかく原因にもなります。

血行が悪くなってしまいますから首のこりや肩こりだけでなく、頭痛などの体の不調も抱えてしまいます。

寝返りも打ちにくく寝ているうちに寝苦しくなりますから、朝起きるといつも枕が頭の下にない方は枕が高い可能性があります。



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枕が低すぎる場合の体の不調

低い枕も体の不調を招いてしまいます。

高い枕と同様に首が自然なカーブを描くことができなくなり、肩や首の緊張が起こって肩こりや首のこりを起こしてしまいます。

また、低い枕は頭が心臓の位置より低くなってしまいます。

すると、血液が体よりも頭に流れやすくなりますから、どうしても睡眠が浅くなってしまって起きたら頭痛がしたり、疲れが取れないなど体に不調が現れやすくなります。

首の下に手を入れているようなら枕が低い証拠なので、もう少し高さのある枕を使いましょう。

枕の硬さにも要注意

枕は高さだけでなく硬さにも注意しなくてはなりません。

柔らかすぎる枕は頭が徐々に枕に沈みこんでいってしまって、頭がしっかりと支えられていない状態です。

通常だと頭で体を支えるべき力が首や肩に負荷をかけてしまって、筋肉のこりが起こり首のこりや肩こりにつながります。

また、寝返りを打った時にも頭が沈み込んでしまいますから、体のバランスが崩れやすく腰痛も起こしやすくなります。

硬すぎる枕は頭や首、肩などの支えている部分の力を吸収してくれませんから、通常以上の負荷が加わることになります。

首と枕の間に隙間が出来てしまって筋肉が緊張を強いられてしまいますから、肩こりなどが起こりやすい状態となります。

また、枕が硬いと寝返りが打ちにくく、長時間同じ姿勢でいることになりますから、体中の筋肉が疲れやすくなります。

そのため、柔らかすぎず硬すぎず、適度な硬さのある枕が理想的です。

立っている時の正しい姿勢が保てる枕

寝ている時に肩こりなどを起こさないようにするためにも、枕は高すぎず低すぎないちょうど良い高さのものがおすすめです。

正しい姿勢で立っている時と同じような状態を、寝ている時にも保てるような枕の高さが理想的です。

だいたいのジャストな枕の高さの平均は男性だと4cm、女性は3cmとなっています。

自分にぴったりな枕の高さを知りたい場合には、床に付いている頭から肩までの間で、一番離れた部分の高さを図ると良いでしょう。

自分は寝転がった状態なので、誰か家族や友達に測ってもらうのがおすすめです。

セルフチェックするなら、仰向けに寝た時にのどが苦しくないかあごが反っていないかなどをチェックしてみましょう。

また、横向きに寝てみて見える位置に鏡を置き、首やあごがまっすぐになる高さが自分にぴったりな枕の高さです。

胸の中心から顔を結んだラインがまっすぐになっていれば、枕の高さが合っていることになります。

実際に寝具店などに行ってみて、このコツを使って自分の高さに合った枕を探してみましょう。

適度な硬さのある素材

柔らかすぎず硬すぎない枕の素材としておすすめなのは、昔ながらのそばからや人気の高反発ウレタン、パイプなどが良いでしょう。

これらの素材は硬すぎないですし、頭が沈み込んでしまうのをしっかりと防いでくれます。

枕を買いに行って硬さを確かめる時には、実際に寝転んでみて寝返りを打ってみましょう。

スムーズに寝返りが打てる枕なら適度な硬さがあり、自分に合った枕です。

寝返りを充分打てる幅広い枕

ジャストサイズの枕の高さが解ったら、次は幅です。

人は寝ている間に20回から30回ほど寝返りを打っていて、枕の幅が狭すぎると自分では気付かなくても、頭を枕に乗せようと動いてしまっています。

寝返りを打つたびに脳は眠りから呼び覚まされて睡眠が浅くなってしまって、それが肩こりや疲れが取れない原因にもなります。

そのため、なるべく幅が広く寝返りが快適に打てる枕が理想的で、目安としては自分の頭3個分の幅は最低でも必要です。

迷ったら低めの枕を選ぼう

実際にお店などで枕を選ぶ時、寝転がってみても今ひとつしっくりくる枕が解らないとか、そもそもお店で枕をお試しできない場合もあります。

枕選びに迷ってしまったなら、やや低めの枕にしておきましょう。

高い枕を低くするのは至難の業ですが、低い枕を高くする技はいくつかあります。

バスタオルを首の下に入れたり、枕の下に入れて高さを上げたりなど、高さの調節は自分でできます。

バスタオルを枕カバー代わりにして1、2枚巻いてしまうなどの方法もあります。

高いよりは低い方が活用できますから、迷っているなら低めの枕がおすすめです。

枕は常に清潔に

枕は日にちが経つに連れてどんどん汚れもたまっていきます。

清潔で衛生的な枕ほど睡眠がしっかりと取れますし、深い眠りこそが肩こり解消に一番効果があります。

そのため、定期的に枕のメンテナンスをするようにしましょう。

枕カバーはこまめに取り替えて、丸洗いできる枕はしっかりと洗濯するようにしましょう。

寝ている間に毎日コップ1杯分の汗をかいていますし、汗や皮脂などが枕に染みてしまいます。

洗濯できない枕はこまめに天日干しするようにするなど、衛生的に保つのも大切です。

バスタオルで理想の枕を手作り

今ある枕は高さが合っていないと感じていても、お金をかけたくない場合にはバスタオルが活用できます。

バスタオルを縦に半分に折り、それを今度は横に半分に折って、端からクルクルときつめに丸めていきます。

この時に自分の高さに合うように調節しながら丸めるようにしましょう。

理想的な高さは立っている時と同じように顎が床に対して水平になる高さです。

後はバスタオルがほどけないように固定してあげて、簡易バスタオル枕の出来上がりです。

これを頭の下にするのではなく、首の隙間ができている部分に入れて枕にして寝ます。

少し頭が浮くくらいがちょうど良く、首の下をしっかりと支えてくれますから筋肉の緊張なども起こらず、肩こりや首のこりを予防してくれます。

枕が合わないことからくる目の疲れや頭痛なども改善されて、疲れが取れやすくなります。

また、バスタオルは簡単に洗濯できますから、枕を衛生的に保つことができます。

最初は頭が少し浮いて慣れないかもしれませんが、続けていくうちに体の不調が徐々に改善されてきます。

まとめ

どんなにしっかり睡眠を取っていても、枕が合っていないと肩こりなどを起こしてしまいます。

手軽な方法で自分に合った枕を見つけられますから、朝起きたら肩がこっているとか疲れが取れないという方は、この機会に枕を見直してみてはいかがでしょうか。

ポイントを押さえた枕選びをして、自分にぴったりの枕を探しましょう。

また、簡易バスタオル枕も活用できますからぜひ使ってみてください。






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