枕選びの時にはアレルギー対策もお忘れなく!どこにでもアレルギーは潜んでいます

まくら

枕でアレルギーと言えば、そば殻の枕かと反射的に思う人は多いはずです。

勿論そばアレルギーというのは見逃せません。

しかしそれ以外でも、枕を始めとする寝具には、アレルギーの問題が潜んでいます。

特に頭を乗せる、顔に非常に近い位置にあるのが枕です。

これはできるだけ、アレルギーの問題も視野にいれて選んでおきたいものですね。



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枕でアレルギーと言えばこれ

枕でアレルギーを起こしてね、と言われると連想するのが、そばアレルギーです。

食べ物でのアレルギーというのは、認知されてまだそれほど時間が立っていないのですが、何しろ身体の内部に取り入れるものです。

アレルギー物質を含んでいる場合、非常に危険ですね。

その食べ物の1つが、そばです。

このそば殻を素材として利用している枕も、そば自体を食品アレルギーとして持っている人には、残念ながらおすすめできません。

日本古来の素材を使用したそば殻枕ですが、このアレルギーが発見されてから遠ざけたという人もいるでしょう。

通気性もよく感触もいいので、今でもファンは多いですがそれでもアレルギーには勝てないのが悲しいところです。

そば殻の枕を使用していて、どうも眠りが浅い、朝疲れが残っているなどという症状が長い人の場合、そばアレルギーを疑ってみるのも手です。

気が付かない軽度のアレルギーの人、意外と多いのです。



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他の枕の素材でもアレルギーを起こすことはある

この、素材自体でアレルギーを起こしてしまうというのは、何もそば殻だけではありません。

そば殻の場合、食べ物に直結したアレルギーなので、その点で目立っているのです。

他の枕の素材、羽根枕にしてもウレタンにしてもパイプにしても、アレルギーのもとになることはあります。

羽根枕の場合、鳥の羽を使用していますから、そちらにアレルギーのある人には使用ができません。

寝ているときに咳き込んだりと言った症状も出ます。

また人工の素材、ウレタンやパイプにしてもアレルギーを発症する人はいます。

そういった人工素材の原料から来るアレルギーですね。

そば殻ほど目立ちませんが、そういった関係でもアレルギーは出てきます。

眠りの質が良くないと思った時、枕を代表とする寝具の素材に関しても、見直して見る必要がありますね。

素材自体のアレルギーではない場合も

素材自体がアレルギーの原因だということもありますが、そうではなく取り扱いの問題でアレルギーを発症してしまうこともあります。

その代表が、ダニです。

しかもこのダニの発症の条件が、温度が25度から30度、湿度が60%から85%と、寝ている時の状況にあまりにピッタリと当たるというのも、悲しいことですね。

しかもダニの餌になる、アカや髪の毛なども特に枕には常時支給されてしまっています。

素材自体にアレルギーがなくても、このダニが他のアレルギーを引き起こすことがあるのですから、この点には注意しなくてはなりません。

何と言っても、顔に近い場所に置く枕です、呼吸器系のアレルギーには、充分に注意が必要です、子供だけでなく大人も、朝起きた時に咳が出るなどの症状があったら、ダニについての処置を考えることをおすすめします。

ダニを駆除もしくは少しでも減らすためには

アレルギーの元になるダニ、これを少しでも減らしていくことがアレルギーの軽減、ひいては安眠のもとになります。

まずは素材に気をつけて

ここでも最初に考えなくてはいけないのは、枕の素材です。

ダニの発生しやすい条件を作りやすい枕の素材は、避けたほうが賢明です。

そば殻の枕は洗えないという欠点があり、結果虫が湧きやすくなっています。

通気性は良いのですが、よく干しておかないと湿気がこもって虫が湧きやすくなるのですね。

また羽根枕も同じことで、こちらも洗えないという欠点があります。

素材自体が動物性のものですので、その点でも虫が湧きやすいのです。

欧米の場合空気自体が乾燥している国が多いので、あまりこの羽根枕は問題になりません。

日本は湿度の高い国ですので、ある意味羽根枕は気候に合わないと言っていいかもしれませんね。

その欧米でも、毎日枕は叩く乾かすものとされています。

またウレタン素材は同じく洗えない上に、特に低反発ウレタンの場合、熱がこもりやすくなっています。

ここでもダニが湧きやすい条件を、満たしてしまうのです。

アレルギーが心配な場合、これらの素材についても一考したいものです。

洗える素材ならダニの心配も軽減

例えばパイプ素材などの場合、洗濯が可能です。

ということは、湧いてしまったダニも洗濯で退治できるということです。

こういった洗濯可能な素材の枕を使用することで、ダニの心配を軽くすることが出来ます。

通常は洗えない素材でも、ものによっては洗濯可能になっていることもあります。

洗濯表示をよく確認して、洗える素材を選ぶようにして下さい。

洗って乾かす、原始的なようですがこれが最もダニを回避する手段なのです。

この時に、使用している枕カバーやタオルなども一緒に洗って乾かせば、更に清潔に安心して使用ができます。

洗うのが面倒という人も、全部一緒に洗ってしまえば手がかかりませんのでおすすめです。

洗えない素材の場合はどうするか

愛用の寝具、枕がどうしても洗えない場合は、最も簡単な方法では乾かすことです。

ダニの発生条件の1つが、湿度です。

まず湿度を、使用していない時間に下げておきましょう。

そして次に、布団掃除用の掃除機で、ダニの死骸を吸い取ります。

これをしっかりとすることで、かなりのダニの被害が軽減できます。

また枕カバーをこまめに取り替えるなどして、頭から出たフケや埃や髪の毛など、ダニの餌になるようなものは減らして下さい。

枕内部まで汚れが浸透しないように、枕カバー以外にも1枚タオルなどを使うのもおすすめです。

ただこうした場合、タオルにかなりの汚れが付きますので、毎日変えていくことが必要になります。

枕カバーも出来るだけこまめに洗って下さい。

手間はかかりますが、お気に入りの枕は手放したくない、洗える枕の素材はどうも肌に合わないなどの人は、こういった手入れをしっかりとしていくのがおすすめです。

アレルギーを起こしたくないもしくは発症してしまったら

枕については好みというものが、かなりあることも事実です。

枕が変わると眠れない、という言葉もあります。

実際、お気に入りの枕でないとどうも入眠できないという人。

筆者の周りにも多いですね。

しかしそのお気に入りの枕も、例えそれが洗える枕であったとしても、あまりの長期に渡っての使用は、あまりおすすめできません。

頭という重い荷物を毎晩乗せる枕です。

まずはその重さで、どうしてもへたっていきます。

これは素材が何であろうと、仕方のないことです。

また洗える枕ならまだしも、洗えない枕の場合汚れはだんだんと溜まっていきます。

いくら干したりしても、これはどうにもなりません。

特に洗えない素材の枕の場合、アレルギーを心配するなら、買い替え時期も見計らっておいて下さい。

ダニだけでなく、カビまで生えてしまうと取り返しが付きません。

発症したくない人、すでに悩まされている人の買い替えには、洗える枕がおすすめです。

まとめ

枕アレルギーと言っても、素材でのアレルギーだけではありません。

素材のアレルギーの場合、その素材の枕は使用しないことで難を逃れられます。

しかし枕から発生するダニなどが原因によるアレルギーは、手入れのいかんによって左右されます。

勿論手入れの出来る素材の枕を購入するのが、最も早道です。

枕購入時に、寝心地だけでなくその後のお手入れも考慮に入れていって下さい。






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