椅子に座った時とかの腰痛って座り方が悪いからと聞いたけど、いい座り方をチェックできる方法は?

椅子

椅子に長く座って仕事をしていた最中や、その後立ち上がった時に腰痛を感じたことは誰にでもあるものです。

また家でのんびり、椅子に座って読書をしたりテレビを観ていた後に、同じく立ち上がった時に腰痛を感じることもあるでしょう。

これは一体どういうことなのでしょうか。

椅子に責任があるのでしょうか。

それとも座っている本人に原因があるのでしょうか。



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椅子に問題がある場合も勿論あります

椅子の座面の高さが合わなかったり、柔らかずぎたり硬すぎたりした場合、つまりは座っている当人の身体に合わないと言う事から、腰痛になることがあります。

個人差もあるので、例えば会社や学校の全員が同じタイプの椅子を使用している場合など、人によって腰痛の元にもなり、人によってはどうと言うことも無く座っていられると言う事もあります。

こういった場合は、完全に椅子の方に責任があるわけで、椅子を身体になったものにしなければ中々腰痛の改善は見込めないと言う事になります。

そして均一化された椅子の場合、身体に合わなければクッションや座布団など使用して、出来るだけ身体に負担の無いように調整するしかありません。

せめて座り方などにも気をつけて、腰痛の緩和を目指すしかないと言う事です。



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当人の座り方に問題がある場合

実はこちらの方が、椅子に座っている時やその後立った時に腰痛を引き起こす原因としては多いと言えます。

腰に負担をかけると言う事に関しては、立っている時よりも椅子に座っている時の方が、より負担をかけることになります。

立っている時には脚が頑張ってくれていますし、立ち続けようとする意志が筋肉の緊張を呼んでくれますので、筋肉の力でのカバーも見込めます。

しかし座っている時には、体重は臀部にかかります。

つまりは、骨盤に体重がかかると言う事になります。

この時に背筋や腹筋の力が抜けていると、体重はもろに骨盤やその上の腰椎にかかってしまいます。

特に背中を丸めて、所謂猫背の姿勢で長時間座っていた場合、骨盤の位置もずれてしまい負担がもろにかかってしまうのです。

また本来ならS字の状態になっているはずの、腰椎から背骨にかけたラインも逆カーブになって、腰椎にも負担が大きくかかります。

骨盤が垂直の状態で座っていられれば、腰への負担も軽減できるのですが、これが崩れてしまうと座っているからこそ逆に、負担が増えてしまうのですね。

そしてまたこういう姿勢が当たり前になると、腹筋や背筋の働きはますます鈍くなってしまい、結果悪循環を引き起こしてしまうのです。

これでは、椅子に座っての腰痛を発症しても当然と言えることになります。

姿勢が崩れていると言うのはどうやって知れば

しかしここで、骨盤が垂直では無いとか背中が伸びていないとか、仕事中や学校での授業の最中にチェックなんかできない、と言われる人もいるでしょう。

実際、仕事や学業に夢中になれば、段々と机やパソコンのキーボードに覆いかぶさって、背中は丸くなってしまいます。

背中が丸くなると言う事は、とりもなおさず骨盤も丸くなると言うか受け腰になってしまうと言う事です。

体重はもろに、腰椎と骨盤に集中します。

一方丸くなった背中は、腹筋と背筋の助けが得られないので、これまた背骨の間にある軟骨に重さがかかります。

気がついた時には、背中も腰もバリバリに固まっていて当然ですね。

とは言えアスリートやダンサーのように、普段から自分の身体に対して神経質とも言えるチェックをしている人たちはともかく、それ以外の人では無意識に姿勢のコントロールやチェックをすると言う事は、かなり難しいものがあります。

それほどしっかりとしたチェック無しで、今の椅子に座った姿勢が崩れていないかを知る方法は無いでしょうか。

その一点を抑えておけば、最低限でも椅子に座った時の腰痛を予防したり原因が解ると言う、何かチェック出来る特徴やポイントと言うのは、無いものでしょうか。

実は一つ、これに気をつければ、と言う椅子に座った時の癖にヒントが隠されています。

脚を組んでいないかのチェックを

綺麗な女性が椅子に座って、長く細い脚を組んでいると言うのは、中々綺麗で素敵なものです。

また素敵な男性が、ゆったりと椅子に脚を組んで座っている姿と言うのも、泰然と言う感じで絵になると言えましょう。

しかしこの、座っている時に何時も脚を組んでいると言うのが、実は骨盤がずれていると言う証拠でもあるのです。

勿論リラックスしている時や、少し格好をつけたい時など、脚を組むと言う姿勢は見ていても素敵なものです。

が、仕事中や学校の授業の最中に、何時も脚を組んでいる人の場合は、注意が必要です。

これが腰痛の入り口にもなり、悪化の原因にもなりますので、脚を組んで座るのが習慣になっていないかをまずチェックしてみてください。

もし無意識に脚を組んでいたりしたら、出来るだけ可及速やかに中止することをおすすめします。

脚を組んで座っていることで骨盤に異常が起きる?

脚を組んで座っているだけで骨盤が傾ぐ何てことが、果たしてあるのかと疑問に思われた方も多いでしょう。

しかしこれ、本当に無意識に習慣的に行っている場合、骨盤の傾きからの腰痛を引き起こす原因にもなるのです。

脚を組むと言う動作は何を証明するか

椅子に座って脚を組んでいられると言うのは、実はその時点で骨盤は前倒しになっていると言う事です。

つまり、受け腰になっていて垂直から外れていると言う事です。

骨盤を垂直にしたままでは、実は脚を組むと言う動作は不可能なのです。

脚を組めると言う事はつまり、もうその時点で腰に負担がかかっていると言っていいでしょう。

脚を組み続けるとその後どうなるか

さて脚を組んでいる状態ですでに、骨盤は受け腰の形になっています。

それも勿論問題ですが、そこで脚を組むことによって今度は、骨盤が左右に傾きだします。

脚を組む習慣のある人は、ちょっと思い返してみてください。

組む時に、何時も同じ側の脚を上にしていませんか。

例を挙げると、右脚を上にして脚を組んでいる人の場合、滅多に左脚を上にして組むことは無いのです。

たまに逆の脚を上にして組んでも、すぐに元に戻してしまいます。

これが骨盤の、左右の歪みを呼ぶのですね。

右脚を上にして組んでばかりいれば、勿論骨盤の右側が上がってきます。

左右の骨盤の位置が、不均等になってしますわけです。

これがひどくなってくると、今度は腰椎から背骨、頸椎まで傾いできますので事前に治しておくことが大事ですね。

腰痛で済んでいるうちに、脚を組む習慣を止めておくのがおすすめです。

身体の歪みは腰痛だけでなく

下手をすると身体全体まで歪みが広がる、この脚を組むと言う座り方は本当に危険です。

この身体の歪みに対して、最初に身体の危険信号として発信されるのが、腰痛と言っても過言ではありません。

椅子に座っていて、もしくは立った後に腰痛を感じたら、軽く見ないようにして座り方チェックをしましょう。

脚を組んでいるかどうかなら誰にでもチェック出来る

この脚を組むと言う動作は、無意識にやっていることが多いですが、しかしチェックポイントとしては非常に簡単なので、ちょっと注意すればやっているかどうかがわかります。

中々治る癖ではありませんが、またやっちゃったよ、と思いながらもそこで脚をほどいて座りなおせば、そのまま座り続けるよりも危険は減ってくれます。

実際、座っている姿勢で腰痛を感じる人の多くが、この脚組が日常茶飯事の座っている時の姿勢になっています。

骨盤から身体まで歪ませないためにも、日常の生活内で少しだけ脚に注意して見まえんか。

電車内で、家で、仕事場で、学校でと、座った時の姿勢を直したりいい姿勢かどうかチェックが難しくても、この脚を組んでいるかどうかと言う一点なら誰にでもチェック可能です。

腰痛を感じたら、このチェックをしてみてはいかがでしょう。

まとめ

脚を組んで椅子に座っている人と言うのは、ちょっと見渡せば決して少なく無いはずです。

その内の多くの人が、腰痛を抱えているはずです。

もしも心当たりがあったら、今現在の座っている姿勢を振り返ってみてください。

脚を組んで座っていませんか。

腰痛の、また身体の歪みの原因を作る脚組です。

日常でのチェックも簡単に出来ますので、出来るだけ注意して組まないようにしていきましょう。






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