椅子に座っての仕事で腰痛が、単なる腰の痛みなのかそれとも実は?

椅子

デスクワークや車の運転、飛行機での移動など長時間の椅子に座る必要がある時、腰痛を感じる人は少なくありません。

何故なら座っている時には、体重が腰のあたりにまとまってかかってくるものだからです。

飛行機や列車などの、一時的に長時間座るだけでも辛いのに、職業ドライバーやデスクワーカーのように毎日のように座る必要がある人は、腰痛になって当然とも言えますね。



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椅子に座っているとそんなに腰に負担が来る

椅子に座っていれば楽だと感じるのが、普通のことです。

実際、休憩時間だと言われてば、椅子に座ってリラックスというのが当たり前ですね。

しかしこでも、長時間座り続け、ほぼ同じ姿勢で座り付けるとなると、話が違ってきます。

椅子に座っている場合、立っている時の1.4倍の負担が腰にかかると言われています。

これを長時間となれば、腰痛が起きて当然ですね。

短時間なら休憩の姿勢として嬉しい椅子に座るという行動ですが、長時間になった場合注意が必要だということです。

特に、仕事で座る姿勢が長い場合、その仕事の内容への集中の度合いで、身体全体の緊張も違ってきます。

緊張している時に固まってしまうのは、筋肉の常です。

それが腰痛を引き起きすことがあるのですが、逆に緊張しているので痛みを感じないで済んでしまい、仕事が終わってホッとして立ち上がる時に痛んだりもします。

椅子に座っての腰痛というのも、タイプがあるのです。



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椅子に座ると腰痛が椅子から立ち上がると腰痛が

主に椅子に座って腰痛を感じる場合、座っている最中に痛くなってくるのと、座っている時には感じなくても立ち上がると痛むというタイプがあります。

どちらも辛いのですが、これが両方となるとかなりの重症ですね。

椅子に座っていると腰が痛くなる

椅子に座って仕事などしていて、ある程度の時間が経つと腰が痛み出すということがあります。

これが椅子での腰痛の最も多いタイプですね。

長時間座っていることによって、腰への体重のかかり方が大きくなり、腰痛を引き起こしてしまいます。

また仕事に夢中になって姿勢が崩れてしまい、背骨のカーブが逆カーブ、いわゆる猫背になってしまって腰への負担を増すこともあります。

この場合、上半身だけでもストレッチをするとか、脚をこまめに動かすとか、用事を作って立ち上がるなどすると、痛みは予防できます。

また痛みだしたらすぐに立ち上がって伸びをするなどすれば、それなりに痛みも軽減できます。

まあそれも、短時間で痛みだすようなら他にも問題があるかもしれませんね。

座っている間はともかく立ち上がろうとすると痛みが

これはたちが悪い痛みです。

と言うより、腰への負担がかなり来ています。

これは良くいう、身体が固まった状態ですね。

特に腰の部分だけでなく、身体全体が固まる、筋肉も収縮している状態になっていることが多いのです。

こうした場合、急いで立ち上がると余計腰を傷めてしまうことがあります。

椅子の肘掛けやデスクの端を利用して、腕の力も借りで立ち上がるようにしましょう。

ひどく固まった状態でいきなり立ち上がったりすると、よく言うぎっくり腰になる可能性もあります。

こちらも同じく、時々椅子の上で身体を動かすことが必要です。

特に集中しなくてはいけない仕事などの場合、筋肉も収縮するほどに気持ちを集中させることがあります。

そんな場合に、この手の痛みが来ることがあるのです。

集中している際は痛みも感じませんが、気が緩むと痛みが来るということですね。

しかし立ち上がりに失敗すると、先に書いたようにぎっくり腰などに発展する場合もあるので、充分に注意が必要です。

特に、立ち上がろうとして中腰になった時に痛みを感じたら、そこから立ち上がりきるまで時間をかけて、手も使用して立つようにして下さい。

中腰はこれも、腰への負担が大きいのです。

椅子に座るのもきついような腰痛

椅子に長時間座ることによって腰痛が起きるのは、身体のメカニズム的に仕方のないことですね。

頻繁に身体を動かすなどして、予防に努めたいところです。

しかしそれとはまた別に、椅子と腰痛が密着して起きる場合があります。

椅子に座ろうとして痛む座れない

椅子に座ろうとして中腰になったら激痛、結果座れないということがあります。

こうなると、普通の腰痛ではなく病気の可能性が出てきます。

もともと座ろうとして中腰になった場合、どうしても腰の部分は丸くなって、お尻を突き出すように座ることになります。

姿勢としてはあまり良くない部類に入ります。

それだけでなく、腰への負担も大きな姿勢です。

ひどい場合は、身体を曲げずに骨盤を垂直にしたまま座ろうとしても、痛みを感じることもあります。

実際座ろうとしただけで、背骨や腰椎の周囲の筋肉はある程度緩みますし、そのせいで背骨の軟骨部分にも負担がかかります。

この、座ろうとしただけで痛むという場合は、医師の診断をしてもらうことをおすすめしたいです。

背骨やその軟骨のすり減りだけでなく、脊柱内部の神経にトラブルが起きている場合があるからです。

脊柱管狭窄症とか椎間板ヘルニアですね。

激痛で長期間は座っていられない

座ることは出来ても、せいぜい15分が限界、それ以上は痛くてどうにもならないということもあります。

これも短時間ですでに、腰への負担が飽和状態になっているということです。

すでに、背骨の軟骨がすり減って、炎症を起こしているので、短時間の負担にも耐えられないと言う場合もあります。

またヘルニアなどの病気で、短時間でも管の中の神経が擦り合って痛みを起こす、ということもあります。

この場合もやはり、病院で検査してもらうのがおすすめです。

早めに原因を探って、それなりの手当をするようにして下さい。

単なる腰痛で治まればそれに越したことはありませんが、病気となるとそれに応じた手当が必要です。

軽く見ずに、医師の判断を仰いで下さい。

椅子に座るという行動に関わる痛みは

殆どの場合、椅子に座って仕事していると腰痛がね、と言う場合は一過性のもので済みます。

仕事が終わってストレッチしたり運動したり、帰宅してよく寝れば次に日には治まっているものがほとんどです。

仕事なのでその日もまた、長時間の座り仕事ですがそれもまあ、また同じように解決できるだろうと予測してしまいます。

しかしこれが、座ろうとしただけで痛むし座れない、座っても短時間で痛みだすになった時には注意して下さい。

毎日の小さな積み重ねで悪化することもありますし、また脊柱のトラブルが起きていることもあるのです。

これを放置するのは、もっと危険です。

勿論痛みが酷くて我慢できずに自分から病院へというケースもあります。

しかしそこまで行かないうちに、何とか解決策を見つけたいものです。

かなり痛んでいても、また何か背骨関係の病気があったりしても、腰痛用のコルセットなどの処方で楽になることもあります。

また病院のリハビリ施設で、それなりの処置をしてもらえることもあります。

あまりにひどく腰痛が、頻繁に起きる場合は自己判断せずに、病院に行ってしまうのをおすすめしたいです。

腰痛はまた、他の病気も引き起こすことがないわけではありません。

また全身のバランスが、腰痛によって崩れてしまうこともあります。

単にデスクワークで起きた腰痛、と甘く見ずに、早めの手当するようにしてくださいね。

まとめ

仕事中の、椅子に座って長時間の時の腰痛、当たり前だと思っていませんか。

実際腰痛が起きるのはある意味、当たり前の姿勢なのです。

しかしそれが当たり前の痛みでなくなることも、無いではありません。

ちょっといくらなんでもこれはと思ったら、病院で検査してもらうのがおすすめです。

ひょっとしたら、運動不足と一括されてしまうかもしれませんが、それなら逆に安心できますね。

また、実はこれはこういった病気と言われれば、解決のめども就くというものです。

そのあたりの判断、しっかりとして腰痛とおさらばしたいものですね。






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