椅子に座ってリラックスしているのに腰痛!デスクワーク時だけでなく気をつけたいことは?

椅子

長時間椅子に座って仕事をしている人は、かなりの割合で腰痛に悩まされています。

座るという姿勢自体、腰に負担を掛けるものなので仕方ない、と諦めている人もいるでしょう。

また仕事から疲れて帰宅、家で楽な椅子とかソファに座ってくつろいでいたら、立ち上がる時に腰が痛むということもありますね。

楽に座っていたはずなのに何故、と疑問に思っても当然のことですね。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら




椅子に座れば腰痛が起きる

座り方にもよりますが、実際座るという姿勢自体腰痛の元になりやすい姿勢なのです。

立っていれば脚も大活躍して体重を支えてくれますが、座っていれば体重がかかるのは坐骨やお尻です。

ちょっと姿勢を崩すと、腰椎に体重がかかってきます。

これで腰痛が起きなかったら、逆に不思議だということです。

まして長時間座っていたら、立った時に腰が固まったような感覚が起きるのは当然です。

それだけ腰に負担を強いている、と言って過言ではありません。

加えてすでに腰痛持ちの人の場合、椅子に座るということ自体が、その腰痛に拍車をかけてしまう可能性もあります。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら




仕事で長時間のデスクワーク

最も椅子に座って腰痛を感じる、腰痛の元になるのがデスクワークです。

かなりの長時間に渡りますし、忙しい時はそれこそトイレ休憩がやっと、座りっぱなしでパソコンの打ち込みなどに負われてしまいます。

しかも、座り続けているうちにだんだんと、姿勢が崩れてきたりもします。

最初はしっかり背骨を伸ばして座っていても、やはり集中してくると、モニターを近くで覗き込んだりキーボードに覆いかぶさったり、何となく悪い姿勢になっていきます。

それに立っている時よりも上体だけで姿勢をキープしていますから、背筋や腹筋も疲れてきます。

ダラッとした姿勢になりやすいということですね。

腹筋背筋が休んで、しかも身体が曲がったまま座っていれば、これはもう腰痛への道一直線です。

仕事用の椅子の座り方はそれでも

とは言っても仕事中というのは、頭も使っていますし気持ち的には緊張状態です。

なので椅子の高さを調整したり、デスクの高さとの関係を改善したりすれば、姿勢を崩すことを最小限に抑えることも出来ます。

また腰痛用のクッションを使用して、腰痛を和らげたり姿勢矯正をしたりも出来ます。

いざとなればトイレ休憩にかこつけて、時々立ち上がったりすることも出来ます。

アラームをセットして、一定時間が来たら軽くストレッチなどをする習慣もつけられます。

仕事での椅子に座るという姿勢の場合、結構こういった腰痛回避の工夫ができるのです。

仕事で椅子に座っている場合ある程度の緊張があるので、ちょっと気をつければ意外と腰痛を回避、または和らげることが可能なのです。

家でリラックスしている場合の腰痛

さて仕事が終わって帰宅して、やれやれ疲れたと椅子にどっかりと座り込んだり、ソファに身体を投げ出したりすること、ありますよね。

これ本当に、天国ですね。

1日の仕事の疲れに、通勤の電車の中での疲れ、人に気遣いつつ過ごした1日が終わる瞬間です。

買ってきた飲み物を一気に喉に流し込みつつ、身体を椅子に投げ出すというのは、至福の時です。

しかし気をつけないとこれ、実は腰痛への入り口でもあるのです。

リラックスして椅子に座るということは、仕事での座り仕事に比べて、腰痛は起きやすくなるのです。

リラックスしているのに腰痛とは

身体を休めているのに腰痛と言うのは、ちょっと騙されているような感じもしますが、これは起きやすいことなのです。

身体が緊張から開放されているので

気持ちも身体も緊張から脱していると、勿論姿勢自体もだらけます。

筋肉も緩んできます。

当たり前のことですが、これが腰痛を引き起こしてくるのです。

だらけた姿勢というのは大体が、腰が受け腰になって背骨が丸くなる状態です。

腰椎や仙骨に体重が集中していることになります。

これは腰痛の元にならないはずがありません。

しかしリラックス、のんびりとしているとこの姿勢になるのは、仕方ないことではあるのです。

リラックス用の椅子は柔らかいものが

リラックスのために使用する椅子の場合、柔らかい素材のものが多いのは、まあ当たり前のことです。

特にソファなどは、その代表格ですね。

しかし柔らかく沈み込むような素材は、実際最も重さが集中する腰を、余計に沈み込ませてしまいます。

結果、身体は横から見ると極端なくの字型になってしまい、ますます腰の部分に体重がかかってしまうことになるのです。

これで腰痛にならなかったら不思議、ということですね。

結果今度は、座っていると逆に疲れてしまうということにもなりかねないのです。

座面の高さに問題が

椅子に座って仕事をする時、椅子の高さの調整は腰痛を起こさないためには必須です。

目安としては、膝と足首と脚の付け根の角度がそれぞれ、直角になっているのが一番望ましいことになります。

しかしリラックスのために用意された椅子の場合、座面が低いものが多いのです。

ソファでも肘掛椅子でもそうですが、座面が低く立ったり座ったりの時に腰に負担がきやすい高さなのです。

特に立つ時に、せーの、と言う感じで腰と足に力を入れて立つそんな感覚がきます。

背中も大きく前傾して立ち上がりますね。

これが腰に負担を強いてきます。

欧米の小説でリューマチ持ちの人が、低い椅子だとリューマチに響いて辛いので固くて高い椅子に腰掛けたい、と言うシーンがありました。

椅子の高さというのは、腰痛と非常に縁が深いのです。

くつろいで座っている時の腰痛回避には

のんびりとリラックスしたい、でも腰痛は勘弁という場合、どんな工夫が必要でしょうか。

ソファなどは素材も吟味

柔らかいソファに、疲れた身体を休めたいというのは、これは当然の欲求です。

しかし柔らかすぎるソファは、腰痛の元になってしまいます。

でもある程度の柔らかさは欲しいものです。

なのでここは、体圧分散の機能のある素材のものを選ぶのがおすすめです。

完全にとはいいませんが、これでかなり腰痛の緩和や、座っていて感じる疲労を軽減することが出来ます。

座面の高さにも気をつけて

肘掛け椅子やソファの場合、どうしても座面は低めになります。

クッションなど使用して、高さを調節していきましょう。

低い椅子から立ち上がる時の姿勢は、全身を横から煮るとZのような形になっています。

腰を突き出している感じですね。

特にすでに腰痛のある場合、この姿勢は危険です。

高さをできるだけ調整して、立ち上がりに負担のないように心がけてください。

またソファにしても肘掛椅子にしても、肘掛けを手で押すようにして体重を腰だけに掛けないように注意、立ち上がるのがおすすめです。

かなり負担が変わってきます。

長時間のリラックスは諦めて

椅子に身体を投げ出して、飲み物を飲みながらビデオを見たりテレビを見たり、ふと気がついたら数時間経過、などということはないですか。

これ完全に腰痛の元になる行為です。

気持は良くわかりますが、完全リラックスはせいぜい15分位にとどめ、何か用事を見つけて立ち上がるようにしましょう。

例えば風呂の用意でも、おつまみをキッチンから持ってくるのでも何でもいいのです。

ビールのつまみを座る前に持ってきたりせずにおくと、逆に立ち上がる理由になってくれます。

理由をつけて、座りっぱなし、リラックスしっぱなしにならないようにしてください。

まとめ

仕事で椅子に座り続けて腰痛というのなら、まだ諦めも付きます。

しかし家でくつろいでいて腰痛というのは、理不尽な気もしてきますね。

とは言えこれ、リラックスしている時のほうが腰痛は起きやすいのです。

疲れをとろうとして逆に疲れたり、腰が痛くなったのでは泣くしかありませんね。

泣く前に少しだけ注意して、本当のリラックスを手に入れてください。

家でも仕事中でも、腰痛とは縁切りしていきたいものです。






椅子