腰痛の原因になるかも!椅子に座る際の反り腰対策ってある?

椅子

椅子に座る際には、反り腰になってしまうという方もいるでしょう。

でも、たまに腰を反るのは、基本的には気持ちが良いことですし、腰にもよいです。

ただいつもそれでいると、次第に反り腰になってしまい、腰痛の原因となってしまうのです。

だから、椅子に座る際には、無意識のうちにそうならないように、反り腰の対策をするべきなんです。

ここではその方法についてみていきます。



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深く座るようにすること

椅子に座る際の反り腰対策には、いくつかのポイントがあります。

まず一つはごくごくシンプルですが、なるべく深く座るようにするということ。

あまり浅めに座っていると、それが背もたれを使用する際に、体を大きく倒さないとならなくなります。

そうして体を後ろに倒していこうとする際には、腰のあたりはやや反り気味になるのです。

少なくとも、前のめりの猫背のような形になることはそうそうありません。

一度やってみればわかると思いますが、そういう状態で背もたれに体をつけようとすると、すごく腹筋を使うのです。

基本的にそういう姿勢をとるときにはリラックスしたいときになるはずです。

それなのに、がっつり腹筋を使ってその姿勢をキープしようとしても、いまいちなんのためにそれをしているのかわからなくなります。

だからそうはなりません。

自然と反り腰気味になるのです。

反り腰気味になってしまっていたら、それが癖になってしまいます。

なので、そうならないように、なるべく深く座ることを心掛けるのです。

深く座ると反らしようがなくなる

しっかりと深く椅子に座るようにすれば、腰をそらそうとしても、背もたれが邪魔をするようになります。

だから、なかなか腰をそらすことができなくなるのです。

なので、やや前のめり気味になるか、適切な姿勢で座ることができるようになります。

大きく前のめりになるのは決して良いことではありませんが、しっかりと深く座っていれば、そこまで激しく前のめりになることはそうそうありません。

だから、その点も心配いらないのです。

反り腰による腰痛対策を意識するのであれば、椅子には基本的に深く座ることをおすすめします。



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おしりの下に何かを敷く

椅子に座る際の反り腰の対策としては、おしりの下に何かを敷くというのも効果的になります。

普通に椅子に座っていると、次第に座面がおしりの形に沈んでいきます。

体重をしっかりと椅子が支えてくれているのですから、やはりそれは避けることは難しいです。

でも、そうしておしりのところが深く沈んでいってしまうと、背もたれに背中を預ける際に、反り腰になりやすくなるのです。

だから、そうならないようにおしりを沈みから救出してあげないとなりません。

ではどうすればそれができるようでしょう?

それが、おしりの下に何かを敷くことなのです。

クッションでもタオルでも

下に敷くものは、実際何でもよいでしょう。

たとえばクッションでもよいですし、タオルでもよいのです。

とにかく何かをおしりの下に敷いて、おしりの位置を少しでも持ち上げることが大切になります。

そうしておしりを持ち上げていけば、それによりおしりの位置が上がり、背もたれと腰の間にスペースがなくなっていきます。

結果、腰をそれなくなるのです。

高すぎると作業がしづらくなることも

おしりの下に敷くものは基本的にはなんでもよいのですが、あまり高さがありすぎると、作業がしづらくなることがあります。

腰痛対策としてはそれでもあまり問題はないかもしれません。

高さが出れば、立っているときの姿勢に近くなり、腰のあたりに体重が集中することを避けることができるようになりますから。

やはり作業がしづらくなるのは問題に感じることが多いでしょう。

作業効率が落ちるわけですから。

作業効率が落ちてしまって、結局より長い時間パソコン作業をしないといけなくなり、そのせいで腰が痛くなることもあります。

いずれにしても、作業がしづらくなって得する人はまずいませんから、基本的にはあまり高すぎる位置におしりがきてしまうようになるものを下に敷くのはおすすめしません。

アームレストに頼りすぎない

椅子に座る際に反り腰になってしまう人の多くは、アームレストに無理に腕を置こうとしているということがあります。

確かにアームレストに腕を置いて作業をすれば、その分だけ肩こりにはなりづらくなるかもしれません。

必ずしもそうだというわけではありませんが、腕が宙ぶらりんの状態でキーボードを打っていると、肩に変に力が入ってきます。

そうなれば当然肩は疲れてしまいます。

アームレストを活用していけば、そうした無駄な力が入ることはなくなることもあります。

でもその代わりに、肘をそこに置くためにやや体が反ってしまうことがあるのです。

そうなれば、肩こりではなく、腰痛になります。

もちろん肩こりもつらいものではあります。

でも、腰痛とは違い肩こりはほぐすのもそこまで難しいことではありません。

それに対して腰痛は、なかなかほぐすことができないものです。

ストレッチで伸ばそうにも、なかなか伸びてくれないところになりますから。

なので、どちらかというと肩こりも腰痛を避けることに力を入れる方がおすすめです。

そのためには、アームレストには頼りすぎないほうが良いのです。

アームレスト自体はあるべき

では、アームレストなんていうものはないほうが良いのか。

頼りすぎるのが良くないといわれたら、そう思ってしまうこともあるでしょう。

しかしその答えは実は、ノーになります。

アームレスト自体は、あったほうが良いのです。

なぜなら、軽く腕を乗せるくらいであれば、体をそらさないで使うことができるからです。

そこにしっかりと乗せながら作業をしようとするとどうしても反り腰になってしまいますから、たとえば軽く触れるくらいにしておけば、そうなることはありません。

そしてそれくらいでも、十分肩こりへの予防となるのです。

だから、アームレスト自体はあったほうが良いです。

机との距離をやや取るようにする

机との距離が近いと、どうしても体重を机のほうに預けてしまうことが出てきます。

机を体重に預けると、それまで腰で支えていた重さをいったん逃がすことができるようになりますから、腰が楽になるように感じるのです。

だから、長時間パソコンを使用しているとしばらくそうしていたくなることも出てくるでしょう。

でも、それはまさに反り腰のような姿勢になります。

なのでそれも腰痛の原因となることなのです。

それは確かに一瞬であれば、問題はありません。

しかし知らないうちにその姿勢でいることが長くなってしまうものです。

だから、なるべくそういう姿勢にはならないような座り方をするべきなのです。

それが、机から少し離れて座るという座り方です。

離れていると体重を預けるのも一苦労

机が近くにあれば、何かの拍子に自然と体重を机にかけてしまうこともあります。

でも、机と椅子が離れていたら、無理やりやらないとそうなることはないのです。

もちろん離し過ぎても腰にはよくないですから、適度な距離感を見つけてみてください。

まとめ

反り腰は、特に女性に多いといわれています。

女性の場合は椅子への座り方以外にも、反り腰になる要素が多いですから、特に気を付けるべきなのです。

なのでもし女性で腰痛に悩んでいる方がいたら、反り腰対策の座り方から試してみるとよいでしょう。

人によってはそれだけでも腰痛が改善していくということもあるでしょうから。






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