膝痛の原因にもなる病気!関節リウマチの症状と治療法について

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膝痛の原因には、スポーツや生活習慣、病気など様々あります。

その中の病気には、関節リウマチという症状があります。

関節リウマチと聞いても、どのような症状か分からずハテナマークが頭に浮かぶ人もいることでしょう。

関節リウマチは膝に痛みを起こすこともある病気になります。

ここでは、膝などの関節に深く関係している病気である「関節リウマチ」について解説していきますので、膝痛の知識として覚えておきましょう。



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関節リウマチってどのような病気?

関節リウマチは免疫機能が深く関係しており、免疫機能が異常になることにより、関節軟骨の外側の滑膜細胞が増え、滑膜が炎症を起こしてしまう病気になります。

その炎症が続くことにより関節の軟骨や骨が壊れ、最悪関節が動かせなくなります。

それでは、どこの関節がその症状の影響を受けるのかというと、手や足の指が一番影響を受けやすく、手首や足首などの関節へ炎症が起こっていき、膝や股関節なども炎症を起こすようになります。

免疫機能は身体をウイルスや菌などから守る機能ですが、免疫機能に異常が起こり関節リウマチが発症する原因は未だに解明されていません。

つまり、どうして関節リウマチになるのかが分かっていないのです。

原因は分かっていませんが、関節リウマチは免疫機能の異常で、自分の関節を攻撃してしまうという仕組みは分かっています。

関節リウマチは男性よりも女性の方がなりやすく、女性患者は男性患者の約5倍といわれており、特に女性の30~60代に多い病気です。



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早く発見し早く治療を行うことが重要

免疫機能がおかしくなって攻撃してしまう部分は、関節を包んでいる関節包の近くにある滑膜になります。

滑膜の炎症が進むことで滑膜は増えていき、増えていく滑膜により関節の軟骨や骨まで侵されていきます。

そのようになると、軟骨や骨は壊れていき、症状がどんどん進むと軟骨は完全に壊れて固まってしまい、関節が全く動かなくなってしまうこともあります。

関節リウマチは命に関係していない病気と思われているところがありますが、治療をしないと次第に関節は破壊されていき、寿命が10年くらい短くなるといわれています。

関節リウマチが発症すると、始めの1~2年は症状が進むスピードが早く、その期間に骨や軟骨の破壊や変形が起こります。

関節リウマチになる原因が完全に解明されていないことは言いましたが、関節に炎症などがどのようにして起こるかなどのメカニズムは分かっているため、関節リウマチに効果のある治療法は存在しています。

そのため、7割くらいは関節リウマチの症状を完全に抑制することができ、発症する前と同じような生活を送れるようになっています。

したがって、関節リウマチをできるだけ早く発見し、できるだけ早く専門の医療機関で治療を受けることが重要になります。

関節リウマチと思われる症状

関節リウマチは膝痛以外にも、様々な関節を痛める可能性がある病気になります。

手足の指の腫れや倦怠感や疲労感など

関節リウマチは特に手足の指に症状が出やすく、朝目覚めた時に指が硬く感じて曲げにくかったり、握りくかったり、腫れてふくれている感じがしやすい病気になります。

このような手足の指のこわばりが5~10分程度でしたら他の病気を考えることができますが、こわばりが1時間以上継続すると関節リウマチの可能性は高いと言えます。

また、初期症状としては、倦怠感や疲労感を感じやすくなることもあり、食欲がなくなったり、体重が減ったり、貧血になる場合もあります。

このように風邪に似ている部分があるため、関節リウマチと気付きにくく、早期発見が難しいこともあります。

指の腫れは、第二関節(指の先から二番目の関節)と第三関節(指の先から三番目の関節)が腫れ、第一関節(指の先から一番目の関節)は腫れないことも特徴となります。

そのため、もし手の指の第一関節に腫れがある場合は関節リウマチではなく、「ヘバーデン結節」という病気になります。

その他の症状

三カ所以上関節が腫れていると、関節リウマチになっている可能性があります。

関節リウマチの初期は、手の指や手首の関節から症状が出るようになり、少しずつ他の関節に広がっていくことが多いのが特徴になります。

また、指や手首や膝など、左右対称に症状が出るのも特徴となっています。

つまり、左側の膝が腫れていたら、右側の膝も腫れるということになります。

関節リウマチになっていると、動かさず安静にしていても痛いと感じ、動かすとさらに痛みが強くなります。

これらの症状以外にも、膝に水が溜まることによって腫れあがったり、膝のお皿の外側に大きな豆くらいのしこりができたり、痛みの強弱が一定ではないことがあります。

以上、説明したような症状が見られる場合は関節リウマチを発症している可能性が高いので、速やかに専門の医療機関で診てもらうことをおすすめします。

関節リウマチの治療法

関節リウマチの治療法は、薬物療法・手術療法・リハビリテーションなどになりますが、主な治療法は薬を使用する薬物療法になります。

薬物療法

現在は、関節リウマチに有効な薬があるため、早く発見し、早く治療を受ければ症状が改善する確率は高くなります。

薬物療法で使用する薬は、抗リウマチ薬・ステロイド薬・消炎鎮痛薬・生物学的製剤などになります。

その中の抗リウマチ薬は、関節リウマチの元凶となっている免疫機能の異常を改善させ、症状が進むのを防止する効果が期待できる薬になり、関節リウマチの薬物療法の中心となっています。

消炎鎮痛剤は、症状の進行や関節が壊れるのを抑制することはできませんが、関節の痛みや腫れを緩和する効果が期待できる薬になります。

即効性のある薬なので、普段の生活を送りやすくなります。

ステロイドは、強力な抗炎症作用がある薬で、他の薬の効果がいまいちな場合に使うことが多く、抗リウマチ薬と同時に使われることの多い薬になります。

他の病気に注意しながら、副作用をできるだけ抑制して使えば、関節リウマチには有効な薬になります。

生物学的製剤は、ここ数年使われるようになった新しい薬で、免疫や炎症に関係しているサイトカインという物質に働く薬になります。

サイトカインは、細胞から分泌するタンパク質になり、情報を伝達する働きがあります。

そのサイトカインに作用することにより、関節リウマチの進行を抑制します。

手術療法

関節リウマチの治療法は主に薬物療法になりますが、薬物療法をしながらリハビリテーションを行っても症状が改善されない場合や、薬の効果がいまいちという場合、普段の生活を送ることが難しいといった場合は手術も視野に入れることになります。

関節リウマチの手術方法にはいくつかありますが、多い手術は、壊れた関節を人工の関節に置き換える「人工関節置換術」になります。

手術後にはリハビリテーションが必要になり、膝の人工関節はは20年くらいで、股関節の人工関節は15年くらいが寿命といわれています。

関節の痛みをなくし、普段通りの生活を送るということが目的の手術となっており、比較的若い人もこの手術を行うことが増えています。

人工関節置換術以外にも、炎症を起こしている滑膜を取り除く「滑膜切除術」がありますが、症状が進行し軟骨や骨の破壊が進んでいると、滑膜切除術をしても改善させることができません。

まとめ

以上のように、関節リウマチは様々な関節が壊れていく病気になり、膝痛の原因にもなります。

治療法にはリハビリテーションもあり、関節の働きが衰えないようにするために行います。

関節リウマチの原因は解明されていませんが、免疫の異常によって発症するため、なるべく規則正しい生活を送ることが関節リウマチの予防になるかもしれません。

そのため、睡眠をしっかりと取り、食生活を見直し、ストレスを溜めこまない生活を送るようにしましょう。






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