重曹を使った入浴剤ってどうやって作って使うの?注意することは?

入浴・入浴剤

ちのしお重曹

お風呂に入浴剤を入れますか、入れませんか。

そう聞かれた場合、どちらになるでしょうか。

入れたいけどなんか後で肌がピリピリする感じがして、と言うような人もいます。

身体を温めるのに有効な入浴剤ですが、やはり添加物などに反応してしまうこともあり、特に肌の敏感な人の場合気をつけなくてはいけません。

ならば市販の物でなく、添加物など入っていない品で、入浴剤に出来ないでしょうか。



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入浴剤の役目はどこから始まった?

入浴剤と言うのはその昔は、薬草などをお湯に入れて皮膚病などに対しての治療の一環としてなされていたこともあります。

またしょうぶ湯やゆず湯などの、季節の折々の習慣もまた、入浴剤の一つの在り方と言ってもいいでしょう。

そして温泉などの効能を自宅でも味わいたい人のために、湯の花なども用いられました。

どれも身体を温め湯冷めなどを減らし、また肌のトラブルを改善するために用いられたものです。

現在所謂入浴剤と呼ばれる商品は、昭和の初期に生まれました。

最初の頃は何と、洗顔料としても使用されたというこの入浴剤、勿論今の入浴剤の原点と言っていいでしょう。

この元々の入浴剤に現在では、酵素や炭酸ガスなども配合され、色々な効果を生んでくれています。

アロマの効果があるものも多く販売されて、バス用品売り場は花盛りです。

入浴後の冷えを防ぎ、肌を滑らかにしてくれた上に、その香りでリラックス効果も追加されているのが、今の入浴剤です。



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あれこれと配合成分が多いのは仕方のない事ですが

この入浴剤、効果の多さに比例して配合成分も多くなっています。

肌にいいはずの入浴剤が、どうも近頃合わないと言うようなことがあったら、配合されている成分のどれかが肌に合っていないと言う可能性があります。

また着色料や香料が問題になることもありますので、入浴後に違和感を覚えた場合はその辺り調べてみましょう。

リラックス出来るはずのバスタイムです。

出来れば安全にゆったりといい気分で過ごした後は、つるつるの肌に冷えを知らない身体になって欲しいと言うのは、共通の望みでは無いでしょうか。

逆効果にならないように、注意を払っていきたいものですね。

直接素肌に触れるお湯と入浴剤の成分ですので、しっかりと把握しておきましょう。

手近なもので添加物の無い入浴剤は出来る?

ではそういった、肌が少々敏感な方の場合、簡単に出来るしかも添加物や香料などの配合されていない入浴剤は、作れるのでしょうか。

非常に手近なもので、作ることが可能です。

作るどころか、投入するだけでいい身近な品が手元にあるはずです。

家にある重曹を入浴剤に

掃除や料理に欠かせない重曹です。

一家に1つは常備してある、本当に身近な品ですね。

これを入浴剤として使用してみましょう。

非常にシンプルなので、思いついたらすぐ出来ます。

お湯を張ったバスタブに、重曹を入れるだけです。

大体、大匙2杯程度で充分ですのでさして分量は必要ありません。

むしろ入れ過ぎると、アルカリ性が強くなりすぎて肌に問題が出ますので、この程度で充分です。

もし心配ならば、分量は加減して始めてみましょう。

初めは1杯程度にして、良さそうなら増やしていくのがおすすめです。

何しろ大事なお肌と身体のための事です。

普通の入浴剤が合わなくてこちらに、と言う方の場合は特に注意して始めてくださいね。

重曹を入浴剤にするとどんな効果が?

重曹はお掃除の時などにご存知のように、脂質を溶かしてくれる作用があります。

それのおかげで、皮膚の老廃物や毛穴に詰まった汚れなども落とすことが出来ます。

踵などの硬くなった角質も、新陳代謝の向上で柔らかくすることが可能です。

また体臭の元となる酸ですが、これも重曹のアルカリ性で中和できますので、体臭予防にもなります。

そして何より温熱効果が期待できますので、身体が芯から温まると言ういいことずくめです。

がしかし、重曹を入浴剤にした場合お風呂の後肌が乾燥しやすくなりますので、バスタブから出た後にはシャワーを浴びておきましょう。

その後の保湿も充分にしてあげてください。

ちなみに、脂分を落とす効果がある重曹は、お風呂を流した後は排水管も綺麗にしてくれます。

バスタブにつくはずの油も、ある程度溶かしてくれます。

お風呂のお湯は洗濯に使用すると言う場合も、重曹は洗濯物の匂い消しや油落としにも有効ですので、そのまま使用できます。

使用する重曹は掃除用それとも食用?

少し悩んでしまうところですね。

正直掃除用の方がお値段的には安いので、そちらに心惹かれてしまいますが、万全を期すなら食用がおすすめです。

勿論掃除用の重曹が口に入ってもそれほど大きなトラブルはありませんが、食用にしておく方が気持ち的にも安心でしょう。

また食用の重曹の方が粒子が細かいので、溶けるのにも時間がかかりません。

洗顔も重曹の入ったお湯でと考えている場合は、食用の物を用意するのがよろしいですね。

どちらにせよ、100均でもホームセンターでもスーパーでも手軽に手に入ります。

もし重曹風呂にしなかったとしても、他にいくらでも使用法はあるので無駄にもなりません。

重曹を使って炭酸風呂に入りたい

炭酸風呂と言うか、炭酸のシュワシュワが味わえる入浴剤と言うのは、気持ち良くて癖になるものです。

そして炭酸風呂には、保湿と言う大きな効果があります。

これを重曹の入浴剤でも、自然の材料で作ることが出来ます。

重曹とクエン酸に塩と言う組み合わせで、炭酸効果のある入浴剤が作れるのです。

大体の分量の目安として、重曹大匙2杯、クエン酸大匙2杯、塩小匙2から大匙1杯、これらをよく混ぜ合わせてバスタブに投入するだけです。

ビニール袋などに入れて、振ったりして混ぜ合わせるのがいいでしょう。

残念ながら、それほどシュワシュワにはなりませんが、効果としては充分に炭酸風呂の効果が得られます。

炭酸水は皮膚への浸透率が高いので、保湿効果が期待できますからひと手間かけて作ってみてはいかがでしょう。

かなり効果的な重曹の入浴剤だけど注意も必要

こういった多くの効果が期待出来る重曹ですが、気を付けておいた方がいいことも勿論あります。

先にも書きましたが、バスタブを出た後にシャワーを浴びて良く洗い流すこと、乾燥させないためには必須の事です。

炭酸風呂にした場合も、保湿効果はありますが塩を使っているのでこれも、後は良く洗い流しましょう。

塩がメインの成分の温泉の場合、保温効果が非常に期待出来るものの、入浴後のシャワーが必須なのと同じことです。

特に乾燥肌の方の場合は注意が必要です。

お風呂後の充分な保湿は勿論、場合によっては重曹の使用は諦めてください。

また添加物の無いこの入浴剤ですが、重曹自体が肌に合わないと言う事もあります。

パッチテストとまではいかなくても、指先などで試してみるといいでしょう。

最初は少量で様子を見ると言うのも、安心できるやり方です。

余分な脂質を落として美肌効果のある重曹ですが、保湿の面ではいささか心もとないと言うのをお心にとめてから、試していただくのがよろしいでしょう。

まとめ

家にある重曹で、自然派の入浴剤が出来る、しかも作ると言うより入れるだけと言うのは、面倒くさがり屋さんにも朗報では無いでしょうか。

余分な添加物も無く、香料も着色料も無しです。

最初はちょっと寂しく感じるかもしれませんが、慣れてくればシンプルさの虜になること請け合いです。

どうしても香りが欲しいと言う方の場合、別にアロマなど炊くと言う手もあります。

楽しいバスタイムをシンプルに、自然に過ごしてみませんか。






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