長引く腰痛の解決法は敷き布団にあった!?腰痛で寝起きが辛い人に知ってほしい4つの真実!

マットレス・敷き布団

朝起きたときに腰痛に悩まされている人は多いと思います。

寝る前に腰のストレッチをしたり、普段運動していたり、マッサージに通っている方でも起きたら腰が痛くなっていたという経験をしたことがあると思います。

様々な対処法を試しても腰痛に変化がない場合はあなたの普段の寝方を考えてみる必要があります。

特に敷布団の使い方一つで腰痛が劇的に楽になることもありますのでこの記事を参考にしてみてください。



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寝方が原因で腰痛になる人の特徴

朝起きたときに腰痛で悩む人には特有の癖があります。

どんな人が寝ているだけで腰痛になりやすいのでしょうか?

仰向けで寝るのが辛い反り腰タイプ

“反り腰”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

多くの日本人(特に女性に多い)がこの反り腰が原因で腰痛を感じています。

反り腰とは、腰の骨のカーブが通常の人よりもきつくなってしまった状態を言います。

反り腰タイプはお腹が出やすく、また強烈な猫背になりやすいと言われています。

なぜ反り腰だと腰痛になりやすいのか

一口に腰痛と言ってもそこには様々な原因がありますが、反り腰タイプの場合“腸腰筋”が主原因になっている場合が多いです。

この腸腰筋はお腹側に付いている腰の筋肉であり、この筋肉の緊張が強いことで腰のカーブがきつくなってしまいます。

腰椎の前弯がきつくなると当然腰にかかる負担は通常よりはるかに大きくなるため、腰痛に繋がりやすくなります。

また腰の過度なカーブを補うかのように背中も丸まりやすいので腰痛だけでなく、猫背からくる肩こりや背中こりに悩まされやすくなります。



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反り腰で寝ていると腰痛になるメカニズム

一般に反り腰タイプは寝ている姿勢にかなり気を配らないと、寝るという行為そのものが腰痛を生み出してしまう可能性があります。

寝ているだけで腰痛になってしまうとは恐ろしいことですね。

反り腰タイプの人が睡眠中に腰痛になってしまうメカニズムを説明します。

仰向けが1番危険な反り腰

あなたが反り腰の場合、仰向けで寝るのが一番辛いはずです。

仰向けで寝ていると布団やマットレスの柔らかさが腰にフィットし、ただでさえ強烈な腰椎のカーブをさらに助長させてしまうので腰が痛くなりやすくなります。

また寝ているときは体がリラックスしているので、全身の筋肉が緩み前弯がさらにきつくなりやすいのです。

仰向けで寝ていて腰痛を感じている人は無意識的に体に力を入れてこの前弯を防いでいますが、そのような緊張状態ではせっかく寝ていてもリラックスできるわけありませんね。

“仰向けで寝るのが一番体にとって歪みがない”と信じきっている人をたまに見かけます。

ですがあなたが反り腰タイプである場合、仰向けは腰痛をさらにひどくさせる可能性があるので是非避けるべきなのです。

ちなみにうつ伏せで寝ている人は多くないと思いますが、うつ伏せ状態も腰のカーブがきつくなりやすいので反り腰の方にとっては気をつけたいところです。

反り腰タイプにとってマットを選ぶ際の注意点

あなたが反り腰である場合、ベッドマット選びには注意しなければなりません。

せっかく高いお金を出して購入したマットレスが逆にあなたの腰痛を悪化させていたということにもなりかねないので、購入の前に自分にとってどのようなマットが良いのかを知っておく必要があります。

まず柔らかいマットは基本的に避けましょう。

先に述べた通り、柔らかいマットレスは腰の前弯にフィットすることでカーブをより強調させる可能性があります。

こうなってしまうと腰痛は悪化する一方なので少し硬めのマットレスを選ぶことをおすすめします。

近年では頭の位置や腰の位置の硬さが異なっているタイプのマットレスもあります。

そう言ったものは自分の体との相性が顕著に現れますので、店舗などで試し寝できる場合は是非利用してください。

その際少し恥ずかしいかもしれませんが、全身の力を抜き可能な限りリラックスしてください。

その状態で腰にかかる負担がどれほどのものかチェックしてみてください。

腰の部分が柔らかい場合は、長く寝ていると腰部に負担になりますので注意が必要です。

反り腰カンタンチェック方法

自分が寝ているだけで腰痛になる反り腰タイプかそうでないかを確かめる簡単なチェック方法があるので紹介したいと思います。

仰向けで腰の下に手を入れる

仰向けで寝ているときに腰の下に手のひらを入れてみます。

通常の腰の状態ですと手のひら一枚分入るくらいなのですが、反り腰タイプの人はそれ以上のスペースがあります。

また立って行うチェック方法もあります。

壁に背を向けて立ってみてください。

この時カカトもしっかり壁にピッタリとつけます。

この状態でお尻から背中、頭部まで全て壁につけてください。

この時に腰と壁の間に手のひらがどのくらい入るかをテストします。

仰向けと同様、手のひらが一枚分入るほどであれば通常ですがそれ以上の場合反り腰である可能性が高いです。

その他の反り腰の特徴

反り腰である場合、長時間立ち続けていると腰痛になりやすいです。

また買い物など、特に目的意識もなくぶらぶら歩くような行為も腰痛のトリガーになり得ます。

一見すると姿勢が良いように見えますが、お腹に力を入れないと腹が飛び出してしまうようなタイプは反り腰でしょう。

反り腰の場合仰向けで寝ることがかなり腰痛の引き金になりやすいです。

朝起きたときに腰痛が一番ひどいという方は反り腰の可能性を疑いましょう。

これらの特徴に当てはまる部分が多い場合、自分が反り腰タイプだと疑ってみてください。

反り腰の人向け敷布団の対処法

では反り腰タイプの人が腰痛にならないためにはどのような対処をすべきなのでしょうか?

おすすめの寝方や敷き布団の使い方をご紹介します。

横向きで寝る

さきほど反り腰タイプの人は仰向け・うつ伏せで寝ることが腰痛に繋がりやすいと述べましたが、では一体どの姿勢で寝たらよいのかと言いますと横向きが好ましいです。

横向きに寝れば腰を丸めて寝ることができるので、腰椎の過前弯を防ぐことができます。

この横向きで寝るという姿勢は実はギックリ腰の場合でも有効な対処法と言われており、腰に緊張が伝わりにくいポジションなので腰痛で悩む人は絶対に取るべき選択と言えるでしょう。

左右どちら向きに寝るかという問題がありますが基本的にはどちらでも構いません。

どちら向きになっても寝ている間に寝返りをうっているでしょうから深く考えなくて良いでしょう。

ただ敢えて向きに関して述べるとすれば、左肩を下にして寝ることをおすすめします。

これは胃の位置関係に理由があります。

左肩を下にすることで胃液の活動がスムーズになるので寝ている間により深く体を休めることができます。

仰向けで寝たい場合の敷き布団の使い方

それでも仰向けで寝たいという人もいるかと思います。

横向きに寝るのが慣れないので気づいたら仰向けになっているという人もいるのではないでしょうか?

そういった場合、敷き布団に少し工夫を凝らしてみましょう。

仰向けで寝ると腰の前弯がきつくなってしまうので、これに対処するために膝枕を使います。

膝の裏にクッションを置くことで腰の過前弯を防ぐことができます。

寝ている間にクッションを蹴飛ばしてしまうか不安という方は、敷布団の下にクッションを入れてしまいましょう。

ちょうど膝裏のあたりが山になるように敷布団の下にクッションを入れることで、脚が気持ち高い位置に保持されるので腰への負担が軽くなります。

敷布団の下に入れるものはクッションでなくても構いません。

とにかく脚を少しだけ高い位置に保つことで腰椎の過前弯を防ぐことができるのです。

まとめ

腰痛には様々なタイプがあり、そのメカニズムを知ることがとても大事になります。

あなたがもしどんな対処法を試しても朝起きたときの腰痛が改善されないと嘆いているのなら、自分の睡眠中の姿勢や緊張具合を省みてください。

こんな簡単なことで腰痛が楽になるということもありますので、是非今回紹介した寝る姿勢や敷き布団の対処法を試してみてください。