骨盤ベルトを求めた私の遍歴(口コミ・体験談)

腰痛用骨盤ベルト

骨盤ベルド

私は15歳のころ、横座りを続けたことから腰の調子が悪くなり、大人になるとぎっくり腰を起こしやすくなりました。

「骨盤ベルト」の存在を初めて知ったのは、今から20年前、外出先で観たTVのワイドショーからでした。

骨盤ベルトを初めて巻いた男性芸人さんが、「あ、全然違います。

ええ…あれなんですけど、ちょうど、男性のナニの上辺りに締めるといい感じです」と笑いながら言っていて、なぜか「ああ、それは効きそうだな」と思い試してみたくなりました。



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骨盤ベルトってこの世にあるの

とはいえ、そのころドラッグストアも近所になかったですし、どこに行けば手に入るのか分かりませんでしたので、心のどこかで「ナニの上あたりにベルトを巻くと腰が楽らしい、試したい」と思っていましたが、実際使う機会はありませんでした。

ある日、仕事でお客様のところにお話を聞きにいかねばならなかったのですが、腰が痛みだし、会議室で座っているのがつらくなりました。

トイレに立ったとき、思い立って、スーツについていた布のベルトをお尻の上辺りにギュッと締め直したら、出にくかった足がすっと出て、腰が動きやすくなった気がしました。

同行者には顔をしかめられましたが、これってもしかしていいんじゃない?

と思った瞬間でした。



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骨盤ベルトの代替品を捜す日々

布のベルトはよかったのですが、もうちょっと伸縮性とフィット性がほしいと思いました。

そのころ、職場で着物を着ることがあり、たまに5cm幅の布ベルトを使わせてもらえたので、1本余分にもらってそれを巻いていました。

男性は10cm幅のベルトだったので、同僚に頼んで持ってきてもらって、使ってみるとこれがとっても楽。

しかし、すぐに返却せねばならず、困っていたところ、ようやく外出先の大きなドラッグストアのお年寄り向きコーナーで、生ゴムの骨盤ベルトを見つけました。

生ゴムのベルトは快適だけど締まりすぎる

私は「ナニの上」あたりより、もっと下で、お尻を下から支えるように巻く方が具合がよかったので、そうしていました。

ガードルなどは着けていなかったのですが、職場の「セクハラ課長」から、「プリッとしたいい尻だな!」となでられ、当時の骨盤ベルトについていた、ツボを押さえる?

ボコボコした部品に触れたらしく、微妙な顔をされたことがあります。

毎日締めていたらゴムが伸びてきて、いささか頼りない感じになり、それを避けようときつく締めると下腹が苦しいので、そうなったら買い替えていました。

下腹とお尻を占めているのでおへそ付近がポッコリとして、お客様から「あら、おめでた?」と微笑まれることもありました。

そのころ結婚して、夫の祖母の介護に来ていたヘルパーさんが、「力仕事の時はこれよ!」と骨盤ベルトを巻いておられて、やはり効果を感じている人がいるんだ!

と嬉しくなりました。

ぎっくり腰になったらコルセット

骨盤ベルトを巻きつづけて7~8年、巻いていると腰回りがしっかりして動きが楽になるのですが、それ以上に筋肉や腰の状態が悪化していたらしく、何度もぎっくり腰を繰り返すようになり、とうとう椎間板ヘルニアの手術を受けることになりました。

整形外科の先生は、「骨盤ベルト?

何それ、効いてないじゃん?」と半笑いで、コルセットを処方されてしっかり締めるように言われました。

それからは、ぎっくり腰など、整形外科的に腰を傷めて固定せねばならないときは、コルセットを使用することにしています。

ぎっくり来そうで腰がフラフラするときには、腰にコルセット、骨盤にベルトを、ダブルで巻いてしのぎます。

妊婦になったらとこちゃんベルト

妊娠して困ったことは、腰が痛くなってもいつもの骨盤ベルトを巻けないことでした。

そんなとき、Webで知ったのが妊婦用の「トコちゃんベルト」でした。

ゴムの骨盤ベルトより細くて固く、ベルトの穴を通してガッチリと締めます。

安定感があるのですが、おなかが大きくなってくると、座った時に下から食い込んで、赤い筋がついてとても痛くなることがありました。

あと、産むまでに折り目がついて半分になってしまい、面ファスナーもバカになってしまったので、二人目の妊娠時には高価でしたが買いなおしました。

トイレのたびに何回も付け外しをすると傷みが早いので、綿の腹巻を巻いてからトコちゃんベルトを巻き、その上に下着を履くのがおすすめです。

2人目を産んだ産院では、産んだ直後に看護師さんから「骨盤ベルトとか持ってる?」と聞かれ、早いうちに締めると戻りがいいよ、と言われました。

体重も減りやすいと聞きましたが、残念ながら、とくに効果は感じませんでした。

一般的になった骨盤ベルト

いつの間にか、骨盤ベルトは一部でメジャーなアイテムになっていました。

最近はメッシュで少しの伸縮性とがっちりした安定感のあるものが主流のようです。

後ろ側が2枚に分かれて、骨盤と、お尻の下からと、両方から支えてくれるタイプを使っています。

のびてヘロヘロっとしてきたら新しいのを購入します。

今は生協のカタログにも掲載されているので、入手しやすくなりました。

問題は、腹巻越しとはいえ長年にわたり締め付けを続けてきたので、お尻周りの肌が黒ずんできたのと、しっかり締めようとして圧迫じんましんが出るようになったことです。

これはどうしようもないのかもしれません…。

まとめ

現在、家の中をウロウロするときは何もつけず、出先で立ったり座ったり動いたりする予定のあるときは骨盤ベルトを巻き、ぎっくり腰になりそうな、調子が悪いかな?

という時はコルセットと骨盤ベルトの両方を巻いています。

整骨院の先生から、「コルセットは巻き続けると腰を支える筋肉が弱くなるので、固定するときにだけ使う方がいい」「骨盤ベルトは、筋肉と関節を安定させるものなので、つけたまま歩くのがいい」と言われました。

私にとって骨盤ベルトはなくてはならないアイテムです。






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