ウォーキングや立っているのがつらい!そんな高齢者やリハビリ中の人でもラクに運動できるエアロバイクについて

エアロバイク

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高齢になってからでも普段からウォーキングで足腰を鍛えることで、転倒や寝たきりを防止する効果があるということは誰しもご存知のことと思います。

ところがひざや腰などに神経痛や関節痛を抱えている高齢者やリハビリ中の人にとっては、ちょっとした歩行時にも痛みが走り、ウォーキングだけでなく立っているだけでもつらいものです。

そこで今回は、ウォーキングや立っているのがつらい高齢者やリハビリ中の人でもラクに足腰が鍛えられ、健康増進に効果的なエアロバイクについて紹介していきたいと思います。



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介護施設などで使われるエアロバイクとは?

エアロバイクにはホイールに永久磁石を近づけたり離したりすることで、磁石の吸引力で負荷を得るマグネット式エアロバイクと、永久磁石の代わりに電磁磁石を利用して電圧を変えることで、磁石の強度を変えてその吸引力で負荷を得る電磁負荷式エアロバイクがあります。

ちなみにテンションベルトでホイールを押さえつけて、その摩擦により負荷を得るベルト式エアロバイクもありますが、今では静音性の高いマグネット式や電磁負荷式のものが主流になりつつあります。

マグネット式のものは家庭用のエアロバイクに多く、軽い負荷が特徴で高齢者やリハビリ中の人でも身体に負担をあまりかけることなく、有酸素運動を行うことができます。

一方、電磁負荷式のものはジムや業務用のものに多く、マグネット式に比べると強い負荷から弱い負荷まで幅広く調節することができますので、体力があまりない高齢者にも安心して使用してもらうことができ、介護施設で採用しているところも少なくありません。

ただ価格はかなり高額になりますので、家庭で運動したい人はマグネット式エアロバイクでいちばん弱い負荷で使用すればよいでしょう。



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エアロバイクにはどのような種類があるのか?

エアロバイクは大きく分けて3タイプあります。

体力や用途によって選択肢も変わってきますので、どのようなエアロバイクがあるのか知っておくと良いでしょう。

特に高齢者やリハビリ中の人の場合は、その人の体力や身体の状態に最適なものを選ぶ必要があります。

アップライトタイプ

アップライトタイプのエアロバイクは、見た目もこいでいる感覚も一般の自転車にいちばん近い形のものです。

使い方も普通の自転車を乗るようにサドルにまたがり、上半身を起こした状態で運動するように設定されています。

高さの調節も普通の自転車と同じように行うことができ、自分の好きな姿勢で運動できます。

ダイエット中のエクササイズや運動不足解消に適したエアロバイクですが、メーカーによっては負荷が弱いものもありますので、負荷の弱いものを選べば高齢者やリハビリ中の人でもひざや腰に負担がかからずラクに運動することができます。

スピンバイクタイプ

スピンバイクタイプもアップライトタイプと同じく、上半身を起こした姿勢で運動するエアロバイクです。

ただ重くて大きなフライホイールがついていますので、ハンドルとサドルで運動姿勢が前傾スタイルになるので、かなり負荷がかかり高齢者やリハビリ中の人だけでなく一般の人には無理です。

スピンバイクタイプはアスリートなどの経験者が使用するのに向いています。

リカンベントタイプ

リカンベントタイプのリカンベントとは「もたれかかる」という意味で、サドルの代わりに背もたれ式のシートがついているタイプのエアロバイクです。

アップライトタイプやスピンバイクタイプの場合はサドルにまたがり、上半身を起こした姿勢で足を上下させてペダルをこぐ運動を行うのに対し、リカンベントタイプは背もたれにもたれた姿勢で足を前方に向けて屈伸する形でペダルをこぐ運動を行います。

背もたれにもたれることで腰やひざに負担がかかりにくく、痛みを抱えている人でもラクに運動することができますので、高齢者やリハビリ中の人にぜひおすすめのエアロバイクです。

体力や症状によって変わるエアロバイクの選び方

エアロバイクは高齢者やリハビリ中の人の体力や症状に応じて、選び方も変わってきます。

いちばんひざや腰に負担がかからず、ラクに運動できるのはリカンベントタイプのエアロバイクです。

リカンベントエアロバイクはひざや腰に痛みや関節痛を抱えている人だけでなく、上半身に負担がかからないため心臓疾患の人でも安心して運動することができます。

リカンベントタイプの場合は足の位置が心臓の高さとあまり差がなく、血液の循環に良く心臓に負担がかからないため、心臓疾患のリハビリセンターでも多く使用されています。

運動施設やジムにも置いているところがありますので、このような施設で運動する高齢者には特におすすめです。

ただこのタイプの欠点は自宅で使用する場合スペースを取ってしまい、車体も重いため移動するのが難しいということです。

比較的体力があり自宅で運動することを望む高齢者の場合は、軽量で場所を取らないアップライトエアロバイクを使用して弱い負荷で運動すると良いでしょう。

リカンベントエアロバイクの効果的な使い方について

高齢者にもリハビリ中の人にも優しいリカンベントエアロバイクですが、アスリート用のものもあります。

そこで高齢者やリハビリ中の人でも身体に負担のかからないリカンベントエアロバイクの選び方と、使用方法について説明していきたいと思います。

ワットコントロールプログラムを選ぶ

リカンベントエアロバイクには、主に以下のプログラム機能がついています。

一つはワットコントロールプログラムというもので、常にペダルをこぐ速さが一定にすることができます。

このプログラムは同じ運動を軽い負担で行うことで心肺機能を強化することができるので、体力のない高齢者やリハビリ中の人、成人病患者の病状の改善にぜひおすすめです。

もう一つはハートレートプログラムでというもので、ペダルをこぐ速さや負荷に変化をつけることで年齢や体力、目的に応じた心拍数に達するようにし、持久力アップやダイエットを目的にしたプログラムです。

このプログラムは身体に負荷がかかりやすいので、アスリートの体力アップや集中的にダイエットを行いたい人に向いています。

乗り降りに恐怖を感じないウォークスルーがおすすめ

リカンベントエアロバイクにはいろいろなモデルがありますが、その中でも高齢者やリハビリ中の人にはウォークスルーのモデルがおすすめです。

ウォークスルーとはサドル部分と駆動部分の間が開いているモデルのことで、一般のモデルに比べると足を入れやすいというメリットがあります。

高齢者やリハビリ中の人の場合はサドルにまたがるのが普通の人と比べると難しく、また乗り降りに恐怖感を覚える人も少なくありません。

サドル部分と駆動部分の間を広くすることでサドルにもまたがりやすく、恐怖感もかなり軽減されます。

ちなみに介護施設やジムでは専門のスタッフがついているのでサポートしてもらえますが、自宅にリカンベントエアロバイクを置いている場合は、家族などが横についてサポートしてあげると安心です。

サドルスライドで調整できるもの

リカンベントエアロバイクはサドルスライドで、身長に応じたサドルの調整ができるものをおすすめします。

たいていのものにはサドルスライドがついていますが、欧米人向けに製造されたものも少なくなく、背の低い日本の高齢者の場合はサドルスライドで相当幅を狭めないと足が届かないということもあります。

さらにサドルスライドで調整しても適応身長に合わせられない場合もありますので、購入する場合はしっかりと確認しておく必要があります。

まとめ

初めてリカンベントエアロバイクで運動した人は、アップライトエアロバイクやスピンバイクのような運動後の疲労感をあまり感じないため、本当に効果があるのかと疑問に思う人も少なくないようです。

しかし高齢者やリハビリ中の人がゆっくりでもリカンベントエアロバイクで運動をすると、確実に心肺機能が強化され、足腰の筋肉が無理なく鍛えることができるのです。

ひざや腰が痛い人にとってはウォーキングだけでなく、自転車をこぐ行為も結構苦痛を感じやすいもの。

リカンベントエアロバイクで苦痛を感じずに運動することで、体力づくりやリハビリを楽しく行うことができます。







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