エアロバイクには様々なタイプがあり天候に関係なく室内で利用できる便利な運動器具
エアロバイクは、室内に置く自転車型の運動器具です。
負荷をかけることによって、フィットネスや健康増進に活用できます。
外に出かけることなく気軽に室内で効果的な運動をすることが可能であり、初心者向けから本格向けまで幅広い種類があるのも特徴です。
自分の目的や体力に応じた適切なエアロバイクを使用すれば、フィットネスや健康増進はもちろんのこと、本格的なトレーニングにも役立っていくでしょう。
エアロバイクのメリット
エアロバイクは、室内に置くだけで自転車と同じような運動が可能なことがメリットとして挙げられます。
自転車運動は、ジョギングやウォーキングなどと同じように、有酸素運動として効果的なものです。
一定時間を継続して運動し続けることによって、ダイエットや健康増進にメリットをもたらします。
しかし、室外での運動は環境によって気軽に行えないこともあります。
近くにジョギングコースやサイクリングコースがなかったり、交通量が多かったりする場所では、スムーズな運動がしにくい場合もあるでしょう。
また、雨の日や天候が不安定な日には、野外で長時間運動するわけにもいきません。
同じような運動を室内で行うことができれば、周辺環境や天候に関係なくいつでも好きな時間に行うことができます。
自宅に設置されていることで、運動に対するハードルも低くなり、思いついた瞬間に使用できる点でも効果的です。
エアロバイクの選び方
エアロバイクを活用したい人にも、それぞれで目的が異なる場合もあるでしょう。
ダイエットに利用したい人もいれば、健康増進に役立てたい人もいます。
日々のストレス解消につなげたい場合もあれば、本格的に体を鍛えることが目的の場合もあります。
各自の目的に応じて、最も適切に使用できるエアロバイクを選ぶことが大切です。
エアロバイクの種類は主なものとしては、「アップライトタイプ」「折りたたみタイプ」「スピンバイクタイプ」「リカンベントタイプ」があります。
アップライトタイプは楽に使用できる
通常の自転車のように使用できるのがアップライトタイプです。
このタイプは、一般的なシティサイクルの自転車に乗る時のように上半身を起こした状態で使用することができます。
初めてエアロバイクに取り組む人にも違和感がなく、初心者におすすめのタイプになっています。
価格帯もリーズナブルで、費用面でも購入しやすいのが特徴です。
強い負荷はないため、積極的に体を鍛え上げるというタイプではありません。
自転車でのちょっとしたサイクリングのように、フィットネスや日頃の運動不足を解消したい人に向いています。
エアロバイクを気軽に使いたい人にとって適したタイプと言えるでしょう。
折りたたみタイプは収納に便利
エアロバイクを室内に設置すると、部屋のスペースが狭くなって困るという人もいるでしょう。
そのような場合は、折りたたみ式のエアロバイクが便利です。
折りたたんで収納することができるため、普段は必要以上に場所をとることがありません。
自転車でも折りたたみ自転車がありますが、折りたたみ式のエアロバイクもコンパクトにすることができるメリットがあります。
自宅に設置スペースがあまりない人にとって使いやすいものです。
また、価格的にも手頃で、軽量なことから女性にも扱いやすいタイプです。
他のタイプに比べて強度に劣る面もありますが、普通に使用する分には問題ありません。
スピンバイクタイプは本格トレーニング向け
スピンバイクタイプは、本格的なトレーニングを行いたい人に向いているエアロバイクです。
無酸素運動として使用することが可能で、大きな負荷をかけた運動ができます。
前傾姿勢で使用するため、初心者には使いにくい面があります。
フィットネスや健康維持が目的であれば、他のタイプの方が向いています。
スピンバイクタイプは、体力に自信があって、積極的な全身運動で体を鍛えることが目的の人に適したタイプです。
リカンベントタイプは体力がない人でも楽に使用が可能
リカンベントタイプは、楽な姿勢で使うことのできるエアロバイクです。
女性や高齢者、体力にあまり自信のない人でも安心して使用することができます。
リハビリ用としての使用にも適しています。
リカンベントタイプは背もたれ付きになっているため、足を前にした状態でペダルを漕ぐことができます。
楽な姿勢で漕ぐことができるため、お尻や腰の負担が軽減し、ゆったりとした運動を続けられるのがメリットです。
但し、このタイプはサイズが大きく、設置スペースを確保する必要があります。
エアロバイクの負荷方式の種類
エアロバイクの負荷方式についても確認しておきましょう。
ペダルの踏み込み方式の主なものとして、「ベルト式エアロバイク」「マグネット式エアロバイク」「電磁式エアロバイク」「摩擦式エアロバイク」があります。
自分がどの程度の運動量をこなすかによって、選択する種類が違ってきます。
ベルト式エアロバイクは負荷が軽い
ベルト式エアロバイクは、シンプルな構造で負荷が軽い仕様になっています。
手軽な運動や軽い運動に適しています。
ハードな運動を行いたい人には向いていません。
購入価格も安い傾向があり、電気代もかかりません。
しかし、ベルトは消耗品で一定期間使用すれば買い替える必要が出てきます。
マグネット式エアロバイクは静音性が優秀
マグネット式エアロバイクは、磁石の力で負荷を作り出します。
軽めの運動に適した仕様です。
使用時の音が静かなのが特徴で、マンションで隣の部屋が近い場合などでも気にすることなく使用が可能です。
気軽に購入できるタイプですが、連続使用には時間的な制限もあります。
また電源が不要なタイプと必要なタイプがあるため、それも確認しておきましょう。
電磁式エアロバイク
電磁磁石で負荷を作り出す仕様になっているのが、電磁式エアロバイクです。
マグネット式よりも多くの負荷を得ることができます。
また、マグネット式よりも長い時間の連続使用が可能であり、負荷調整機能の幅も広く、静音性にも優れているのが特徴です。
使用の際には電源が必要で、家庭用のタイプは購入価格が高めです。
摩擦式エアロバイクは高負荷でハードトレーニング向き
摩擦式エアロバイクは、高い負荷をかけたトレーニングが可能で、しかも長時間の使用にも適しています。
本格的なトレーニングを行いたい人に向いているタイプです。
エアロバイクを継続して使用する方法
エアロバイクは、継続して使用することでフィットネス効果や健康効果が高まっていきます。
室内で運動を行うことができる便利なものですが、継続使用のためには心がけも必要になります。
毎日使用したいと思っても、時間的なこともあって難しい場合もあるでしょう。
その場合は、短い時間でも構わないので毎日使ってみるという気持ちが大切です。
本格的なトレーニングを考えている人ならともかく、初心者が長時間の使用を考えると苦痛になり長続きしないことがあります。
短い時間でいいという意識で気軽になり、取り組みやすくなるため、結果的に継続使用ができるようになる期待が持てます。
実際に運動し始めると楽しくなって、思いがけなく長時間エアロバイクを使用していたということもあるものです。
無理なく自分に合った形で取り組んでいくことが大切です。
まとめ
エアロバイクは「室内で運動ができる」というところに最大のメリットがあります。
しかも室内であるため、テレビを観ながらでも利用することが可能であり、楽しみ方を工夫して行うことでさらに使用頻度も高まっていくでしょう。
そして最も大切なのは目的意識です。
ダイエットであれ、運動不足解消であれ、あるいは本格的なトレーニングであれ、それぞれが自分に合った目的意識を持つことでエアロバイクを最大限に活用していくことができます。