エギングロッドでテトラからの穴釣りで狙う高級魚アコウ釣り

エギングロッド

オーナー(OWNER) 夜釣リテトラ穴釣リ仕掛 4 B-3099

堤防からは季節ごとに様々な魚を狙うことができますが、その中で最も高級なのはどんな魚でしょうか。

人によってイメージした魚は違うかもしれませんが、このアコウという魚は間違いなくその代表格と言っても過言ではない魚です。

そこで今回はアコウの穴釣りをエギングロッドを使って挑戦する方法について紹介したいと思います。



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希少種をゲット!最高級魚のアコウを身近な堤防からゲットする方法

皆さんは「アコウ」という魚を聞いたことがあるでしょうか。

標準和名はキジハタと呼ばれていて、日本海や関西方面などではかなり馴染み深い魚と言えるのではないでしょうか。

あまり聞きなれないアングラーも多いのではないかと思いますが、実はこの魚は超高級魚としても有名です。

なぜそれほど高級なのかと言えば単純に食べて美味しいからです。

自ずとスーパーなどではほとんど出回らずに、釣り人でないとその味を堪能することはなかなか難しい魚です。

しかし、このアコウと言う魚は船で沖合に出なければ釣れないのかと言えば決してそんなことはありません。

身近な波止周りにも生息しているので、気軽に狙うことができます。

そこで今回はそんなアコウを穴釣りでエギングロッドで狙う方法について紹介したいと思います。



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シーズン

アコウのシーズンは一般的に夏と言われています。

元々が群れで泳ぐ魚というわけではないので、数釣りができるような魚ではありませんが、夏の時期に限ってはまとまって釣れることもあります。

まさに狙い目と言って良いシーズンです。

夏頃から釣れ初めて大体10月頃まで釣れ続きます。

ただ、その年によっても若干変わってきますので、あらかじめ釣具店や釣り雑誌などを使って細かく情報収集をしておくことをおすすめします。

いかに鮮度が良い情報を手に入れることができるのかが釣果の分かれ目ともなります。

場所について

全国的に生息している魚ではありますが、この魚の特徴として挙げられるのがその個体数の少なさです。

同じ根魚であるカサゴやメバルに比較して圧倒的に数が少なく、全国の堤防どこでも釣れるというわけではありません。

つまり、事前にどのエリアが実績が高いのかを把握しておく必要があり、やみくもにポイント移動を繰り返して探り歩いても思ったように数を伸ばせないどころか、最悪の場合はボウズに終わってしまうこともあります。

しかし、根魚は青物のように昨年は大規模な群れで回遊したけれども今年は一切回遊してこなかったということは基本的に無いので、過去に釣れた実績ポイントであれば釣れる可能性は大いにあります。

なので、多少情報が古くても釣り場マップなどでその釣り場の対象魚を確認してみるのが一番確実な方法かもしれません。

穴釣りという文字のごとくテトラの穴を狙っていくのですが、どういった穴が一番釣れるのかと言うと仕掛けを落とした際にスッとスムーズに海底まで辿り着くような穴が、アコウが生息している可能性が高くなります。

逆に仕掛けを落としてすぐに糸の出が止まってしまうような穴では可能性が薄くなります。

釣れる穴をいかにして素早く見極められるかが釣果の多い少ないを決めてしまいます。

使用するロッドについて

穴釣りになるので2メートル前後のエギングロッドを使用して下さい。

あまりにも長いロッドの場合は狭いテトラ帯では扱いにくく、ヒットしても思うように主導権を握れない可能性が出てくるので注意して下さい。

また、テトラにぶつけてロッド自体が破損してしまう恐れもあります。

この際に注意したいのが、アコウはかなり引きが強いので、バット部分に力がある胴調子のロッドを選んで下さい。

穴の中を釣るのでテトラが複雑に入り組んでおり、パワーのないロッドではなかなか相手の走りを止めるのが難しくなります。

エギングロッド以外で言えばイカダ竿などでも釣りは成立します。

特にチヌ用のイカダ竿は非常にしなりが効いているので、40cm級のアコウが相手でも安心してやり取りできます。

使用リールについて

使用するリールは巻き取りパワーのある両軸リールを使用して下さい。

スピニングリールよりも仕掛けの落下もスムーズにできるので穴釣りにはもってこいです。

そして何よりも巻き取る際の力が全く違うので根に潜られるリスクを少しでも回避できる点が大きなメリットです。

使用するラインについて

道糸はPEラインとナイロンラインのどちらでも構いませんが、根ズレ対策のことを考えると伸びのあるナイロンラインがおすすめです。

PEラインは感度は非常に良いのですが、摩擦に異常に弱いので、テトラ帯での釣りにはそれほど向いていません。

ナイロンラインは確かに感度はPEラインに比べると落ちますが、穴釣りの場合はそれほど深い場所を狙わないのでそこまで気にする必要はありません。

仕掛けについて

道糸にサルカンを結んで、そこにハリス3号にチヌバリの4号を結んだ一本針仕掛けを接続します。

ハリスの長さは50cmほどにしておいて下さい。

また、このままだと仕掛けが思うように下まで沈んで行かないので、中通しオモリの3号前後を道糸に通して下さい。

ハリス3号であれば基本的に穴釣りでヒットする魚であれば単純な強度的には十分に釣り上げることができます。

下にオモリを付ける胴付き仕掛けでも釣れるのですが、どうしても根掛かりが多くなってしまうので、それほどおすすめはしません。

エサについて

エサはアコウの大好物でもあるシラサエビをメインに使用します。

シラサエビは釣具店で購入しますが、どこでも販売しているわけではないので事前に販売しているのかどうかを確認するようにして下さい。

生きたイカナゴなどがあればそれこそ最高のエサになりますが、一部の地域で春先にしか出回らない為、夏場に使用できないのが難点と言えます。

足元の装備について

この釣りは昼間とは言え足場の悪いテトラ帯での釣りとなるので、スニーカータイプの靴ではなくてしっかりとしたスパイクシューズなどを必ず着用して下さい。

コケなどが生えているとかなり滑りやすくなるので、十分に注意して下さい。

釣り方のコツ

この釣りはアコウ以外にカサゴやソイ、メバルやアイナメなど多魚種がヒットしてきますが、どの魚でも必ずヒットすればできるだけ早く底を切って下さい。

ここでもたもたしていると根に入られてしまいます。

一度根に入られるとそう簡単には出てこないので、仕掛けごと切るはめになります。

出てくるとしてもしばらく待たなければならないので時間のロスにも繋がります。

根魚の類はエサを丸飲みするものばかりなので、即アワセで問題ありません。

特にアコウは他の魚に比べてもかなり引きが強いので注意して下さい。

小物類について

この釣りは狭いスペースで探り歩く釣りとなるので、小型クーラーが必須です。

できるだけエサも小分けにして出せるように、エアポンプを使用して生かすのではなくてエサ箱におが屑を入れてもらって保管する方が良いです。

荷物が重くなるとどうしてもバランスを崩してしまう危険が増えるので、できる限り軽装を心がけて下さい。

まとめ

今回は高級魚のアコウをエギングロッドで釣る方法について紹介しましたがいかがだったでしょうか。

この釣りは全国の堤防どこでも楽しめるわけではありませんが、アコウが釣れる地域に住んでいるあるいはそのエリアが近くにあるという人は是非とも一度挑戦してみて下さい。

釣り味だけではなく食味も抜群に良いので家族にも喜ばれること間違いなしです。







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