エギングロッドで手軽に楽しむカマスのサビキ釣り

エギングロッド

ダイワ(Daiwa) ロッド リバティクラブ エギング 862M

カマスをルアーよりも確実に、そして数釣りたいというアングラーの方は、このサビキ釣りがおすすめです。

難しい仕掛けも一切必要なくて、群れさえそこに居れば簡単に子どもでも女性でも釣る事ができます。

道具も簡単なエギングロッドとルアーロッドさえあれば新しく揃える必要も一切無いので経済的にも優しい釣りと言えます。

今回はそんなカマスのサビキ釣りを紹介しようと思います。



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ルアーで狙っても良いけれど…ゲーム性云々よりもとにかく「数釣り」がしたいという方へ

毎年、夏場になると全国の沿岸部で比較的簡単に釣ることができる「カマス」ですが、ルアー釣りで狙うのかサビキ釣りで狙うのかという事に関しては個人によって考えが分かれる所です。

確かにルアー釣りの方が圧倒的にゲーム性が高くて攻略する楽しみがあるというのは恐らく誰しもが認める所だと思いますが、ゲーム性云々は置いておいて、とにかく大量により確実に数釣りをしたいというアングラーの方も中にはいるかもしれません。

そういった方におすすめなのがサビキ釣りです。

サビキ釣りと言っても、堤防からファミリーフィッシングでアジやイワシを狙うときのようにジャミを用意する必要は全くありません。

撒き餌無しでもカマスは十分に釣れるので、匂いなども気にしなくて済みます。

そんなカマスのサビキ釣りについて今回は簡単にではありますが書こうと思います。



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釣れる時期

どの地域で釣るのか、どの釣り場で釣るのかによっても差は出てきますが、6月頃から9月頃までがショアから気軽に狙えるシーズンと言えます。

6月頃はシーズン序盤なので、まだサイズが小さく、「エンピツカマス」と呼ばれるものが多いかもしれません。

しかし、7月8月と徐々に季節が真夏に近づくに釣れて次第にサイズも大きくなり、9月頃になると釣り場によっては40センチ級の大型も姿を見せるようになります。

ただ、年度にもよりますが数釣りをしたいのであれば7月から8月頃にかけてが最も期待できると言えます。

カマスは基本的には毎年決まった場所で決まった時期に釣れる「規則性」が高いターゲットなので、地元の釣具店や釣り雑誌などをしっかりと見て、実績場所と時期について正確に把握しておくことが重要となります。

マズメ中心の短期決戦

ルアーで狙う場合もサビキ釣りで狙う場合も、アタリが集中するのは朝と夕方のマズメ時となります。

昼間の時間帯はアタリも完全に止まってしまうか、非常に散発的なものになります。

釣れる時間に集中して釣ってしまうのがおすすめです。

余程大規模な群れが接岸しているのでなければ、どの釣り場においてもチャンスタイムはそれほど変わらないようです。

釣り場

単刀直入に言えば、できる限り潮通しの良い場所を探して下さい。

ハマチやカンパチも毎年コンスタントに回遊してくるような場所であれば、潮通しの良さとエサとなるベイトフィッシュの群れが居る事が推測できるので、カマスも回遊している可能性が高くなります。

周りの釣り人がサビキ釣りでアジやイワシを釣っているような場所であれば、竿を出してみる価値は十分にあると思います。

また、先述の通り例年多く釣れている実績場があれば、まずは狙ってみて下さい。

使用ロッドについて

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この釣りは、胴付きのサビキ仕掛けの下に10号前後のオモリを付けて軽く遠投する釣りになるので、エギングロッドを使用する際はロッドのオモリ負荷をしっかりと確認してから使って下さい。

ロッドのタイプや値段は特にこだわる必要はありません。

子ども向け用の1000円前後のコンパクトロッドでもこの釣りは成り立つくらいなので、普段アオリイカ用に使用しているものが何かあればそちらを流用しても構いませんし、1000円程度のエギングロッドを新しく購入してカマス釣りも含めて万能竿として使っても構いません。

使用するリールについて

1000番代の小型のスピニングリールで全く問題ありません。

サビキ釣りの場合は多少ロッドを上下させながら足元まで探ってくる釣りになるので、大きなリールだとタックル全体が重たくなって操作性が鈍くなりますし、長時間使用していると持ち重りがするのでおすすめしません。

軽量化を図ることを意識して下さい。

ラインについて

ルアー釣りのように細かいアクションは一切必要無いので、使用するのはPEラインでもナイロンラインでもどちらでも構いません。

だいたいの場合チョイ投げ程度で事足りるので、遠投性能を重視する必要もありません。

普段からPEラインを使用して慣れている人はそのまま使ったので良いと思いますが、PEラインの使用に慣れていない人は無理に使う必要はありません。

ライントラブルなどが起きると、短い時合いを逃すことになってしまいます。

サビキ仕掛けについて

カマスは歯が鋭いので、通常のアジやイワシ釣りに使用するサビキ仕掛けでは飲み込まれて切られてしまうことが多くなります。

なので、カマス釣りに使用するサビキは、カマス専用のサビキ仕掛けを使用して下さい。

カマス専用サビキ仕掛けは針に付いているフラッシャーが大きく、針もハリスもアジ用のものと比べるとかなり頑丈に作られています。

地域によって、よく釣れる仕掛けとそうでない仕掛けがどうしても存在するので、分からなければ釣り具店の人に聞いて下さい。

オモリは10号以下のものを使用したので構いません。

また、オモリの代わりにメタルジグを付けたものもありますので、そちらを使用しても問題ありません。

メタルジグに針が付いている場合は、それにカマスがアタックしてくる可能性もあるので、より一度に大量に釣れる可能性も高まりますが、海底が岩礁帯のエリアですと根掛かりする恐れが出てくるので、根掛かりの可能性がある釣り場ではジグから針を外して使うのをおすすめします。

釣り方について

釣り方は非常にシンプルです。

まずサビキ仕掛けをカマスが群れていると予想されるポイントに投げ込み、あとは竿を一定のリズムで煽って誘いながら足元まで巻いてくるだけです。

投げ込む際にはできるだけふんわりとキャストして、着水音が大きくならないように意識して下さい。

ちなみに、探るタナですがこの釣り方は表層から底層まで全て自由自在に探ることができるので、まず釣り始めの段階では表層から誘うようにして下さい。

アタリが無ければ徐々に探る層を深くしていき、最後は海底付近を探るようにすれば良いと思います。

また、サビキ自体に大きなフラッシャーが付いており、それ自体が十分な誘いとなるので、激しくアクションを加えたりする必要は一切ありません。

逆にそうしたアクションを加えると群れを散らしてしまう結果にもつながりかねませんので、十分に注意して下さい。

小物類について

カマスはかなり歯が鋭いので、小型のプライヤーを用意して効率よく針を外せるようにして下さい。

サビキ仕掛けの場合は一度に複数ヒットすることが多いので、素手で外していると時間のロスにつながり、時合いを逃すことになってしまいます。

針を外した魚から潮氷を作った小型クーラーの中に放り込んでいくと良いです。

まとめ

エギングロッドと簡単な小型のスピニングリールさえあれば手軽に楽しめる夏のカマス釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

メタルジグやプラグやミノーのようなルアーだとどうしても取っ付き難いイメージを持っている人も多いかもしれませんが、サビキ釣りだと馴染み深いので敷居も低いと思います。

是非挑戦してみて下さい。







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