カバー攻略に使ってみたいルアーとベイトリールの種類とは?

ベイトリール

シマノ リール 14 スコーピオン 201HG (左)

バスはカバーが大好きな魚です。

シャローにおいて身を隠して外敵から身を守ったり、エサを待ち伏せするためです。

ですので、バス釣りにおいてカバー攻略は欠かせないものとなります。

そのカバーはライトラインを使うスピニングリールではなかなか攻略できません。

なので、今回はベイトリールを使ったカバー攻略について解説していきたいと思います。



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カバーの種類

カバーと一口に言ってもその種類はさまざまです。

柔らかい物や硬い物があるので、それに合わせたアプローチの方法を考えるとよいでしょう。

下記にそのカバーの種類を紹介していますので、釣りの参考にしてみてください。

アシ

岸際に生えるバスが大好きなカバーがアシです。

アシは水の浄化作用があり、他の小魚やザリガニ、エビといったバスのベイトとなるものも呼び寄せるので、バスが付きやすいカバーです。

大抵の場合ですが、アシに直接バスが付くというよりも、アシが生えていることによる地形変化に着くことが多いです。

その一番の例が、アシの下にできるくぼみです。

アシが生えるともちろん根があります。

この根が土を固めるような役割を果たします。

こういった場所に波や水の流れが当たると、根が入っていない部分は削られていきます。

そうするとくぼみができ、そこにバスが入り込むといった感じです。

ですので、攻略の際はそういったことを意識しながら釣りをしていくとよいでしょう。

ヒシモ

水面に小さな葉をたくさん茂らせるのがヒシモです。

夏が深まるにつれてその密度が濃くなっていきますので、その濃さに合わせて攻略法を変えていくとよいでしょう。

攻略のときのポイントとしては、バスは水面にあるヒシモのすぐ下に付いていることが多いということです。

ですので、ヒシモの間にルアーを落とすような場合に底まで落とし込んでもあまりメリットがないということです。

そうしてしまうと、かえってヒシモの細い茎の部分を拾ってしまい、釣りの効率が非常に下がります。

なので、できれば水面直下を狙いやすいルアーをセレクトすることをおすすめします。

ウィード

ウィードもバスが大好きなカバーです。

ウィードはカナダモやエビモといった種類がありますが、バスは密度が濃い場所を好みます。

密度が濃いと、酸素の供給量が多く、他のエサとなる生き物も多くなるからです。

ウィードがまばらなときはスイミングで広範囲を、密集しているときは点でスポット攻略とするとよいと思います。

吹き溜まり

風や波によって木の棒などが集まっている場所を吹き溜まりといいます。

吹き溜まりは風や波が当たってできた分、活性の高いバスが付きやすいカバーでもあります。

ですので、バス釣りをしていて見つけた時はチャンスです。

吹き溜まりもヒシモと同じように、バスはその直下に付いていることが多いです。

なので、アプローチの際には静かに着水させて、静かに落とし込むことが重要となってきます。

他のカバー以上にロッド操作をしたときにカバーが揺れてバスに警戒されやすいので注意しましょう。



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カバーアプローチがしやすいルアー

カバーは効率よく探っていくことが重要です。

その効率の良さを決めるのは根がかり回避能力でしょう。

下記にその根がかり回避能力が高く、カバー攻略に持って来いのルアーを紹介していきます。

テキサスリグ

カバー攻略には欠かせないリグです。

クローワームやチャンク系ワームと組み合わせて使っていくとよいでしょう。

シンカーの重さは7グラムから28グラムまでウエイト数を刻んで持っておくと、使い分けが効いて結果的にバスのバイトが多くなります。

ノーシンカーリグ

ウィードやヒシモを攻略するときによいのがノーシンカーリグです。

カバーの上に乗っけて、切れ目に落とすといった使い方をするとよいでしょう。

おすすめとしては、ファット系のストレート形状のものや、バジングするようにレッグが付いたものがおすすめです。

いずれにしてもゆっくりではなく、どちらかというと速く動かしてバスの判断を誤らせてバイトさせるリアクション的な使い方が良いと思います。

ラバージグ

ラバージグの中でもアーキーヘッドタイプと呼ばれる、先が尖ったタイプのものがカバー攻略で使いやすいです。

バスの活性が低いとき、プレッシャーが高いときなどが出番となります。

ラバージグには必ずトレーラーを付けて使いましょう。

クローワームやポークといったものを付けるとよいと思います。

クランクベイト

キャスティングに自信がある人は、クランクベイトをカバー攻略に使ってもよいでしょう。

クランクベイトは高い浮力と、フックを守ってくれるリップの効果により、カバーに当たっても根がかりしにくいのが特徴です。

例えば、ウィードがまばらであったり水面近くまで生えているけれどもスーパーシャロークランクだったら通せるような状況、延々と続くアシがあってどこにバスが付いているかを探るような場合においては効果を発揮しやすいと思います。

カバー攻略のタックル

カバー攻略には基本パワーのあるタックルが必要です。

しかし、カバーの濃さによってある程度はパワーを落とした方がバイト率が上がったりもします。

下記にその目安を挙げていますので参考にしてみてください。

ロッド

ロッドは基本的にはミディアム以上のものがよいでしょう。

ミディアムクラスのパワーがあれば、テキサスリグからクランクベイトまで一通り使うことができます。

長さは6.6フィート以上あれば良いと思います。

ベイトリール

ベイトリールは使うルアーの重さによってスプール径は変わってきますが、ギア比においてはハイギアのものを使うことをおすすめします。

カバー攻略ではファイトでカバーからバスを引き離すために、またカバーから離れたルアーを素早く回収するためにハイギアのベイトリールがおすすめとなります。

ライン

ラインは擦れに強いものを選びましょう。

基本的にはフロロカーボンラインがおすすめです。

フロロカーボンラインはノーシンカーであれば8ポンド程度、テキサスリグであれば12ポンド以上など使うルアーによって太さを選んでいきましょう。

ちなみにですが、ナイロンラインは擦れにあまり強くないので他のメリットのある釣りで使うとよいでしょう。

カバー攻略の時の注意点

カバー攻略でもっとも注意すべきことは、バスがバイトしてきてからキャッチするまでの間です。

カバーに潜んでいるバスは比較的警戒心が薄いこともあり、アプローチは多少であれば雑であってもヒットしてくることが多いですが、バイトしてからはそうもいきません。

バスがバイトしてきたらまずフッキングを素早く行うことです。

フッキングまでもたもたしているとカバーとラインの接点により、バスまでフッキングの力が通らないことが多くなります。

これは実際に経験してみるとよく分かると思いますが、カバーではバイトがあったら即フッキングが基本です。

そしてフッキングに成功したら、ロッドを立てたままリールを巻き取りましょう。

カバーからバスを引き離すためにはバスの頭をこちらに向けておく必要があります。

よく言われるポンピングをやっているとカバーに巻かれてしまい、キャッチの率が下がりますので注意してください。

まとめ

カバー攻略にはまずベイトリールが使いやすく、そのギア比はハイギアを使うようにするとメリットが多いです。

仮にですが、パワーのあるローギアを使ってみると、効率の悪さを感じられると思います。

もちろんローギアには向いている釣りがあるので、そちらで使うとよいです。

状況に合わせてベイトリールのギア比をしっかりと選んでいきましょう。







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