キャロライナリグをベイトリールで使ってみる!そのタックルセレクトとは?

ベイトリール

シマノ リール NEW バスワンXT (右)

キャロライナリグとはアメリカのキャロライナ州で生まれたため、この名前が付けられています。

シンカーとリーダーが離れたこのリグは、ワームの自由度が高くよく動き、広範囲を効率よく、しかしナチュラルにワームを漂わせながらアピールさせてくることができます。

今回はそんなベイトリールで使ってみたいキャロライナリグについて、タックルセレクトを主として解説していきたいと思います。



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キャロライナリグが扱いやすいロッド

キャロライナリグが扱いやすいロッドは長めで柔らかさが中間程度のロッドです。

キャロライナリグはリーダーを含めたリグ全体に長さがあるので、7フィート以上のロッドを選ぶようにしましょう。

長さがあるロッドほど、キャストがしやすくロングキャストしたときでもリグをしっかり操作することができます。

また、シンカーとリーダーが離れているため、バスがバイトしてからはラインスラックを巻き取り、大きくアワセを入れる必要があります。

できるだけ長いロッドを選ぶとリグの操作、フッキングともに行いやすいのでおすすめです。

次にロッドの柔らかさですが、ミディアムクラスのものがおすすめです。

あまりにも柔らかいロッドだとリグの操作やフッキングがしにくく、ロッドが硬いとキャストがしづらくなります。

そのため、中間的な硬さであるミディアムクラスのものがおすすめです。



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キャロライナリグに合ったベイトリール

キャロライナリグに合ったベイトリールはスーパーハイギアのリールです。

スーパーハイギアとはハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いリールのギア比のことです。

キャロライナリグで一番ネックになるのがフッキングですが、そのフッキングのときにスーパーハイギアのリールは重宝します。

フッキングのときにはまずロッドからシンカーまでのラインスラックを巻き取った後、今度はシンカーからリーダーまでのラインスラックを巻き取る必要があります。

これは他のリグでは無いことです。

なので、キャロライナリグを使うときには巻き取り量が多いスーパーハイギアのベイトリールを使うことをおすすめします。

併せてスプールの大きさですが、重たいシンカーを使って遠投することが多いので、36ミリ程度のスプール直径のものを使うと良いと思います。

ラインセレクトについて

キャロライナリグに必要なラインはフロロカーボンラインです。

理由としては、感度がよいこと、伸びが少ないこと、表面硬度が高いことが挙げられます。

キャロライナリグはロングキャストして使います。

ロングキャストした際にバスのバイトがわかりづらくなりますが、フロロカーボンラインを使えば遠くのバイトでも手元に伝えることができます。

また、遠くであったバイトを確実にフッキングするため、ラインの伸びが少ないことも絶対条件です。

最後の理由として表面硬度ですが、感度・伸びだけを考えるとPEラインでもよいのですが、この部分だけがPEラインだとクリアできません。

ラインは水中でいろんな障害物に擦れてしまいます。

そのときに対象物が硬いものだとPEラインは弱いです。

なので、そういったときはフロロカーボンラインが有利になります。

リグに必要な小物

キャロライナリグは多くのパーツで成り立っています。

1つでも足りないと釣り場で作ることができません。

ですので、事前準備をしっかりして用意し忘れがないようにしましょう。

下記に必要なパーツを紹介しますので、参考にしてください。

オフセットフック

オフセットフックはできるだけ太い軸のワームの動きを妨げないものを使いましょう。

理由の1つめは、太い軸のものはフック自体に重さがあるので、ワームが回転しにくくなります。

しっかりと真っ直ぐセットすることでバスがバイトしてきやすくなりますので、意識しましょう。

2つめの理由は、軸が太いとワームを裂きにくく、キャスト時にずれたりしにくくなります。

もちろん強度といった点もありますが、ワームがずれにくいといった点でも軸が太いフックがおすすめです。

初心者はオフセットフックへのワームの付け方は難しく感じると思いますので、釣り場以外の場所で練習することをおすすめします。

シンカー

キャロライナリグに使うシンカーは14グラム以上のものが多いです。

ワームとシンカーが離れているため、あまり軽いシンカーを使うとリグ全体が回転してしまい、飛距離の低下やバックラッシュに繋がってしまいます。

ロッドの適正ウエイトに沿って選ぶのが基本です。

また、シンカーの形状ですが、テキサスリグに使われるバレットシンカーをはじめ、丸型シンカーを使うことも多いです。

丸型シンカーは石の間などに挟まりにくく、根がかりを回避してくれます。

合わせて、接地面が大きくなり、ボトム形状を把握する能力が高いです。

感度がよいので手元にボトム形状が伝わってきやすいです。

シンカーは形状の他にも素材があります。

素材の種類としては、鉛、タングステン、ブラスの3種類が主になります。

鉛は安価で硬度が他に比べて無いのでボトムとのコンタクト音がしにくい特徴があります。

タングステンは高価ですが、とても硬いので感度が抜群です。

それと比重がもっともあるため、同じウエイトだと他の素材より小さく作ることができます。

ブラスはビーズと併せて使うことで甲高い音を出すことができ、特に濁った水域で効果を発揮します。

リーダー

キャロライナリグにはリーダーが必須になります。

このリーダーの先にフックを結びます。

リーダーとは先糸のことで、メインラインよりワンランク細めのものを選ぶことが重要です。

例として、メインラインが12ポンドとした場合、リーダーは10ポンドとするといったことです。

このようにすることで、根がかりしてしまったとしてもメインラインから高切れする可能性を少なくできます。

また、リーダーの素材はフロロカーボンがおすすめです。

フロロカーボンは光の屈折の関係で水に溶け込みやすく、根ズレにも強いからです。

欠点としては、スプールの癖が付きやすかったりするので、少し引っ張って真っ直ぐになるようにしてから使うと良いと思います。

スイベル

キャロライナリグではどうしてもリーダーやワームの回転を避けられない時があります。

そのようなときにその回転の影響を少なくして、トラブルを抑えてくれるのがスイベルです。

スイベルとは、両端に輪がありそれぞれが独立して回転するようになっている金具のことです。

また、シンカーとリーダーのショックアブソーバー的な役割も果たします。

できるだけ小さなものを使ったほうが、ワームのアクションを妨げることはありません。

ブラックバス専用のものはあまりないので、エサ釣り用のものやだったり、ソルトルアー用のものを流用していくと良いと思います。

ビーズ

シンカーとの接触音でバスにアピールするためのパーツがビーズです。

また、結び目の保護をしてくれる役割もあります。

素材としてはプラスチックやガラスがありますが、ガラスが甲高い音がするので私はそれを使っています。

シンカーとビーズをぶつけることを意識して、強めのシェイキングやロッドを煽ってジャークするなどして使っていくと良いと思います。

まとめ

今回はキャロライナリグを使う際のタックルセレクトについて解説してきました。

パーツが一つでも足りなくなると、キャロライナリグをセットすることができませんので、事前準備をしっかりと行うようにしましょう。

他のリグに比べてあまり使われていないのが現状ですので、使うなら今がチャンスです。

今回の記事を参考にして、ぜひベイトリールを使ったキャロライナリグに挑戦してみてください。







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