サーフからジギングロッドのブッコミ泳がせ釣りで狙うマゴチ釣り

ジギングロッド

ダイワ(Daiwa) ロッド 紅牙X 69XHB

マゴチという魚を釣って食べたことがあるアングラーの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

見た目はかなりグロテスクですが、その身は非常に綺麗な白身となっており、上品な味わいを楽しむことができます。

そこで今回はそんな高級魚のマゴチをジギングロッドでサーフからブッコミ泳がせ釣りで狙う方法について紹介します。



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灼熱のサーフでキスのブッコミ泳がせ釣り

「マゴチ」という魚を突然ですが狙って釣ったことは皆さんあるでしょうか。

恐らくあると答える方はそれほど多くないのではと思います。

しかし、この魚は決して狙って釣れないわけではありません。

むしろ、本格的に狙う釣り人はほとんど居ない為にしっかりとした知識さえあれば、比較的簡単にヒットさせることができます。

マゴチは小魚を常食とするフィッシュイーターなので釣法としては様々なものがありますが、今回ご紹介するのはキスをエサにしてブッコミ釣り仕掛けです。

普段から彼らが常食としているキスを使用することからヒット率も高く、また後述するように他の釣りではなかなか攻めることができなかったような遠くのポイントにも仕掛けを届かせることができるので、より広範囲を攻めることができます。



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サーフの選び方

マゴチを狙う際はキスなどのベイトがその場に居るかどうかを絶対に確認して下さい。

ポイント選びを行う上で最重要ポイントとなります。

基本的にマゴチに限らずフィッシュイーターはエサが居ない場所には寄り付かないので、ベイトが居ないあるいは居ても数が非常に少ない場合はそのポイントは諦めて他の場所を探した方が無難です。

また、過去の実績もその場所が釣れるかどうかを示す大切なデータとなります。

過去の実績はその地域の釣り情報をまとめて発行している月刊誌のようなものがあれば、そのバックナンバーを探してみて下さい。

大体例年の実績ポイントというのは決まっているので、ある程度この段階で絞り込みを行うことが可能です。

水深も出来る限り深い場所の方が有利です。

遠浅のポイントは海底の変化に乏しく、魚が寄りつく条件が整っていない場合が多く見受けられます。

使用するロッドについて

このブッコミ釣りは遠投性能を高める為にオモリを付けた仕掛けを投げ込む為に、ある程度バット部分にパワーがあるロッドを選んで下さい。

タチウオ用のショアジギングロッドなどの軸が細めのロッドを使用するとフルキャストした場合に破損する恐れがあるので注意して下さい。

感度を必要とするような釣りでもありませんので、青物相手でもやり取りできるようなしっかりとした作りのショアジギングロッドを使用した方が良いかもしれません。

ただ、使用するPEラインとの兼ね合いもあるので細いラインに硬いロッドの組み合わせは出来る限り避けた方が無難です。

バランスに関してはベテランであれば経験からどの程度まで組み合わせることができるのかある程度把握できますが、普段ジギングロッドをあまり使わないという人はよく分からないという人も多いと思います。

そういった場合は迷わず釣具店のスタッフやその釣りに精通した友人や知人に聞いてみて下さい。

1人で悩んでいてもなかなか答えは導き出すことが出来ません。

ジギングロッド以外では投げ釣りのロッドを使用しても十分に楽しめます。

使用するリールについて

リールは遠投性能があり操作性能に優れたスピニングリールを使用して下さい。

大きさとしては基本的に置き竿での釣りになる為、重さを全く気にしなくて良いことから、中型スピニングリールあるいは大型スピニングリールを使用して下さい。

そうすれば、不意に大物の外道がヒットした場合でも余裕を持ってやり取りできます。

必ずしもメーカー物である必要はありませんが、値段の張るものはやはりドラグ性能などが優れていて、ハンドリングも滑らかな状態が長期間維持できるのでおすすめです。

サーフにもよりますが、大型のエイ類が外道でヒットする可能性がある場合は、そうした耐久性にも優れたメーカー物が求められます。

小型のリールでは破壊されてしまう恐れさえあるので、やはり備えておくに越したことはありません。

使用するラインについて

基本的にはPEラインを使用した方がポイントが遠い場合にも近い場合にも対応できるのでおすすめです。

しかしながら、仕掛けがある程度の重さがあるので高切れを恐れてナイロンラインをメインとして使用するという人も多くいます。

どちらが良いという事も特に無く、個人の好みによる部分が大きいのですが初心者の場合はナイロンラインを使用した方がトラブルが少ないので快適に釣りを楽しめる確率は格段に上がります。

PEラインは1号から2号前後を使用して下さい。

その際にショックリーダーを忘れないようにして下さい。

ショックリーダーはナイロンラインの8号前後をおすすめします。

長さとしては1ヒロ半から2ヒロ前後を取れば問題ありません。

使用する仕掛けについて

ブッコミ釣り用の仕掛けは市販の物で十分です。

特に自作する必要もありません。

市販の仕掛けは下にオモリを付けるタイプの胴付き仕掛けのようなものが扱い易くおすすめです。

ハリスの太さとしてはヒラメの大型も出るような場所であれば10号前後を使用して下さい。

マゴチのみで他の魚種は特に期待できないというポイントであれば、6号程度でも十分に釣り上げることができます。

また、針についてですが、トリプルフックは一見するとフッキング率が上昇しそうに思われますが、同じ力を加えた場合に針1本辺りに掛かる力が弱くなるのに加えて、エサの弱りも当然早くなるので注意して下さい。

使用するエサについて

エサはマゴチがその釣り場で捕食しているであろうキスを釣ってエサにしてください。

泳がせ釣りは現地調達が基本となります。

その為キス釣り用の仕掛けとイソメやゴカイなどのエサも用意しておいて下さい。

しかし、当日釣れるのかどうか微妙な場合もあると思います。

そうした場合は、事前に冷凍キビナゴなどを買っておくと対応できます。

マゴチはヒラメとは異なり死にエサにも積極的にアタックしてくるので問題ありません。

アタリがあれば

マゴチは豪快にエサを飲み込んで走り去る事が多いので、ドラグは緩めて待つようにしましょう。

ドラグを締めすぎると急な突っ込みに竿が一気に倒れて砂利などによって傷ついてしまうことになりかねません。

最初のアタリである程度走らせてから、走りが止まったタイミングでしっかりとアワセてフッキングさせるようにして下さい。

一度針掛かりし損なっても、何度もアタックしてくる事が多いので仕掛けを回収せずに放置して待つようにして下さい。

すぐに飛びついて来るパターンが多いです。

外道について

この釣りの外道として最も多いのはエソです。

エソは歯で仕掛けをボロボロにしてしまうので招かれざる客です。

次に多いのがヒラメです。

ヒラメはマゴチとは異なりエサを飲み込むのにかなり時間が掛かるので早合わせは絶対に避けて下さい。

まとめ

今回はサーフからのブッコミ釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは、生きた小魚さえ手に入れば本当に誰にでも楽しめるような至って簡単な釣りです。

ジギングロッドを持っている人でもし興味があるという人は是非とも身近なサーフから楽しんでみて下さい。

暑い時期は熱中症にだけは注意して楽しんでみて下さい。







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