ジギングロッドでガチンコ勝負、マダコのルアー釣り

ジギングロッド

メジャークラフト ロッド ソルパラライトジギング SPJ-B60LJ

堤防からのマダコ釣りというと皆さんはどのような釣りをご想像されるでしょうか。

テンヤを使ったエサ釣りや、あるいは手釣りのようなものを想像されている方もいるかもしれません。

そういった方法でも釣れますが、実はタコジグと呼ばれるルアーを使って手軽に狙えるのです。

ジギングロッドのような硬めの竿とリール、タコジグがあれば誰でも楽しめる釣りです。



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夏真っ盛り!堤防からジギングロッドで狙うマダコのルアー釣り

暑い日本の夏、昼間の防波堤は何もせずに立っているだけでもぶっ倒れてしまいそうな場所になりますが、普通なら釣りをする気にならないようなシチュエーションでも何やら堤防釣りには似つかわしくない太いロッドを手に持って堤防際を熱心に覗き込んでいる釣り人の姿が全国各地で見受けられます。

ロッドの先には、派手な色の奇妙なルアーをぶらさげていますが、彼らは照りつける日差しをものともせずに、一体何を釣ろうとしているのでしょうか。

その答えは「マダコ」です。

マダコは身近な波止の周辺にも数多く生息しており、梅雨が終わり本格的に暑くなり始める頃からが絶好のシーズンとなります。

今回はそんなマダコを「タコジグ」と呼ばれるルアーを使って、ジギングロッドで狙うゲーム性抜群の釣法について説明したいと思います。

普通にテンヤにエサを縛り付けて釣っても面白くない、魚もタコもイカもルアーで釣るからこそ面白いのだ、というこだわりを持ったアングラーの方も必見です。



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マダコ釣りのポイント選びについて

そもそもアオリイカやコウイカは釣ったこともあるし、実際に狙ったこともあるけれど、タコは全く狙ったことが無いという人も多いと思います。

どんなポイントを選べば良いのか全く分からないというのが自然な反応だと思うので、ここではどういった場所が狙い目となるのかについて書きたいと思います。

マダコは潮が常に流れて、青物なども頻繁に回遊してくるような場所よりは、波が穏やかで内湾となった場所を好んで生息する傾向が強いです。

海底は岩礁帯というよりは、砂泥地で時折岩礁があるような場所が最高です。

ただ、やはり障害物の存在はマダコが居着く上で大きなポイントになるので、波止際に捨石などが敷き詰められている場所も狙い目です。

ここで注意したいのが、内湾といっても余りにも湾奥で潮がよどんでいるような場所には生息していないか生息していたとしてもそれほど数は多くないという事です。

陸から少し離れた沖合にある一文字や沖提などが好ポイントとなりやすいです。

使用するロッドについて

タコテンヤなどを用いたエサ釣りと同じで、とにかくバット部分のパワーがあるものを選んで下さい。

またタコジグを使った釣りは基本的に堤防の際を集中して攻めるので、長時間炎天下の中で釣っていても体力の消耗を抑えられるように、短めのジギングロッドをおすすめします。

長さは2メートル前半のものがあれば使いやすくておすすめです。

あまりにも短い竿は抜き上げる直前や巻き上げる途中でどうしてもタコが堤防際に近くなるので張り付かれる恐れがあるので止めておいた方が無難です。

マダコも良型になると水の抵抗も加わってかなりの重さになるので、それをできる限り腕を伸ばして張り付かせないようにした状態で巻き上げてくるのは非常に骨が折れます。

ある程度の長さがあれば、そんな心配もありません。

ジギングロッドも様々なタイプがメーカーから販売されていますが、作りがとにかく頑丈で長さがちょうど良ければ、あれこれと気にする必要はありません。

できるだけ安価なもので大丈夫です。

200g程度のジグが楽々しゃくれるようなタイプであれば耐久性も申し分ないと感じます。

リールについて

障害物に張り付こうとするタコを引き剥がすには、リールは巻き取りパワーがあった方が圧倒的に有利なので、両軸リールを安物で構わないので揃えた方が良いです。

この釣りはどうしても海底付近を探るので根掛かりが多くなります。

スピニングリールの場合は、リールにかかる負担が凄まじいので操作性には確かに優れてはいますがおすすめしません。

両軸リールはメーカー名などにこだわる必要は一切無いので、安価なものを選んで下さい。

予算に余裕がある場合はある程度値段がする物を長い目で見て購入しても良いと思います。

ラインについて

ラインは根掛かりした際に比較的簡単に切れるものが理想なので、PEラインを使用して下さい。

引っ張り強度はナイロンラインの数倍の強さがありますし、伸びがほとんど無いので感度も抜群です。

ただ、伸びが無い分急激な力を加えたり摩擦を加えるとすんなりと切れるのでこの釣りの特性を考えると使わない手はありません。

PEラインにも様々な価格帯がありますが、高価なものを使う必要はありません。

最近では安いものは2000円ほどで手に入ると思います。

消耗品なので逆に高価なラインはもったいないです。

仕掛けについて

仕掛けは市販のタコジグと呼ばれる小さいタコを模したルアーを使用します。

色は赤かピンク系統を選べば間違いありません。

メインは赤を使うと考えておけば大丈夫です。

タコジグには掛けバリが一体となっているので、別途で針を購入する必要はありません。

スナップサルカンにタコジグを付けて道糸に結べば完成となります。

根掛かりなどで仕掛けごと切れることも十分に考えられるので、タコジグの予備は多めに持って行って下さい。

特に一文字波止の場合は、船が来る時間は最初から決まっているので、仕掛けが無くなったので購入したいと思っても、船を待たなければなりません。

釣り方について

この釣りはある意味で根掛かりを恐れたら負けと言っても過言ではありません。

タコのエサとなるカニやエビなどの甲殻類は障害物の周りに居着いていることが多いので、当然それらを捕食するタコもそういった場所に居着きます。

根掛かり覚悟で重点的に探ることが釣果への一番の近道です。

まずタコジグをできるだけ堤防の際から離さないようにぎりぎりに落とします。

基本的には海底付近をうろついていますが、中には堤防の壁の部分に張り付いてエサを探しているものもいるので、上から落ちてくるタコジグにヒットする場合もあります。

落下途中なのにラインが突然止まったという場合はタコが抱き着いている可能性が高いので、アワセを入れてみて下さい。

根掛かりでもタコでも合わせた直後は重たくなるだけなので、リールを巻いてみてどちらか判断して下さい。

巻きとる場合はラインテンションを緩めずにそのままゴリ巻きをして堤防の上まで抜き上げて下さい。

海面までせっかく上げたのにそこでもたついていると堤防に張り付かれて取れなくなります。

数釣りのコツ

この釣りで数をできる限り稼ぐコツは、とにかく足を使ってアタリが無ければ次々に別のポイントに移動して広範囲を探ることです。

とくに広い堤防になればなるほど、タコが居着いているポイントは無数にあるので、一か所で粘っていても全く意味がありません。

数投してアタリが無ければそこには居ないと判断したので問題無いと思います。

まとめ

タコジグを使ったルアー釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは他のジギングやエギングのように難しいアクションも一切必要ない割には「釣った」感を味わえるので初心者にもおすすめです。

皆さんも暑い夏に、家にこもらず熱中症対策をしっかりと行った上でジギングロッドを使ったマダコ釣りに挑戦してみませんか。







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