ベイトリールで効率よく使っていきたいペンシルベイト!

ベイトリール

ダイワ(Daiwa) ルアー T.D.ソルトペンシル 70F マイワシレッドベリー

初心者からすればただの棒に見えるといわれてもおかしくないシルエットをしたルアーがペンシルベイトです。

通常のただ巻きスピードでは、まずブラックバスをあまり誘えないと思っておくとよいでしょう。

このペンシルベイトですが、使いこなせるようになると釣果が伸びてくることと思います。

そこで今回はベイトリールでペンシルベイトを使う時のタックルやアクション方法について解説していきます。



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ペンシルベイトとは

ペンシルベイトとは、名前を直訳すると「鉛筆型のエサ」となります。

ほぼ真っ直ぐなボディーからその名がつけられたのだと思いますが、ウエイトバランスにより多彩なアクションをさせることができるトップウォータールアーです。

高活性なブラックバスに対して、広範囲を手早くアクションさせてバイトさせていくことが得意なルアーになります。

空気抵抗が少なく、飛行姿勢が安定しているので遠投しやすくキャストコントロールも非常にしやすいです。

大きさがさまざまあるので、それに合ったタックルセレクトをしていくことが、快適に釣りをしていく際の条件となります。



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ペンシルベイトをベイトリールで使うメリットとは

ペンシルベイトはとにかく手早いアクションで広範囲を探っていくことが重要です。

ベイトリールはスピニングリールに比べてキャスト動作が非常に簡単なのが特徴です。

クラッチを切るだけでキャスト姿勢に移ることができるメリットは非常に大きなものです。

また、タイプによっては障害物に対してタイトなキャストを求められることもあり、キャスト精度の高いベイトタックルが有効になってきます。

それにペンシルベイトはキャストした後の飛行速度が非常に早いです。

このときにスピニングタックルだと、その飛行速度の調整が難しく、時には障害物に激しくぶつかりルアーが破損してしまうこともあります。

そういったことを防ぐためにもペンシルベイトでは、ベイトリールが有効になります。

サミングによるキャスト精度の微調整は、スピニングリールには真似できないものです。

ペンシルベイトに合ったロッドとは

ペンシルベイトに合ったロッドは、長時間でもキャストとアクションを続けることができるものです。

なので、できるだけ軽くバランスの取れたロッドを選ぶ必要があるでしょう。

なおかつサイズに合わせたロッド選びが必要になってきます。

下記に解説していますので、参考にしてみてください。

小型のペンシルベイト

小型のペンシルベイトを使う時には、まずその軽いウエイトを感じつつキャストできるライトなロッドが必要になります。

10グラムを切るようなウエイトのものであれば、パワーはライトアクションのもので十分です。

ロッドにしっかりとウエイトを乗せてキャストしたほうが飛距離もですが、キャストの正確性も出すことができます。

また、ロッドのテーパーですが、細かなアクションがつけやすいファストテーパーのロッドがよいと思います。

ファストテーパーとは、ロッドの先端が特に柔らかく、アクションの強弱がつけやすいのが特徴です。

さらにですが、ロッドの素材はカーボン製のものを選びましょう。

カーボン製のものは軽量で長時間の釣りでも疲れにくいのでおすすめです。

大型のペンシルベイト

大型のペンシルベイトを使うときには、その重量をしっかり受け止めてキャストできるロッドが必要になります。

20グラムを超えるものも少なくないので、パワーはミディアム以上のものを選ぶとよいでしょう。

ロッドにしっかりと重量を乗せて、ロッドを曲げることでロッドの反発力を活かせるので、あまり力をいれずともルアーを気持ちよくキャストすることができます。

ロッドのテーパーについてですが、大型のペンシルベイトではレギュラーテーパーが扱いやすいです。

レギュラーテーパーとはロッドの真ん中あたりから曲がるロッドのことで、胴調子のロッドとも言われます。

ロッドの素材は、小型のペンシルベイトのときと同じでカーボン製のものがよいでしょう。

できれば中弾性と呼ばれるもののほうが、アクションの負荷を軽減してくれるのでおすすめになります。

ペンシルベイトに合ったベイトリールとは

ペンシルベイトは形はほとんど変わりませんが、大きさがさまざまでそれによってルアーウエイトがだいぶ変わってきます。

その大きさとウエイトによってベイトリールを適切に選ぶことで快適に釣りをしていくことができます。

下記にその目安を紹介していますので、参考にしてみてください。

小型のペンシルベイト

ここでは10グラム以下のペンシルベイトを小型のものとして解説していきます。

このクラスのペンシルベイトに必要なベイトリールの性能は慣性力が少なく、バックラッシュしにくいものです。

具体的には、スプールの直径が34ミリ以下のもので、メカニカルブレーキの調整がしやすく、マグネットや遠心力と言ったブレーキシステムの微調整がきくものです。

スプールの直径は投げやすいルアーウエイトによって変える必要があります。

このスプール径は2ミリ変わると、そのキャスト感覚の違いを実感できると思います。

小型のペンシルベイトは上記のスプール直径以下のものを選ぶことと、ちょっとしたことでキャストしやすくなります。

そのちょっとしたこととは、キャスト時のタラシを長めに取ることです。

タラシを長めに取ることで、ルアーのウエイトをロッドに乗せる時間的な余裕と、遠心力で負荷を増すことができ、結果ロッドをしっかりと曲げてキャストすることができます。

大型のペンシルベイト

大型のペンシルベイトは14グラム以上、ときには1オンスを越えるものもあります。

このクラスのペンシルベイトに必要になってくるベイトリールは遠投性能に優れたものです。

スプールの直径は36ミリ以上のものを選んで問題ないでしょう。

他のルアーであればこのスプール径はあまりおすすめできないですが、大型のペンシルベイトは重量があり、キャスト時の空気抵抗がないため、このようなスプール径で気持ちよくキャストすることができます。

ただし、あまりにも素早すぎるモーションでキャストすると、大型のペンシルベイトは長さのために空中でのバランスを崩すことがあります。

なので、初速をつけるときには少しゆっくりキャストモーションを行うことを心がけてみてください。

ゆっくりであってもルアーウエイトがあるので、ロッドはしっかりまがってくれてキャストすることができます。

ペンシルベイトのラインセレクト

ペンシルベイトはラインの種類によってその性能が引き出されるかどうかといったところも決まってきます。

使うラインの種類は、ナイロンラインとフロロカーボンラインです。

その使い分けについて解説していますので、下記を参考にしてみてください。

ナイロンラインの場合

ナイロンラインは柔らかく、水と比重が近いので水面付近でただようような感じになります。

また伸びがあるので、ブラックバスのバイトを弾きにくいといったメリットもあります。

具体的には、小型のペンシルベイトの時に使うとよいと思います。

フロロカーボンラインだと小型のペンシルベイトはあまり浮力が無いので、アクションのさまたげになってしまうことがあるからです。

ナイロンラインの太さですが、8~12ポンドくらいまでの間で選んでみるとよいと思います。

フロロカーボンラインの場合

フロロカーボンラインは硬く、水より比重があるので、何もしなければ水中に沈みます。

太陽光や吸水への耐性があり、スレにも強いのでナイロンラインに比べれば比較的長持ちする傾向があります。

大型のペンシルベイトであれば、伸びの少なさも影響してアクションさせやすいでしょう。

太さは10ポンド以上のものを選ぶと良いと思います。

小型のペンシルベイトでは、浮力に合わせた太さのセレクトが必要になってくるでしょう。

ペンシルベイトのタイプ

ペンシルベイトと一口に言っても、そのタイプはさまざまです。

主に停止時の姿勢で分類分けされ、姿勢によってアクションが変わってきます。

そのタイプを下記に紹介していますので、ルアーを選ぶときの参考にしてみてください。

スケーティングタイプ

ロッドアクションをリズムよく行い、ペンシルベイトに首を振らせることでブラックバスにアピールするタイプのペンシルベイトです。

停止時の姿勢は、水面と水平になるような感じです。

ルアーの長さがあるほうがスケーティングさせられる距離が長くなりますので、状況に合わせてルアーを選ぶと良いでしょう。

チョッピングタイプ

水中に「チョボッ」と入り込むようにして、ブラックバスを誘い出すタイプのペンシルベイトです。

停止時の姿勢は、水面に対して垂直であることがほどんどで、ルアーの先端が丸くなくて、尖ったようなモデルが多いと思います。

尖った頭のほうが、水中に入るときの抵抗が少ないので、機敏なアクションを生んでくれます。

ノッカータイプ

スケーティングタイプと同じような姿勢ですが、大きなウエイトの打撃音でブラックバスにバイトさせるきっかけを与えるタイプのペンシルベイトです。

スケーティングタイプがブラックバスの食性に訴えてバイトさせるものであるとするなら、ノッカータイプはブラックバスに威嚇させてバイトを引き出すタイプのペンシルベイトです。

ペンシルベイトの動かし方

ペンシルベイトは基本ロッドアクションを入れてブラックバスを誘ってくるものです。

しかし、初心者はその動かし方が正しいかどうかはなかなか分かりません。

下記に参考となる動かし方を紹介していきます。

ドッグウォーク

ロッド操作でペンシルベイトに首を振らせる方法です。

アクションを連続していくことでブラックバスを誘います。

スケーティングタイプ、もしくはワンノッカータイプが得意とする動きです。

小魚が水面を逃げ惑っているようなときに有効です。

アクションのコツとしては、ラインを張って緩めるをリズムよく行うことです。

ロッドから水面にラインを垂れさせて、そのラインを張っては緩めることを繰り返すことで比較的簡単に習得することができるかと思います。

そのロッドアクション1回につき、ハンドルを少し巻いてラインの弛みは一定を保つようにしてみてください。

ダイビング

水中にロッドアクションでルアーを潜り込ませる使い方です。

チョッピングタイプの垂直に水面で浮くタイプが扱いやすいです。

主にブラックバスにルアーを見切られやすいクリアウォーターで威力を発揮します。

さらにラインをフロロカーボンラインにすることで、扱いやすくなります。

キャストしてからフロロカーボンラインを水中に沈めて、アクションさせることも一つの手になります。

ほんの少しですが、1アクションをすこしゆっくりと行うとダイビングさせやすくなります。

高速引き

これは特殊な使い方ですが、ハイプレッシャーのクリアウォーターでは一度試したほうがよい使い方です。

スレたバスでもリアクションバイトでヒットさせたりすることもできる方法です。

アクションは簡単で、リールのハンドルをとにかく早く巻き、水面を滑らせるようにしてきます。

行いやすいのはスーパーハイギアのベイトリールになります。

タイプごとに高速引きはアクションが変わってくるのでいろいろと試してみると良いと思います。

スキッピング

こちらはアクションというよりはキャスト方法になりますが、ペンシルベイトを使う時に必ず知っておきたい項目ですので紹介しておきます。

スキッピングとはまず、水面をルアーを滑らせて狭い隙間にアプローチしていく方法です。

通常であればノーシンカーワームや、ラバージグと言ったものがやりやすいですが、ペンシルベイトも2~3回くらいのスキッピングはできるのでアプローチの方法として知っておくとよいでしょう。

キャストはサイドハンドキャストで行うのが基本です。

スキップさせたときには、勢い余って障害物に当たってしまうこともあるので、障害物には特に気を付けてください。

まとめ

今回の記事を通して、ペンシルベイトの種類、ベイトリールをはじめとしたタックルの組み方、アクション方法までしっかりと把握できたかと思います。

ペンシルベイトは特に梅雨時期、もしくはターンオーバー時期に効果を一番発揮します。

ポーズをとる時間を工夫していくようにしてみてください。

今回の記事を参考にして、ぜひペンシルベイトをあなたのタックルボックスに入れてもらえればいいなと思います。







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