ベイトリールは右巻きと左巻きどちらがおすすめ?

ベイトリール

巻き

スピニングリールは、ハンドルを付け替えることで右巻き左巻きを自由に変更できますが、ベイトリールは購入時点で左右を決めて購入する必要があります。

購入した後で、やっぱり反対巻きの方がいいなと思った場合はまた新しく買いなおす必要があります。

私はベイトリールは右巻きを基本としていますので私なりの考察を紹介します。

多数派の右利き・右手でキャストする方たち向けの考察になります。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





ルアー釣りでは持ち替えのしやすさで右巻きが有利

ベイトリールはワンフィンガーでキャストしてスリーフィンガーで巻くのが基本です。

つまり、リールの裏側にあるトリガーに人差し指だけかけてキャストしたあと、指を3本かけた状態に持ち替えてリールを包み込んだ状態で安定してリールを巻く操作になります。

この包み込む持ち方をパーミングといいます。

そのため右手でワンフィンガーでキャストしてルアーが着水したら、左手にバトンを渡すようにしてスリーフィンガーでパーミングして右手でハンドルを巻くという操作は非常におすすめです。

左ハンドルの場合は、右手でワンフィンガーでキャストした後、ロッドを左手にバトンタッチして、また右手に戻してスリーフィンガーでパーミングする、もしくは右手でワンフィンガーでキャストした後、じりじりと右手を滑らせてスリーフィンガーに持ち替えるという操作になりどちらもちょっと不自然になります。

握り方を持ち帰る前提なら右巻きのほうが理にかなっています。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





手前に重心があるほうが正確にキャストしやすい

右手でキャストする時にベイトリールではスプールを内側に90度傾けた状態でキャストします。

右巻きのリールなら、ハンドルが自分から見て手前側に付いていて、左巻きなら向こう側にハンドルが付いています。

ハンドルだけでなく内部のギアなどの部品も同じ側に付いているので、左巻きのリールでキャストすると重心が向こう側になって勢いが付きすぎてしまいます。

釣りのロッドでのキャストは、ロッドを振った後ピタッと止めることでロッドのしなりを利用して投げるものなので、勢いが付きすぎてピタッと止まらないと飛距離、正確性の面で不利になります。

右巻きの場合は手前に重心があるためピタッと止めやすいのです。

右手で巻くほうが感度がいい

ルアーを巻く釣りの場合、利き手でハンドルを巻くほうが、リールを一定速度で巻いたり、魚の繊細なアタリを感じ取ったりするのに優れています。

魚のアタリだけでなく、水中に障害物が沈んでいるとか、底が柔らかい砂なのか、硬い岩なのか、水深がどれくらいなのかという情報をより多く捉えることが出来ます。

当然それらの情報が釣果アップに繋がります。

左巻きのメリットも知った上で選ぶことが重要

上記の理由から右利きの私はルアー釣りでは右巻きのベイトリールを使っているのですが、左巻きのベイトリールを使っているひとが多いのにもそれなりの理由があります。

右でキャストして、持ち替えをせずにそのまま左でハンドルを巻ける人にとっては、持ち替えのしやすさは関係ありません。

私自身はやりにくさを感じますが、ツーフィンガー、スリーフィンガーで投げてそのまま巻くことができれば、着水と同時に巻き始めることができ、着水と同時に魚がヒットしたりする場面で非常に有利です。

右手でハンドルを巻くときの感度よりも、右手でロッドを操作することを優先する場合は当然左巻きのほうがメリットがあることになります。

つまりは釣りをするうえでどちらを優先するかということで、釣り方によって左右両方のベイトリールを所有して使い分けている人もいます。

まとめ

いかがでしたか。

私自身は、持ち替えを必要とする握り方、キャストの正確性、ハンドルを巻くときの感度を重視している為右利きで右投げ右巻きを選択しています。

大切なのは、なんとなくで選ぶのではなく釣りの目的に合ったベイトリール選びをすることでより釣果に繋がるということです。

できることなら、初めてのベイトリールを買う前に左右両方のリールを所有している人から借りて試してみるのがよいでしょう。

また、左巻きでキャストがいまいち決まらないとか、アタリを取りづらいというような悩みを抱えている中級アングラーには、いちど右巻きを試してみることを私はおすすめします。







ベイトリール