初心者でも気軽に楽しめるジギングロッドで船から狙う五目釣り

ジギングロッド

ダイワ ロッド 紅牙X 69XHB

いつもは堤防からの釣りをメインに楽しんでいるけれども、そろそろ沖での釣りもやってみたいという人は何から始めれば良いのか戸惑ってしまうことも少なくありません。

そこでおすすめなのが特に対象魚をこれと言って限定しない五目釣りです。

ジギングロッドが1本あれば楽しむことが出来るこの釣りは船釣り入門には最適と言えます。



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対象魚を定めない自由なスタイル

釣りと言えば基本的にはどのような魚を釣るのか事前に決めてからポイントなり仕掛けなりを変えていくというのが一般的ですが、敢えて何を釣るかというのを決めずに狙うスタイルを「五目釣り」と言って、これはこれでとても楽しいです。



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船から釣ることによってボーズの確率が格段に低くなる

堤防での釣りというのは確かに手軽で良いのですが釣果という点で考えると、特に釣りに慣れていない人は思うように釣れずにボーズが続くということも珍しくありません。

そこでおすすめしたいのが遊漁船やプレジャーボートでの釣りです。

沖のポイントというのは堤防と違って釣り人によるプレッシャーが小さく、スレていない魚が多く、魚群探知機などを使用して自由にポイントを移動することが出来るので釣れる可能性がかなり高いです。

なので、釣りが初めての人でもボーズとなる恐れが非常に少なくて済むのです。

船酔いの対策はしっかりとしておく

それまでフェリーくらいにしか乗ったことがない人にとって小さな船での揺れというのは想像以上にキツイものがあります。

特に男性の方に多いのですが、自分は絶対に酔わないという自信に満ちて酔い止めを飲んだり十分な睡眠を取ったりということをせずに乗船して、いざポイントに着くまでに完全にダウンしてしまって釣りにならないというパターンがあります。

こうなってしまうとせっかく船に乗った意味が完全に無くなってしまうので、絶対に避けたい所です。

翌日の波の予報がどの程度なのかに関わらずしっかりと酔い止めは飲んで、睡眠は十分に取るように意識して下さい。

ある程度の乗船回数をこなすと自分がどのくらいまで耐えられてどのくらいから酔うのかということが分かってきます。

使用するロッドはポイントとそこで釣れる魚種によって変える

プロマリン(PRO MARINE) CB ブレイザースロージギング 632ML

五目釣りはポイントによってどの程度の魚がヒットしてくるのか大きく変わってきます。

30センチ以下の魚がメインとなるのかあるいは60センチ以上の魚もヒットしてくるのかによって当然のことながらタックルも変わってきます。

しかしながら、回るポイントによって複数種類のタックルを使い分けるというのはかなり面倒で準備の費用もバカにならないので、ある程度の大物にも対応することが出来るタックルを1つ揃えておくと安心です。

ジギングロッドで言えばPEラインの3号を無理なく使えて、オモリ負荷60号に余裕を持って耐えられるような規格のものがあれば十分に使えます。

ただここで注意したいのが、同じようなロッドでも穂先が非常に硬いものがあるのでそうしたロッドは感度が低下してアタリの見逃しに繋がるので避けるということです。

いわばグラス製のロッドのように胴の部分に非常に粘りがあって多少の大物であれば自然とロッドが浮かせてくれるようなものが理想です。

実際に釣具屋に行って実物を触って重さや調子などを確かめてみると良いです。

長さとしては2メートル前後のものが女性や子どもでも扱いやすいのでおすすめです。

それ以上の長さのロッドとなると1日中釣っていると持ち重りがしてかなり疲れてくるので避けた方が良いです。

使用するリールは浅場が中心であれば手巻き、深場であれば電動リールがおすすめ

次に使用するリールに関してですが、どの程度の水深のポイントで釣るかによって求められるものも変わってきます。

50メートル以内の浅場が中心であれば手巻きでも十分に対応することが出来ますが、深場であれば電動リールがおすすめです。

水深80メートルを超えるような深場ともなれば、手巻きで毎回仕掛けを回収するのは非常に労力を要するので注意が必要です。

予算に余裕があればどちらの場合にも対応できるように電動リールを最初から揃えておく方が何かと便利なのは間違いありません。

ショックリーダーは必ず接続

PEラインというのは直線の引っ張り強度にはとても優れているのですが、伸びがほとんどないその特性から摩擦に対しては非常に弱いので、ショックリーダーは五目釣りといえども必須と言えます。

PEラインの3号を使用するのであれば、フロロカーボンの12号を接続しておけば強度のバランスが取れます。

ちなみに、PEラインとショックリーダーの接続方法には複数ありますが、五目釣りで初心者が多く乗船する場合は世話役の人がリーダーが切れた際やPEラインの本線から高切れした際に全て結び直していたのでは大変なので、ある程度本人が自力で結ぶことが出来る方法が必要となります。

そこでおすすめなのがトリプルエイトノットです。

このノットは恐らく現存する全てのノットの中でも最も簡単で、慣れれば所要時間20秒ほどで完成します。

その割にはしっかりと結んでいれば90センチ級のブリと電動リールの全力の巻き上げでやり取りし続けても決して抜けたり切れない十分な強度があるのでおすすめです。

仕掛けはハリス8号の落とし込み仕掛けが便利

この釣りは基本的に胴付き仕掛けを使用しますが、ハリス5号程度の五目仕掛けでも構いませんが、良型のマダイや青物なども混じる海域では釣り上げるのは至難の技となるので、ハリスは8号程度の落とし込み釣り用の仕掛けを使うと良いです。

ハリス8号であればかなりの強度を誇るので、強引に綱引きをしなければ十分に青物でも釣り上げることが出来ます。

仕掛けの枚数ですが、根掛かりに備えて複数枚用意しておくと良いです。

落とし込み釣りの仕掛けはどうしても1枚の値段が高いので、もし機会があればセール時にまとめて購入するとお得です。

オモリは水深100メートルまでであれば60号で可

オモリですが余程早い潮流でない限り、水深100メートルまでであればオモリは60号で構いません。

エサはオキアミとキビナゴがあればベスト

エサですが、オキアミとキビナゴを用意しておけば多魚種が狙えます。

特にエサ取りが多くてオキアミではすぐに取られてしまうような場合は、キビナゴを用意しておくとエサ取りをかわして釣ることが出来ます。

特にカサゴやハタなどが生息しているポイントを狙うのであればキビナゴの方が圧倒的に食いが良いです。

底取りが出来るかどうかが釣果の分かれ目

この釣りではしっかりと船が流れているポイントの水深に合せて底取りが出来るのかどうかが釣果を大きく左右します。

この底取りを怠ってしまうと釣れるものも釣れなくなってしまいます。

基本的には仕掛けが底から数メートルは上にくるようにして下さい。

小型のものは抜き上げて、大型のものは玉網で掬う

取り込みに関してですが、小型のものはそのまま抜き上げて、大型のものは無理に抜き上げるのは困難なので玉網で掬って下さい。

まとめ

シマノ ロッド ソルティーアドバンス SHORE JIGGING S906MH

今回はジギングロッドで船から狙う五目釣りを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

この釣りは仕掛けも釣り方も非常にシンプルなので、ちょっとしたレクリエーションにも最適です。

これまで堤防釣りしかしたことが無いという人も、是非難しく考えずに挑戦してみてはいかがでしょうか。

また新しい釣りの魅力をきっと味わえます。







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