村田基氏のベイトリールの考え方について

ベイトリール

シマノ リール 16 アンタレス DC HG 右

ベイトリールを導入するにあたり、是非参考にしていただきたい人物がいます。

それは釣り界での王様と言われている村田基氏です。

村田基氏は釣り界を代表するデモンストレーターです。

村田基氏が推奨するベイトリールの使い方や考え方についてまとめてみました。

是非参考にしていただけるとありがたいです。



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村田基氏が考えるベイトリールの基本

右ハンドル、左ハンドル?

ベイトリールを使う上でまず、右ハンドルにするべきか左ハンドルにするべきかを考えてみましょう。

自分の利き腕はどちらでしょうか?

そうです。

ベイトリールを使う上で考えるべきは自分の利き腕です。

右利きの人は右ハンドルを使用し、左利きの人は左ハンドルを使用することを村田基氏は推奨しています。

なぜ、そのような事が言えるのか、それはまず、リールの構造上の問題がまずあります。

右利きの人を例にお話ししましょう。

右利きの人は右ハンドルを使う、ベイトリールは利き手でキャスティングを行い、バトンを渡すように左手で握りこむ(パーミング)を行います。

そのパーミングをする際に、かならず左手の薬指と小指ロッドのトリガーを挟み込みます。

そして右手の指でハンドルを巻きます。

これが何故正しいと言えるのか?

それは逆の例で考えてみましょう。

右利きの人が左ハンドルを使った時の例です。

その場合は、右手でキャスティングを行うのですが、そこで良く見てみると、その時点で誤った使い方をしている人がいます。

キャスティングを行う際には、必ず人差し指のみをロッドのトリガーにひっかけてキャスティングを行う(ワンフィンガー)のですが、左ハンドルを使う人に良く見られるのがツーフィンガーやスリーフィンガーでキャスティングを行ってしまうのです。

そのままハンドルも巻けて便利だと考える人もいるかもしれませんが、それだとキャスティング時に手首のスナップが上手に使えず、結果的にキャスティングが上手くできないという状況になってしまいます。

また、右利きの人が左ハンドルのベイトリールを使うと魚が掛かった時に上手くハンドルが回せず、ロッドをポンプアップして魚を引き寄せようとします。

しかし、それだと魚とのテンションが緩み、魚がバレてしまうのです。

ですから、上手くなりたかったら右利きの人は右ハンドルを使い、左利きの人は左ハンドルを使うというのが理想になります。



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村田基氏が考えるベイトリールギア比

ローギア、ハイギア

今はベイトリールに関わらず、スピニングリールにも、ローギア、ハイギアと選択できるようになってきている。

そこでどちらが良いのか、村田基氏の考え方としては、リールは絶対的にハイギアが有利と言っています。

何故ハイギアが良いのでしょうか?

自転車を考えてみて下さい。

坂道を登るときギアを落として自転車を漕ぐと軽く上っていけますよね。

そして下るときもスーっと下っていけます。

そしてギアを上げた状態で坂道を登っていくとどうでしょう。

目をつむっていても坂道を上っているというのが明らかに分かります。

そして下り坂になったのもすぐに分かるはずです。

リールにも同じことが言えます。

ハイギアの方が色んな情報をアングラー側に伝えてくれるのです。

クランクベイトのお尻の振り、スピナーベイトのブレードの回っている感覚、バイブレーションのブルブルした感覚。

そして、地形変化などがよく分かります。

しかし、ローギアになるとハンドルが軽いためにスーっと感じる事が少ないまま巻いてくることになってしまいます。

地形変化も感じにくいため、そのままゴリゴリ巻き続けて根掛かりしていまいます。

また、ハイギアのメリットはそれだけではありません。

ハイギアになるとハンドル1回転におけるラインの巻取り量が多いため、ハンドルをゆっくり回すことが出来ます。

それにより、ロッドもブレずに、わずかな変化、もちろん魚のショートバイトも見逃さずにフッキング体制にもちこめるという事です。

ですから、ベイトリールに限らず、スピニングリールも絶対ハイギアを購入する事がおすすめです。

村田基氏が考えるバスフィッシング

ベイトリールの選定について

最近のベイトリールはどんどん進化していて、色々な種類があります。

大きな違いとしてはスプール径の大きさです。

このスプール径の大きさでリールの性格が違うと言っても過言ではありません。

まず一般的にオールラウンドのスプール径としては34mm径のスプールが一般的です。

このスプール径にかんしては、多岐に渡るルアーに対応していて、ほとんどのバーサタイルと言われているリールはこのスプール径になります。

そして、遠投にも向き、大きなルアーを飛ばすことが出来る37mm径のスプールです。

このスプール径はメーカーの中でもフラッグシップもでるといわれるリールに良く使われています。

37mm径のスプールを搭載しているリールで代表的なものが、アンタレスと言うリールがあります。

このアンタレスは村田基氏が生んだリールとイメージされる方が多くいると思います。

アンタレスは大口径のスプール径と軽いスプール素材を使う事によって、驚異的な飛距離をたたきだします。

世界一飛ぶリールと言っていいでしょう。

そして、村田基氏が推奨しないスプール径32mmという小口径のスプールがあります。

このスプール径は小さなルアーを飛ばすのにとても適しています。

しかし、今流行のベイトフィネスという釣りがありますが、村田基氏いわくセコイ釣り、プロがあんな釣りをしていては駄目だといいます。

なぜ、村田基氏はそのような事を言うのでしょうか?

村田基氏の中でバスフィッシングは特別な存在で、かっこよく釣りをしたいと思っているようです。

そんな中、ベイトフィネスでチマチマやっているのが許せないのでしょう。

バスフィッシングはダイナミックなイメージが良いんだ。

そんな言葉も聞いたことがあります。

少し話はズレましたが、ベイトリールにはスプール径が様々で、そこでリールの性格が決まってくるという事です。

村田基氏が考えるブレーキシステム

ブレーキは遠心力ブレーキ

今のベイトリールにはマグネットブレーキ、遠心力ブレーキ、デジタルコントロールブレーキと分かれています。

特にアナログのブレーキで村田基氏が推奨しているブレーキは遠心力ブレーキです。

なぜ、マグネットブレーキがいけないのでしょうか?

特にいけないという訳でもありませんが、マグネットブレーキは一度設定したブレーキがスプールにかかりっぱなしになるという点があります。

ブレーキがかかりっぱなしになってしまう事でルアーを飛ばして、失速していても、ブレーキがかかりっぱなしになっていることから、いきなりルアーが着水してしまうという考え方です。

それに反して遠心力ブレーキは初速が効いている時はブレーキが強く働き、ルアーが失速していくに連れてブレーキが弱まっていくという事です。

より人間味のあるブレーキが遠心力ブレーキなのだという考え方です。

どちらが良いかと言われれば私も遠心力ブレーキを強くおすすめいたします。

そして、今はデジタルコントロールブレーキというものがあります。

村田基氏的にこのブレーキに関してはありみたいで、あの最高の飛距離を誇るアンタレスにデジタルコントロールブレーキを積んだアンタレスDCというものが発売されました。

アナログのブレーキシステムをはるかに凌ぐ飛距離を叩きだしたことでも有名で、もちろん村田基氏が携わっています。

上)のルアーを結んでみましょう。

そしてメカニカルブレーキの設定をしてください。

設定の方法は、クラッチを切ってもルアーが落ちない程度に締めていくのがおすすめです。

ロッドを少し振って少しラインが出る程度が良いでしょう。

これでメカニカルブレーキの設定はOKです。

まとめ

村田基氏はベイトリールに関して色んな思いを込めて作り上げてきています。

勿論飛距離だけではなく、キャスティングにおける投げやすさや、パーミングのしやすさ、さらには巻きのフィーリング等色々な思いが積み込まれていると言っていいでしょう。

村田基氏が今まで積み上げてきた実績をリールやロッドなどに積み込ませることで本当に良いものが出来上がってきているのが事実です。







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