獲物が異なればロッドも違ってくる。ターゲット別おすすめのジギングロッド特集。

ジギングロッド

ダイワ ロッド 月下美人 70L-T

最近は、万能型のライトタックルも増えてきていますが、やはりそのターゲット専用のジギングロッドも揃えておきたいものです。

とはいえ、高価なロッドを何本も購入するのはコスパが悪いですよね。

ある程度手頃な価格のロッドを、予算に応じて買い足していくのがベストな方法ではないでしょうか。

今回は、それぞれの魚のシーズン・特徴を説明した後に、おすすめのジギングロッドを紹介していきましょう。



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各ターゲットのシーズンはいつ頃?

アングラー(釣り師)にとって重要なのはどう釣るかよりも、どこでいつ戦うかです。

適切でないシーズンや場所でロッドを振ってみても、なかなかヒットしませんよね。

ターゲットの釣れやすいシーズンや場所を大雑把に知っておくだけでも、長いスパンでみれば釣果が違ってきます。

では、早速シーズン別に、釣りやすい魚を紹介していきましょう。

春から秋がシーズンの魚

春から夏にかけては、水温が上昇するので海中のプランクトンが増えます。

特に、栄養素が豊富な沿岸部ではプランクトンが増殖します。

このプランクトンを捕食するため、アユやイカナゴの稚魚が湾内に集まって来ます。

この稚魚をエサとするカタクチイワシが出現し始めると、シーバスやアジが岸付近に姿を現します。

夏になると、高い水温に強いマゴチもターゲットになります。

夏から秋にかけては、クロダイ、サバ、キジハタの本格的なシーズンに突入します。

秋から冬がシーズンの魚

餌となるカタクチイワシを追って回遊してくる魚が、秋から冬にかけてのターゲットになります。

初心者でも狙いやすいのが、ショゴやイナダです。

実は、ヒラメもカタクチイワシの動きに影響されます。

他にも、タチウオやメッキが秋から冬におけるシーズンの魚です。

カタクチイワシの動きを把握できれば、ターゲットとなる魚を釣り上げる確率も大幅にアップします。

やはり、餌がある所に魚もいるのです。

冬から春がシーズンの魚

カサゴ、ソイなど低い水温に強い根魚のシーズンは、11月から翌年の春先までです。

根魚は、冬に産卵するため沿岸周辺の浅瀬に近寄って来ます。

よって、この時期がチャンスとなります。

産卵中は極端に餌喰いが悪くなりますが、その前後は食欲旺盛です。

産卵時期は、個体によって異なるので、真冬でも釣れるのが根魚の特徴です。



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小型回遊魚ショゴ・ワカシ

ショゴとは、カンパチの幼魚で40cmクラスまでの魚です。

ワカシは、ブリの幼魚で50cm以下のものを指します。

夏になると、エサとなるアジやイワシを追って岸に寄ってきます。

ヒットゾーンは、中層から底です。

コツは、メタルジグが着底した瞬間にロッドを大きくシャクり、海中でジグを跳ね上げる点です。

海底から中層まで、上下動するように動かすのが理想です。

時合(魚の釣れやすい時間帯)ですが、エサが豊富であれば昼間でも釣ることができます。

理想的な時間帯は、朝マズメ(夜明け前後)や夕マズメ(日の入り前後)です。

グラップラーBBジギングB632 6.3f

シマノ ベイトロッド グラップラー BB ジギング B632 6.3フィート

シマノのベイトロッドです。

ターゲットがショゴ・ワカシの場合、それなりにパワーがあり1日使っても疲労感の少ない軽いロッドがおすすめです。

全長は192cm、適合ジグウェイトは最高で150gまで、自重109g、カーボン使用率82.5%のジギングロッドです。

ショゴ・ワカシのような青物や根魚、シーバス、タチウオなど幅広い魚種を対象としています。

ジグの操作性は良好で、柔軟なティップとパワーのあるバットの組み合わせで、素早いシャクりが可能です。

バットにパワーがあるので、想定外の大型青物にも対応できます。

実売価格は、12,000円前後となっています。

沖合回遊魚シーバス

シーバスのシーズンは春から秋ですが、ベストは初夏から秋の初め頃です。

特に潮が動きエサとなるカタクチイワシが密集しているケースでは、シーバスが表層まで上がってきます。

そんな時が、絶好の機会です。

沖に突き出た堤防があれば、さらにチャンスは広がります。

回遊魚であるシーバスは、昼間でも活発に捕食しているので、日中でも狙えます。

KR-X SXLC-632-150-KR

アブガルシア(Abu Garcia) ライトジギング ロッド ベイト ソルティーステージ KR-X SXLC-632-150-KR

アブガルシアのライトジギングロッドです。

全長は191cm、適合ジグウェイトは最高で150gまで、自重148g、カーボン使用率98%のジギングロッドです。

近海におけるシーバスやタチウオ、さらにサバやタイラなど引きの強い魚にも使用できます。

グリップは握りやすくロッド自体も軽量な為、操作性は抜群です。

実売価格は、13,000円前後となっています。

数をこなしたいならメバルがおすすめ

一発大物を狙うのもいいですが、アングラーたるもの打率も重視したいですよね。

毎度ノーヒットでは、モチベーションも下がってしまいます。

そんな時、おすすめしたいターゲットがメバルです。

メバルのシーズンは長く、夏の終わり以外は年間を通して釣ることができます。

特に、春から梅雨時が最も釣りやすい時期です。

時合は昼夜を問いませんが、夜の常夜灯付近もしくは朝・夕マズメ時は、メバルがエサ取りのため海面付近に姿を現します。

このシチュエーションが、絶好のタイミングです。

水面を泳がせるようにジグを巻いていけば、比較的容易にヒットします。

日中は、堤防の壁付近を狙うのがおすすめです。

メバルは、何にしてもおいしい魚ですが、刺身にするときは一度冷凍しましょう。

一回冷凍すれば、アニサキス(寄生虫)は死んでしまうので、刺身にしても大丈夫です。

月下美人 70L-T

ダイワ ロッド 月下美人 70L-T

ダイワのメバル・アジ・カサゴを対象としたロッドです。

全長は213cm、適合ジグウェイトは1.5~7gまで、自重92g、カーボン使用率88%となっています。

特長は、ジグの操作性を重視し繊細なアタリもキャッチするチューブラートップを使用している点です。

メバル特有のわずかなアタリも捉える感度と、操作性を重視したモデルとなっています。

実売価格は、10000円前後となっています。

漁港で狙える身近なロックフィッシュ、カサゴ・ソイ

カサゴやソイは、冬になると産卵のため、沖合いの浅い岩礁地帯から漁港内に移動してきます。

産卵の時期は、12月から2月頃までです。

この時期は、堤防の壁や捨石付近が絶好のポイントになります。

3月になると産卵を終え、再び漁港内から沖合いへと棲み家を移します。

この時期は、沿岸の浅い岩場が好ポイントとなります。

このように、カサゴやソイは、季節によって大きく生息域を変えます。

しかし、その季節内であれば一度定着すると、ずっとそこに棲み続けるという特徴があります。

よって、カサゴやソイが棲み家とするエリアを見つけられれば、比較的容易に釣ることができます。

この点がロックフィッシュと回遊魚との違いです。

ジグのアクションは、ジャーク(跳ね上げ)&フォール(沈める)が基本です。

1回のアクション毎に、着底させてからジャークします。

ジグのサイズですが、7g前後がおすすめです。

ソルティーステージSTBC-6102ULT-KR

アブガルシア(Abu Garcia) ロックフィッシュ ロッド ベイト ソルティーステージ ベイトフィネス STBC-6102ULT-KR

アブガルシアのロックフィッシュ専用ロッドです。

全長は186cm、適合ジグウェイトは1.5~10gまで、自重104g、カーボン使用率97%となっています。

ジグの投げやすさとコントロールを重視したモデルです。

堤防付近のテトラや岸壁、藻が茂った海底など、ピンポイントでキャストできます。

ロックフィッシュを攻略する、大きな武器となるロッドです。

実売価格は、13,000円前後となっています。

まとめ

今回は前述したように、比較的購入しやすい1万円台前半のロッドを紹介してみました。

  • シマノグラップラーBBジギングB632 6.3f
  • アブガルシアソルティーステージKR-X SXLC-632-150-KR
  • ダイワ月下美人70L-T
  • アブガルシアソルティーステージSTBC-6102ULT-KR

近年、5千円から1万円までのロッドの品質が、急激に上がっています。

よって、その価格帯のワンランク上である1万円台前半のロッドを購入しておけば、十分満足できるはずです。

まずは、お気に入りのジギングロッドを購入し、釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。







ジギングロッド