目指せ50センチオーバー船からジギングロッドとキビナゴで狙うイトヨリ釣り

ジギングロッド

船釣りでは堤防からの釣りとは大きく異なり水深も深くポイントも自由に移動することが出来るので様々な魚種を狙うことが出来ますが、その中でも味が良くて引きも強くある程度の数も狙える魚と言えば何かというとイトヨリが挙げられます。

そこで今回はジギングロッドを使って船からキビナゴエサで40センチ以上の大物に絞って狙うイトヨリ釣りを紹介したいと思います。



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キロ3000円を超えることもある高級魚

イトヨリは主にアマダイ釣りの外道として釣れることが多い対象魚なのですが、本気で狙えばある程度まとまって釣れる魚でもあります。

それだけ数が釣れるのであれば市場価値もそれほど高くないのかと思えば、時にはキロ単価3500円を超えるような場合もあるので立派な高級魚と断言することが出来ます。

食味は非常にあっさりとしており、癖が無いので比較的どのような料理にも合います。



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大型のイトヨリは非常に引きも強く釣趣は抜群

イトヨリは最大で50センチを超えるようなサイズにまで成長しますが、40センチを超えるようなサイズとなると非常に引きも強くなります。

マダイのようにごつごつと竿先を叩くような引きを繰り返して特にヒット直後の突っ込みはかなりのものです。

使用するロッドはバット部分にパワーがあるジギングロッドが最適

今回紹介するのはあくまでも大型イトヨリに的を絞った釣り方なので、ロッドもバット部分にしっかりとパワーがあるジギングロッドを選択して下さい。

基準で言えばオモリ60号を使用出来て、大型の青物にも対抗することが出来るモデルであれば十分です。

しかし、イトヨリのアタリも正確に取らなければならないので、感度もしっかりと重視して下さい。

胴調子で穂先が柔らかいものがあれば最高です。

この辺りは自分で詳しく分からないと言う場合は、釣具店のスタッフに相談してみると良いです。

最近では各種メーカーから様々なモデルが出ているので、自分の体格や予算に合せて色々と吟味してみることをおすすめします。

特にロッドは消耗品ではあるのですが、仕掛けのように1度使えば終わりではなくしばらくの間はずっと使い続けていくものなので、慎重に選ぶ方が良いです。

スピニングタイプとベイトタイプがありますが、この釣りは電動リールがメインとなるのでベイトタイプを選択して下さい。

ダイワやシマノといった有名メーカーのものであっても、2万円も出せば十分な性能を持つものが見つかります。

出来るだけ投入回数を増やすことが大型のヒット率を高める

まず前提として40センチを超えるような大型のイトヨリというのは、それほど数が釣れるわけではありません。

なので、ポイント周辺を魚群探知機を使いながら探っていき拾い釣りをしていくというスタイルの釣りとなります。

では、どのように釣れば大型のヒット率を高めることが出来るのかと言えばエサを変えて出来る限り手返しのスピードを早くすることで投入回数を増やすのがポイントとなります。

その上で必須とも言えるのが電動リールです。

手巻きリールの場合は確かにやり取り自体はしやすいのですが、単純に仕掛けを回収する際やイトヨリ以外の小型外道がヒットした際に回収するのがどうしても遅くなってタイムロスに繋がるのでおすすめできません。

電動リールの場合と手巻きリールの場合とで1投ごとの所要時間の差はそれほど大きくなくても、それが何投分も積み重なってくると大幅なロスになってしまいます。

電動リールは中型のものであれば巻き取りパワー的には問題ありません。

むしろ、全力の巻き上げは口切れによるバラシが多発するので基本的にはほとんど使用しないと考えてもらって構いません。

PEラインは3号を200メートルは巻いておく

詳しくは後述しますが、この釣りというのはオキアミエサの時と異なってキビナゴをメインに使用するので外道でヒットしてくる魚もある程度のサイズのものが中心となります。

マダイやハタ、ハマチやカンパチといった青物もポイントによってはヒットしてくることがあるのでやはりPEラインは3号を巻いておいて損はありません。

2号でも少々の魚であれば上げることは可能なのですが、電動リールを使って青物などとファイトするとどうしても高切れなどの恐れがあるので特別な理由が無い限りは3号を使った方が良いです。

ショックリーダーはフロロカーボンラインの12号

PEラインの3号を使用する場合は、ショックリーダーとしてフロロカーボンの12号をショックリーダーとして使って下さい。

接続方法はFGノットが強度的にも安心ですが、トリプルエイトノットでも十分です。

トリプルエイトノットの大きなメリットとして、非常に短時間で結ぶことが出来てしっかりと接続出来ていればかなりの大物にも対応することが出来るという点です。

仕掛けは落とし込み釣り用のサビキを使用

この釣りでは大型の外道に備えて落とし込み釣りに使用する太ハリスのサビキ仕掛けを使用して下さい。

号数としては12号を基本として、食い渋りの状況に備えて8号を使用して下さい。

イトヨリは不思議とハリスが多少太くてもお構いなしにヒットするので、それほど気にしなくて良いです。

それよりも掛けた魚を確実に獲るという観点で仕掛けを揃えた方が良いです。

仕掛けはロストに備えて複数用意

この釣りでは岩礁帯や漁礁帯で釣ることも多いので根掛かりによる仕掛けのロストに備えて仕掛けは必ず複数用意しておいて下さい。

その際に例えば全てをハリス12号の仕掛けで揃えるのではなくて、何枚かをハリス8号にしておくと色々な状況に対応することが出来るので便利です。

エサはキビナゴが基本

大型を狙う場合はエサはキビナゴが基本となります。

オキアミエサと比較して小型のエサ取りに非常に強いのでおすすめです。

まさに大型に狙いを絞った特効エサと言えます。

食いが良い日は1尾を丸々針に掛けたので構いませんが、食いが渋い日には半分にカットして針に掛けると食い込みが良くなって釣りやすくなります。

キビナゴは出来れば大量にパックに入っているものの方がお得です。

ベタ底付近を常にチェック

イトヨリは海底付近を回遊しながらエサを探しているので、常にタナをベタ底に合せてアタリを待つようにして下さい。

具体的に言えば海底から1メートル以内に留めておくと良いです。

仕掛けが着底したらリールを1~2回巻いて底を少し切ったくらいで待っておいて下さい。

アタリは明確、しっかりと食い込ませてからアワせる

イトヨリをキビナゴエサで釣ると、エサが大きいためかアタリも一気に食い込むようなパターンが多くなります。

なので、すぐにアワセを入れて下さい。

針掛かりしてしばらくは手巻きで対応

針掛かりしたらしばらくは竿先を叩くようにしてかなりの抵抗を見せるので、電動リールを使って強引に巻き上げてしまうとバラシが多くなります。

なので、しばらくは手巻きでゆっくりと回収して大人しくなったタイミングで電動リールのスイッチを入れて回収して下さい。

電動リールの巻き上げは中速くらいがバラシも少ないのでおすすめです。

まとめ

今回は船からジギングロッドとキビナゴを用いて良型のイトヨリを狙う方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りはエサ釣りではありますが、かなりテクニカルで非常に面白い釣りです。

特に引き込むようなアタリをしっかりと合わせた際にロッドが大きく曲がる瞬間は癖になります。

興味がある人は是非挑戦してみて下さい。







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