真夏の酷暑を避けてエギングロッドとサビキ仕掛けで狙う夕マズメの良型アジ釣り

エギングロッド

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堤防のアジ釣りというのは海釣りを楽しむ人が一度は必ず経験すると言っても過言ではない釣りですが、実はこの釣りは初心者ばかりではなくてベテランも楽しむことが出来るのです。

30センチ前後の良型アジともなればその引きも強く、誰でも楽しむことが出来ます。

そこで今回はエギングロッドとサビキ仕掛けで狙うアジ釣りを紹介したいと思います。



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同じ釣り方でも釣果に差が出るサビキ釣り

サビキ釣りというと釣り経験の有無などにそれほど左右されることなく誰にでも釣れるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。

確かに真夏の昼間に海面付近を真っ黒に染めるほど湧いた小アジを釣るということであれば、上記のように釣り経験や釣り方を問わず誰にでも釣れるといっても過言ではありません。

しかし、堤防から釣れる中では良型と言って良い25センチから30センチ前後のアジを狙うとなると話はそう簡単ではありません。

しっかりと時間帯や狙いのタナなどの戦略を立てなければ思うような釣果を得ることは出来ず、最悪の場合はボーズさえも有り得ます。



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真夏の夕暮れ時は大型ゲットのチャンス

真夏の昼間は先述のように釣れるアジのサイズも手のひらサイズに満たないような「豆アジ」や「スーパーゼンゴ」と呼ばれるサイズがほとんどになりますが、実は日がだんだんと傾き始める夕暮れ時は30センチ前後の良型を狙う大チャンスとなります。

この傾向は足元の水深が20メートル前後あるような浮桟橋や堤防など深場であればあるほど顕著となります。

中でも浮桟橋の場合は、一般的な堤防に比べて魚が足元周辺に集まりやすくより一層ゲットすることが出来る確率が高まります。

釣り場入りは午後の4時頃からでもOK

夕マズメを中心に攻める釣りになるので、一般的な釣りと比べて遅く現場入り出来るので例えば昼間は家の用事を済ませてからということも出来ますし、何よりも昼間のそこに何もせずに立っているだけで熱中症になりかねない猛烈な暑さを避けることが出来るのが最大のメリットと言えます。

昼間は無風状態であっても夕方になると心地の良い海風が吹き始めることもよくありますのでまさに夕涼みを兼ねて晩御飯のおかずを釣る事が出来る一石二鳥と言えます。

小アジとは一味違う引きを味わえ、食味も抜群

アジと言っても25センチを超えて30センチに迫るようなサイズともなると小アジとは全く別の魚ではないかと思うほど、最後までよく抵抗します。

初めて釣りをする人は驚くほどの引き味を見せてくれるので、単純に楽しめます。

また、一般的に言って釣り場にもよって多少は変わりますが小アジに比べて良型のアジの方が脂がしっかりと乗っているので、食味も抜群です。

刺身はもちろん、タタキやフライにしても美味しく食べることが出来ます。

ポイントが広い場合はどこで釣れるのかしっかりとリサーチしておく

ただ、良型のアジになると釣れる場所が限られてくることも多いので、自分が向かう釣り場のリサーチはしっかりと行うに越したことはありません。

釣りは場所選びが何よりも大事になってくるので、この点には注意して下さい。

エギングロッドを使った軽装の釣りがおすすめ

この釣りは大掛かりな仕掛けやタックルは必要ないので、エギングロッドなどの手軽なタックルで十分に楽しめます。

むしろサビキ釣りの場合はアミエビなどがかさばるので、軽装で臨んだ方が楽に釣る事が出来ます。

トラブルに備えて2本ほど持参するという事やタイなどの外道がヒットした際のやり取りを考えてもやはりエギングロッドが最適と言えます。

価格帯としては1000円ほどのものあれば十分ですが、普段からエギングなどで使用しているロッドがあるという方はそれをそのまま流用したので構いません。

エギングロッドは基本的に並み継ぎタイプのものが多いので、釣り場に持ち運ぶ際にはロッドバンドでしっかり留めておくと非常に便利です。

リールは小型のスピニングリールで可

サビキ釣りで使用するリールもそれほど大きなものは必要ありませんし、持ち重りがするだけなので避けた方が無難です。

小型のスピニングリールをセットして使用して下さい。

使おうと思えば釣具店の入り口などで雑然と安売りされているものでも十分に使えるので、巻き心地やメーカーに対してこだわりがある人以外は手頃なもので問題ありません。

足元の釣りなのでPEラインでもナイロンラインでもどちらでも使用可

ラインですが、ルアー釣りのように軽い仕掛けを遠投して小さなアタリを取るという釣りではありませんのでPEラインが必須というわけではありません。

ナイロンラインは伸びがあるので感度が悪いということがよく言われますが足元での釣りに限れば決してそのようなことは無いので気にせず使えます。

サビキ仕掛けは紫色のケイムラ加工モデルがベスト

サビキ仕掛けの種類というのも10年ほど前に比べると圧倒的に増えてきましたが、地域を問わず大きな釣果を出しているのがケイムラ加工がスキンに施されているサビキです。

海中では紫色が他の色と比べてアピール力が高いことを利用した仕掛けですが、これは周囲がだんだんと薄暗くなってくる夕マズメにも相当に大きな効果があります。

なので、釣り場を問わず最低でも複数枚は用意しておくに越したことはありません。

メインのサビキをこちらにして、他に夜光モデルなどを数種類用意しておけば事足ります。

アミエビは単体で使う方がおすすめ

アミエビというのは実は単体で使用すると暗い海中では光を放つので、その匂いと相まって大きな集魚効果があります。

夕マズメのサビキ釣りにおいても特に他に粉末状の集魚剤と混ぜる必要はありませんので、単独で使って下さい。

最初は群れを自分の釣り座に寄せてくるのが先決なので、しっかりとマキエを撒いて下さい。

ここでマキエの量をケチると群れの寄りが悪くなって釣れたとしてもすぐにアタリが止まってしまいかねません。

夜になるとパッタリと食いが止まることがほとんどなので、とにかく短時間勝負という意識で釣る事が釣果を得るコツです。

海底付近を回遊していることが多いので、着底後数メートル切って待つ

30センチ前後の良型のアジは海底付近を泳いでいることが非常に多いので、最初から狙いのタナは海底付近に定めてマキエを撒く方が効率よく釣ることが出来ます。

仕掛けを投入するごとにタナを変えていたのでは、せっかくのマキエが分散して意味が無くなってしまうので注意が必要です。

アタリがあれば向こうアワセで一定のリズムで巻き上げる

アタリは一気に竿先を引っ張り込むのですぐに分かります。

アワセは特に必要ないので、そのまま一定のリズムで巻き取って下さい。

途中で何度か鋭く締め込むことがありますが、その時は無理に巻き取ろうとせずに竿でしっかりと粘って下さい。

海面まで浮いてきたら網を使って取り込みますが、モタモタしていると口切れで逃げてしまうので注意が必要です。

海面から釣り座までがそこまで高くない場所では抜き上げても問題ありません。

こぼれたマキエは流す

こぼれたマキエはしっかりと洗い流して下さい。

マキエは乾くとなかなか取れないので、こぼれたらその都度流すことをおすすめします。

まとめ

今回はエギングロッドを使って身近な堤防から狙うアジのサビキ釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは非常に手軽に楽しむことが出来る一方で、隣で並んで釣っていてもその釣り方一つで釣果に大きな差が生まれます。

身近な堤防や浮桟橋で釣れるので興味がある人は是非エギングロッドを片手に挑戦してみて下さい。







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