老若男女誰でも楽しめるジギングロッドで楽しむ電動ジギング入門

ジギングロッド

シマノ ロッド コルトスナイパー BB S1000MH

船からのジギングでハマチなどが釣れているのを雑誌で見て、自分もやってみたいと思いいざ挑戦してみたは良いものの、体力的にキツくてそれ以降はやっていないという人は多いのではないでしょうか。

しかし、今回紹介する電動ジギングはそうした従来のイメージを覆す画期的な釣法です。

今回はジギングロッドなどのタックル面も含めて簡単に紹介します。



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手巻きでは厳しい深場も楽々攻略!ジギングロッドで楽しむ電動ジギング釣法

皆さんはこれまでに遊漁船やプレジャーボートなどで遊漁船からジギングをされた経験はお持ちでしょうか?

船からのジギングを経験された方はよく分かると思いますが、メタルジグも100gを超えてある程度水深が深い場所になってくると水の抵抗もかなりのものになってくるので、1日通して釣るとジギングに慣れていない人は驚くほど体に負担となってしまいます。

そこでおすすめなのが電動リールを使用した電動ジギングです。

まだ、全国的に釣り雑誌などでも時折取り上げられる程度で、大々的に注目されていない為に爆発的なブームにまではなっていませんが、特に深場や潮の流れが早いポイントを攻める場合には従来の手巻きリールを使ったジギングよりも圧倒的な釣果を叩き出すことは決して珍しくありません。

そこで今回は、電動リールジギングの釣り方についてタックル面も含めて簡単にではありますが紹介したいと思います。



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電動リールジギングを行うメリットその①…肉体的な負担の大幅な軽減と攻めの幅

通常の手巻きリールを使用したジギングと比べて、電動ジギングは「しゃくる」という動作にアングラー側が専念することが出来て、巻き上げる動作は全てスイッチ1つで行ってくれるので非常に楽です。

先述の通り、深場などの水の抵抗が増すようなケースでは尚更です。

また、電動リールはレバーを調整すれば巻き上げ速度なども簡単に調整できるので、その日の魚の活性によって様々な巻き上げ速度のパターンを手軽に試すことが出来ます。

同じ位置にレバーを入れている限り巻き上げの速度は一定になるので、手動リールによる場合と比べてルアーアクションにムラが出来にくくなるのも大きなメリットと言えます。

異なる巻き上げのスピードを組み合わせてから、海底から5メートルまでは高速巻き上げ+しゃくりでそれよりも上は中速巻き上げ+しゃくりで対応するということも可能です。

異なる巻き上げスピードとしゃくりの回数や幅を組み合わせれば文字通り無限大の攻めが可能となります。

電動リールジギングを行うメリットその②…手返しの早さ

電動リールを使用する事でアングラーが得られる最大のメリットは、手巻きリールと比べて圧倒的に手返しが早いことです。

特に青物などはヒット直後から激しい抵抗を見せる為に、やり取りには大型になればなるほどそれなりの時間を要します。

慣れていないとポンピング動作なども上手く出来ませんので、尚更時間が掛かってしまうのが常です。

しかし、電動リールであれば巻き上げはスイッチさえ入れておけば自動的に一定速度で回収してくれるので、あとは竿を上げ下げしてポンピングを繰り返せば余程強引なやり取りをしない限りラインが切れることもそうそうありませんし、比較的短時間で取り込むことが可能です。

これは手返しの早さに直結します。

特に青物は群れで移動していますが、遊泳スピードも大変速いので時合いにしっかりと釣り切っておかなければ後はさっぱりというパターンも決して珍しくありませんので意識したい所です。

使用するロッドについて

使用するロッドは電動リールをセットすることが出来るベイトタイプの青物用ジギングロッドであれば特に高価な機種で無くても問題はありません。

ただ、電動リールの高速巻き上げでのアクションを多用するのであればやはりかなりの負担がロッドに掛かってくることは間違いありませんので、通常のジギングで使用するものよりも1ランクほど上のモデルを使用すると良いです。

最近では少しずつ電動ジギングが広がりを見せている為なのか、電動ジギング専用ロッドを販売しているメーカーもありますので、気になる人は是非チェックしてみて下さい。

長く電動ジギングを続けていきたいという人で予算に余裕がある人はそうした専用タックルを揃えた方が快適に釣りを楽しむことが出来るのは間違いありません。

使用するリールについて

電動リールはある程度のパワーを備えている中型のものをおすすめします。

この釣りは1日中スイッチを入れて巻き上げを多用するという点で、魚がヒットした時のみ巻き上げ機能を使用するその他の釣りとは大きく異なります。

つまり小型の電動リールでは内蔵されているモーターに負荷が掛かり過ぎる事になりかねませんので使用は避けた方が無難です。

基準としては青物がヒットしてもある程度の余裕を持って対処できるだけのパワーを持っているのであれば、そのまま電動ジギングに流用したので問題ありません。

どうしても使えるのかどうなのか不安だと言うのであれば、船長や釣具店のスタッフに聞いてみると良いです。

使用するラインについて

PEラインをメインに使用しますが、3号あればブリクラスがヒットしても対応できるのでおすすめです。

2号でも最近のPEラインは強度があるので十分と言えば十分なのですが巻き上げながらしゃくる事によってロッドのガイド部分にラインが擦れて摩耗することを考えると、あまり激しいしゃくりなどを行っているといざ大型の青物がヒットして急激に負荷が掛かると高切れなどを起こしてしまいかねませんのでご注意下さい。

ショックリーダーはナイロンラインかフロロカーボンラインの12号前後が良いです。

使用するジグについて

こちらは地域やシーズン、その時のタイミングによってもヒットカラーなどが大きく変化してくるので、遊漁船の予約時に船長に尋ねたりするのが一番手っ取り早いです。

電動ジギングはロングジグを用いる時でも大きな力を発揮しますので、タチウオがベイトの時は是非試してみて下さい。

釣り方について

まずは合図があればジグを着底させて下さい。

着底後は電動リールのスイッチをオンにして一定の間隔で1ピッチジャークを入れながら上まで探ってきます。

通常のジギング時のようにあまり細かい動きを入れ過ぎずにシンプルに動かす方がヒット率は上がります。

その時の反応にもよりますが、ある一定の層まで探ってもアタリが無いようであれば再び海底まで沈めて上記の動作を繰り返して下さい。

アタリについて

この釣りでのアタリはジグをしゃくった瞬間に糸ふけが生まれて次にしゃくりを入れた瞬間にヒットするというパターンが多いです。

あるいはジャークを繰り返していると急にロッドがしなってフッキングするという場合もありますが、いずれにせよ2回ほど追いアワセを入れた方がフッキングは確実なものとなります。

がっちりと針掛かりすればそのまま海面まで巻き上げて、玉網で掬えば取り込み完了となります。

時合いを逃さずに攻略する

自分が釣れた時や同船している他のアングラーに続々とヒットしている時というのは大きなチャンスと言えます。

釣り上げた魚をすぐに外してジグを投入し、とにかく手返しを意識して効率的に釣りましょう。

まとめ

今回はジギングロッドと電動リールの組み合わせで楽しむ電動ジギングについて紹介しましたがいかがだったでしょうか。

この釣りは非常に体力的にも楽なので誰にでも楽しむことが出来ます。

また、アクションも一定の間隔で竿を煽るだけなので、テクニックが必要ありません。

通常のジギングではかなりしんどかったけれども、こちらは興味がある人は是非気軽に挑戦してみて下さい。







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