こんなにあるの? ちょっとマニアックなブランデーのカクテル10選

ブランデー

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高級なため、ストレートが一番といわれているブランデーですが、おいしいカクテルもたくさんあります。

サイドカーやニコラシカ、あたりは比較的有名なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

ここではカクテルによく使われるお酒について説明してから、ちょっとニッチなブランデーのカクテルを紹介していきます。



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ブランデーのカクテルによく使われるお酒

キュラソー

オレンジの皮を原料とするリキュールの1種で、無色透明のホワイトやオレンジのほかに、着色料で色付けをしたブルーやレッド、グリーンといったバリエーションがあります。

代表的なホワイト・キュラソーにはフランス産のコアントローがあり、サイドカーやマルガリータ、バラライカなど、さまざまなカクテルに利用されます。

ベルモット

白ワインをベースにニガヨモギなどの香草やスパイスを加えたフレーバードワインで、料理やカクテルの材料として使用されるほか、食前酒としても飲まれています。

フランス発祥で辛口のドライ・ベルモットと、イタリアで生まれた甘口のスイートベルモットの2種類に分かれており、後者はハーブの風味がやや強いのがポイントです。

ドライ・ベルモットを使ったジンベースの有名なカクテルにマティーニがあります。

アマレット

杏仁豆腐にも使用される杏子の核である杏仁を原料としたリキュールで、赤褐色の見た目とアーモンドのような香りが特徴です。

アマレットとはイタリア語で「少し苦いもの」を意味し、甘くてほろ苦い味がします。

ウイスキーベースのゴッドファーザーや、ウォッカベースのゴッドマザー、ブランデーベースのフレンチ・コネクションといったさまざまなカクテルの材料にもなります。



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フルーティで飲みやすいカクテル

オリンピック

1900年にパリで開催された第2回オリンピックを記念して、ホテル・リッツ・パリで考え出されたといわれています。

ブランデー20mlに同量のオレンジキュラソー、オレンジジュースをミックスして作ります。

オレンジジュースは市販のものを使用しても問題ありませんが、搾りたてがベストです。

カクテルのレシピは時代とともに変化していくことが多いものの、オリンピックは考案当初から変わっていないのも大きな特徴といえます。

クラシック

ブランデーとレモンジュース、オレンジキュラソー、マラスキーノを3:1:1:1の割合でミックスしたカクテルで、ふちに砂糖をつけたスノースタイルでいただきます。

マラスキーノはさくらんぼのリキュールで、スイート・チェリーの栽培が盛んなイタリア北東部からスロベニアにかけての地方で生産されています。

仕上げにオレンジやレモンピールをふりかけると、いっそう風味が引き立ちます。

最近はスノースタイルにしないお店も増えてきました。

ムーラン・ルージュ

パリの有名なキャバレーにちなんだ名前がついたエキゾチックなカクテルで、ほんのり甘酸っぱいのが特徴です。

ブランデーとパイナップルジュース、シャンパンをミックスしてシャンパングラスに注ぎ、カットパインとチェリーをそえれば完成です。

スロー・ジンをベースにベルモットを加えたものなど、ムーラン・ルージュのレシピにはバリエーションがあり、自由にアレンジを加えて楽しむのもおすすめです。

色も黄色や赤などカラフルなので、目で楽しむこともできます。

カルヴァドスを使ったカクテル

アップルカー

アップルカーはカルヴァドスの代表的なカクテルで、コアントローとレモンジュースを加えてミックスしたものです。

高級アップルブランデー、カルヴァドスは柑橘系のリキュールとも相性がよく、口当たりのいいカクテルになります。

カルヴァドスの替わりに普通のブランデーを使ったものがサイドカーで、こちらもブランデーのカクテルの中では有名です。

ウィドウズ・キス

カルヴァドス30mlにベネディクティン15ml、イエローシャルトリューズ15ml、アロマチックビターズ1dashをシェイクしてカクテルグラスに注げばOKです。

3種類の薬草リキュールの芳香とカルヴァドスのさわやかな風味がよく合い、独特の味のカクテルに仕上がります。

バーでもあまり注文することはない珍しいメニューなので、試してみてはいかがでしょうか?

ハーバード・クーラー

カルヴァドスにレモンジュース、シロップ、ソーダを加えた淡い黄色のカクテルで、タンブラーと呼ばれる長いグラスに氷を満たしていただきます。

レモンジュースは果汁100%のものか、搾りたてを使うと風味がバツグンに良くなります。

レモンの酸味と炭酸の清涼感が魅力なので、氷が融け切って薄まらないうちに飲み切りましょう。

カルヴァドスの代わりにラムを使ったものがボストン・クーラーで、こちらもさっぱりとして飲みやすいカクテルです。

ベルモットを使ったカクテル

クイーン・エリザベス

ブランデーと同比率のスイートベルモットに、オレンジキュラソーを加えて作ります。

名前の由来はエリザベス1世や、彼女の名がついた世界最大の豪華客船など諸説あります。

名前にふさわしく上品な赤い色とすっきりとした甘さで、食前や食後などシーンを問わずおすすめの1杯です。

アルコール度数は30度もあるため、寝る前のお酒・ナイトキャップとしても楽しめます。

キャロル

ブランデー40mlとスイートベルモット20mlをミックスして、チェリーをそえたカクテルです。

チェリーの替わりにパール・オニオンと呼ばれる小さな玉ねぎにカクテルピックを刺して入れることもあります。

ブランデーもベルモットも個性の強いお酒ですが、不思議と相性が良く、深みのある味に仕上がります。

キャロル自体は「賛歌」を意味しますが、カクテル言葉は「想いを君に捧げる」という情熱的なもの。

カクテルグラス片手にロマンチックな夜を過ごしたいものですね。

ブランデーをライウイスキーに換えたものがマンハッタン、スコッチにすればロブロイです。

クリス

冷たいタイプのロングカクテルで、ブランデーの奥深さにアマレットのアーモンドのような風味が絶妙にマッチ。

名前のクリスとは「サンタ・クロース」のことで、クリスマスにもふさわしく、時間をかけてゆっくりと味わいたい1杯です。

作り方はブランデー45mlにアマレット10ml、レモンジュース5mlにシュガーシロップ、トニックウォーターをミックスしてコリンズグラスに注ぎます。

レモンの輪切りとチェリーをのせれば完成です。

モンタナ

アメリカの州の名前がついた淡い赤紫色のカクテルで、ブランデーの芳醇な風味とポートワインの甘さが合わさった、上品で奥深い味わいが魅力です。

ブランデーとドライ・ベルモット、ポートワインを2:1:1の割合で混ぜて作ります。

ポートワインはポルトガル原産の甘口のワインで、発酵の途中でアルコールを足していることからアルコール度数が20度程度と通常のワインより高くなっているのが特徴です。

モンタナはすっきりとした飲み口でグイグイいきそうになりますが、飲みすぎないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは、ややマニアックなブランデーのカクテルをテーマごとに取り上げました。

ブランデーのカクテルだけでもかなりの種類があり、紹介しきれないほどです。

興味を引かれたものがあれば、バーでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

材料さえそろえばご自宅で作れるものも多いので、自分で試してみるのもおすすめです。

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