ちょっとおしゃれに焼酎を楽しもう、焼酎の美味しい飲み方は

焼酎

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焼酎と聞くと、特にいささか古い世代に属する筆者のような人間は、荒っぽいお酒という印象が拭えません。

オヤジさんたちが、一升瓶片手に豪快に飲んでいる姿が目に浮かんでしまいます。

日本酒よりもアルコール度が高いので、酔いも回りやすくコスパがいいということで、あまりお財布に余裕のないオヤジさんたちが1杯引っ掛けるというイメージですね。

いささか差別的なイメージですが、まあ古い世代だとそう考えがちだということです。

でも今は、ちょっと違ってきていますね。



大体焼酎って日本酒とどう違う

日本酒も焼酎も、日本を代表するお酒に違いはありません。

まあ大雑把に分けると、日本酒は醸造酒で焼酎は蒸留酒だという違いがまず上げられます。

加えて、日本酒は米類が原料ですが、焼酎は米も含まれる穀類や芋が主原料です。

日本酒に使われる米は、酒造専用の米ですね。

またアルコール度数も違っています。

日本酒は15度位までですが、焼酎の場合25度位が平均値です。

西洋のお酒に例えると、日本酒がビールで焼酎がウイスキーと言うことですね。

勿論味わいも違っています。

日本酒は結構甘みが強いのですが、焼酎の場合もっとさっぱりした味わいになります。

甘いのはどうも、という人には焼酎がおすすめだということですね。

そしてアルコール度数の違いから、カロリー量も違ってきます。

さっぱりした味わいの焼酎のほうが、アルコール度数が高い分実はカロリー量も高いのです。

甘くないからと安心して飲みすぎないように、注意してくださいね。



焼酎の味ってどんな感じ

日本酒の場合、米の種類や醸造の方法、水の種類などによって味わいが変わってきます。

とはいえそれほど大きな味の違いは、特に素人には感じられません。

しかし焼酎の場合、原材料が色々なのでそれによって味わいがかなり違ってきます。

焼酎といえばいも焼酎と答える人が多いでしょうが、昔のいも焼酎は本当に癖も匂いも強いものでした。

男性のお酒、というイメージでしたね。

なのでその匂いや味が好み、という人以外にはいささかとっつきにくいお酒でもあったのです。

しかし現在、焼酎の味も改良されて、誰にでも飲みやすい味わいに変わってきています。

いも焼酎と言っても昔のように、栓を開けた途端に独特の匂いが広がる、と言った感じではなくなりました。

スッキリした呑口を謳っている焼酎も、多く出ています。

今では誰にでも愛されるお酒になったのが、焼酎なのです。

焼酎はどう飲むのがいいのだろう

一昔前の焼酎の飲み方は、それこそ豪快に生のまま、要はストレートで飲むのが定番でした。

筆者の思い出としては、オヤジさんたちが茶碗に焼酎をついで、グビグビやっていたのが印象的でしたね。

まあこれ、蒸留酒としては25度という割と低いアルコール度数だから出来たことです。

ウイスキーやブランデーのアルコール度数では、ちょっと出来ない飲み方です。

と言うか、やってほしくない飲み方ですね。

ストレートをちびちびではなく、茶碗でゴクゴクと言った感じで飲んでいたのが当時のオヤジさんたちでした。

でも現在は、様々な飲み方で焼酎も、様々な年代の人達に楽しまれるようになりました。

飲み方も美味しく楽しく飲めるように、色々と工夫されています。

この飲み方が一番、という決まりはありませんので、自分にとっての一番を見つけてみてください。

基本的にはやはりこれしか無い

ちょっと強めの蒸留酒の場合、この3種類の飲み方はそれでも定番ですね。

ストレートで飲む

ブランデーやウイスキーでもそうですが、そのお酒自体の香りや味を楽しみたい場合は、ストレートで飲むのが一番おすすめの飲み方です。

チェイサーを用意して、好みのお酒を味わいつつのんびりと時を過ごすというのは、1日の疲れを洗い流してくれるものです。

焼酎も、その独特の香りと味を楽しみたい場合、やはりこのストレートは外せません。

気をつけたいのは、他の蒸留酒よりアルコール度が低いので、ついつい飲みすぎてしまうことですね。

特に今の焼酎は口当たりがいいので、飲み過ぎには注意してください。

オンザロックで飲む

ストレートよりも口の中がさっぱりと出来て、しかも氷が溶けるに連れてお酒の味わいも変化、それを楽しめる飲み方です。

焼酎の場合原材料によってかなり味が違いますので、特に癖の強い焼酎を楽しむ時には、オンザロックがおすすめです。

冷たくなることで味もまろやかになり、飲みやすくなります。

それでも実際の味わいはしっかりと舌に残りますので、ストレートはちょっとという人におすすめです。

水割りで飲む

日本人にはおなじみの水割りでの飲み方です。

焼酎でも勿論、特にお酒にあまり強くない人には、定番の飲み方ですね。

自分でお酒の量を加減できますので、強さも調節ができます。

焼酎のアルコール度数だとちょっと物足りない、と思う人にはあまり向かない飲み方でもありますね。

焼酎を使ったカクテルだって勿論あります

バーでおしゃれに楽しむカクテルと、豪快なイメージの焼酎というのは、あまり接点がないように感じられます。

でも今では、焼酎を上手く使って美味しいカクテルも提供されています。

でも焼酎の味をカクテルにしていいの

割と癖の強い焼酎をカクテルにして、実際飲んだ場合美味しいのだろうかと、思ってしまう人もいるはずです。

しかし考えてみれば、ブランデーにしてもウイスキーにしても、味も香りも非常に強いお酒です。

でもそれらを使ったカクテルは、無数に作られているのです。

となれば、焼酎を使ったカクテルだって、あって当然ということになりますね。

なのでいくつか、家でも簡単に出来るようなカクテルをご紹介します。

オレンジジュースと焼酎のカクテル

オレンジジュースといえば、どんなお酒のカクテルにもよく使用されるレシピの1つです。

甘いけれど決してくどくない味わいのオレンジジュースは、お酒との相性は抜群です。

勿論焼酎との相性も抜群ですし、家の冷蔵庫にあればすぐに作れます。

焼酎にオレンジジュースを静かに注ぎ入れるだけで出来上がりです。

もう一味、もうひと手間と思った場合は、少しだけグレナデンシロップを入れてみるのもおすすめです。

焼酎とジンジャーエール

ジンジャーエールもまた、カクテルの定番です。

焼酎でという時には、辛口のほうが合いますね。

そしてここでも万能のフルーツその2、レモンを絞り入れるとさらに美味しくさっぱりと焼酎が味わえます。

この組み合わせはウイスキーやブランデーでも定番カクテルですが、焼酎だとそれらよりもアルコール度数が低いので、あまりお酒に強くない人におすすめです。

焼酎とレモンとクラッシュアイス

この万能のフルーツと焼酎だけの組み合わせでも、かなり美味しくさっぱりしたカクテルになります。

焼酎にレモンを絞り入れて、クラッシュアイスとともに混ぜるだけです。

焼酎自体の味を楽しみたいけど、ちょっと癖が強いなという人におすすめのカクテルですね。

工夫はいくらでも出来ます

代表的な組み合わせだけちょっとご紹介しましたが、組み合わせでできるカクテルはそれこそ無限にあります。

焼酎自体の味わいもそのままに、でもちょっとおしゃれに飲みたいという場合もありますし、完全にカクテルとしての味を楽しみたい場合もあります。

コツとしては、他の蒸留酒よりもアルコール度が低いので、少し焼酎は多めに入れると味わいが消えずに済みます。

何時ものブランデーなどと同じ量だと、特にお酒に強い人には物足りなくなるかもしれませんので、加減はお好みでしていってください。

まとめ

豪快なから、おしゃれなに変わってきた焼酎です。

なので当然種類もどんどんと増えていっています。

どれが一番自分の舌に合うのか、探してみるのも楽しいかもしれません。

昔ながらの味わいのものを好む人も、やはりちょっとそれでは強すぎると思う人もいるはずです。

どんな焼酎をどんな飲み方で飲んでも自由な時代です。

自分だけの楽しみ方を、見つけていってくださいね。

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