ウイスキーでつくるスイーツ、ウイスキーボンボンの知識

ウイスキー

ウイスキーそのものはあまり飲まなくても、ウイスキーボンボンは好きだという人は少なくありません。

ウイスキーボンボンとはどんなお菓子でしょうか?

自宅で作ることが出来るのでしょうか?

ウイスキーボンボンをもっと楽しむための知識やポイントを紹介します。

また、ウイスキーボンボンはお菓子であると同時にお酒でもあるので注意点もあります。



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ウイスキーボンボンとはどういうものか

ウイスキーボンボンとは、ウイスキーを砂糖で作った殻に入れたお菓子です。

これをさらにチョコレートで包んだものもあります。

手間のかかるお菓子なので高級感があります。

独特の味わいがあるのでファンも多いお菓子です。

1970年代に爆発的なヒットを飛ばしました。

日本で一番最初にウイスキーボンボンを作ったのはゴンチャロフ製菓の創業者であるマカール・コンチャロフです。



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暑さには弱いウイスキーボンボン

アルコール度数が40度を超えないとウイスキーとはみなされません。

しかし、アルコール度数が高いということはそれだけアルコールが揮発しやすいということを意味しています。

ウイスキーポンポンはとても熱に弱いお菓子です。

砂糖の殻でコーティングしていても、気温が高いとどんどんとウイスキーが蒸発してしまい、ただのウイスキーが少し香る砂糖の塊になってしまいます。

ウイスキーボンボンは淡い色で氷菓子のような見た目ではありますが、夏の持ち運びはとても気を使います。

保存も冷蔵庫が好ましいです。

このような特徴から、ウイスキーボンボンは夏にはあまり販売されません。

クリスマスやバレンタインの季節に期間限定で取り扱われることがおおいです。

そのレア感がさらにファンの心を掴んでいます。

ウイスキーボンボンはアルコールを含むお菓子です

ウイスキーボンボンは名前の通り、アルコールが含まれているお菓子です。

それゆえに食べる時には注意が必要です。

パッケージに必ず表示されています

砂糖で包まれているウイスキーボンボンならば砂糖菓子、チョコレートでコーティングされているウイスキーボンボンならばチョコレート菓子などと書かれていることの多いウイスキーボンボンですが、かならずパッケージの隅にアルコール度数が表示されています。

2パーセントから5パーセントくらいのものが多いです。

子どもや妊娠中、授乳中の人はダメ

アルコールを摂取すると健康に害が出るといわれている子どもや妊娠中、授乳中の人はウイスキーボンボンを食べるのはあまりおすすめできません。

子どもは成人してから、妊娠中、授乳中の人は出産後、離乳後にウイスキーボンボンを楽しむようにしましょう。

アルコールに弱い人も注意が必要

 成人していたとしても、妊娠中や授乳中でなかったとしても、体質的にアルコールに弱い人はウイスキーボンボンを食べる時に注意が必要です。

たった一粒でも体調を崩してしまうことがあります。

とくに、元々体調が悪い時や寝不足のとき、空腹のときには注意が必要です。

乗り物の運転は絶対にダメ

ウイスキーボンボンを食べた後に自動車や自転車などを運転すると飲酒運転になってしまいます。

アルコールチェッカーに引っかかってしまいます。

ウイスキーボンボン一粒で事故をおこしてしまったり、検挙されてしまったり、職務規定違反で解雇になってしまったりするようなことのないようにしましょう。

ウイスキーボンボンの作り方

本格的なウイスキーボンボンは手間がかかりますが、自宅でも作ることが可能です。

ウイスキーボンボンを作るために用意する道具

薄くて幅が広めのタッパー、なべ、ボール、うるい、刷毛、温度計、スポイトです。

ウイスキーボンボンを作るための材料

コーンスターチ(タッパーを満たしてすこし余るくらい)、グラニュー糖200グラム、水あめ6グラム、ウイスキー60グラム、水60ミリリットル。

ウイスキーボンボンの作り方

タッパーにコーンスターチを敷き詰めます。

擦りきりを使ってフチまで平に敷き詰めるのがポイントです。

コーンスターチが湿っている場合はオーブンを使って低温で焼くと良いでしょう。

コーンスターチを敷きつめたら表面をくぼませて型を作ります。

型をコーンスターチに押し付ければ簡単に作ることが出来ます。

型が無ければよく洗ったビー玉で代用することが出来ます。

つぎに、ウイスキーボンボンの中に入れるウイスキーシロップを作ります。

なべにグラニュー糖、水あめ、水をいれて強火にかけます。

110度まで加熱をします。

温度計で測りながらやると失敗しません。

110度ぴったりになったら火からおろします。

ボールに水をはり、なべの底を少しだけ付けて余熱が通るのを予防します。

ウイスキーをゆっくりと入れます。

このときに強く混ぜてはいけません。

鍋をゆっくりと揺すって混ぜ合わせるようにしましょう。

ウイスキーシロップが完成したらこれをスポイトで吸い上げ、先ほど作った型に静かに注ぎます。

こぼれないようによく注意をしましょう。

型にウイスキーシロップを入れ終わったらふるいでコーンスターチを上からふりかけます。

完全にウイスキーシロップが見えなくなるまでコーンスターチを振り掛けるのがポイントです。

ウイスキーシロップをコーンスターチに埋めたら6時間以上そのまま放置します。

6時間以上たち、ウイスキーシロップが固まったらしずかに上下を逆にします。

また6時間ほど放置をします。

ウイスキーシロップが完全に固まったら砂糖の殻を壊さないように注意してコーンスターチの中から掘り出します。

刷毛を使ってコーンスターチを払い落します。

ウイスキーボンボンの完成です。

カラフルにアレンジを

ウイスキーシロップを入れる時に食紅を使えばカラフルなウイスキーボンボンを作ることが出来ます。

チョコレートでアレンジを

ウイスキーボンボンをさらにチョコレートで包むアレンジもおすすめです。

しかし、チョコレートの熱でウイスキーボンボンが壊れてしまうリスクもあるので、チョコレートの温度に気を付け、素早くコーティングするようにしましょう。

ウイスキーボンボンの食べ方

ウイスキーボンボンはそのまま食べてももちろん美味しいです。

しかし、別の楽しみ方もあります。

ウイスキーボンボンを余らせてしまった場合にもおすすめです。

コーヒーに入れる

ウイスキーボンボンをコーヒーに入れて飲むのも美味しくおすすめです。

コーヒーに甘味とウイスキーの風味が加わり、大人の味わいになります。

紅茶に入れる

ウイスキーボンボンはコーヒーだけでなく紅茶にも合います。

砂糖の代わりに入れてみましょう。

おもてなしのときに添えておくのもオシャレです。

ホットミルクに入れる

ホットミルクに甘味とウイスキーの風味が加わります。

眠れない時などにおすすめです。

アイスクリームにトッピングする

シンプルなバニラアイスクリームやチョコレートアイスクリームなどによくあいます。

カラフルなウイスキーボンボンをアイスクリームの上に散らすと見た目が華やかで風味も豊かな大人のデザートになります。

夜のデザートやおもてなしにおすすめです。

まとめ

ウイスキーボンボンはお菓子でありながらもアルコールです。

子どもや妊娠中、授乳乳、お酒に弱い人は注意をしましょう。

乗り物の運転前も絶対に行けません。

しかし、独特の風味とその繊細さからファンの多い一品でもあります。

自宅で作るとなるとやや手間がかかりますができないことはありません。

そのまま食べる以外に、アレンジして楽しむのもおすすめです。

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