サントリーのウイスキー、白州をより美味しく楽しむために知っておきたいこと

ウイスキー

サントリー シングルモルト ウイスキー 白州 700ml

サントリーは様々な飲み物、お酒などを輩出している日本が誇る大手飲料メーカーの1つです。

そのサントリーのウイスキーで有名な物の1つが白州です。

白州をもっと美味しく楽しく飲むために知っておきたい白州の豆知識について紹介をします。

白州の背景を知れば、白州を飲む時間がきっと今よりも充実してロマンのあるものになるでしょう。



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白州の背景を知ればウイスキータイムがもっと美味しく

サントリー シングルモルト ウイスキー 白州 700ml

日本の代表的なウイスキーの1つはサントリーの白州です。

白州がどうやって誕生したのか、どんなところで生産がされているのかなど、白州にまつわる知識をしってみるのをおすすめします。

白州の背景を知ることで、いままでよりもウイスキータイムがもっと充実したものになるでしょう。

白州の背景に思いを馳せながらウイスキーを飲んでみればきっと森の中にいるような気持ちになれるはずです。



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白州は日本第二の蒸留所

白州は日本で二番目に誕生をしたウイスキー蒸留所です。

日本最古のウイスキー蒸留所は山崎蒸留所です。

山崎蒸留所が出来てから数十年間、日本のウイスキーは山崎蒸留所でしか作られてきませんでした。

しかし、サントリーの創業者の鳥井信治郎の息子の佐治敬三は山崎蒸留所とは違うウイスキーを作ろうと日本で2番目の蒸留所を作ろうと決断をしました。

これが後の森の蒸留所です。

水の質にこだわって設立されました

佐治敬三はウイスキーの蒸留所を作るにあたって水に拘りました。

ウイスキー作りに欠かせない水はウイスキーの味を大きく左右します。

ウイスキー作りの命とも言われています。

ウイスキー作りに理想的な水を求めて探し回りました。

奔走したのは元山崎蒸留所の工場長の大西為雄です。

彼は「水の狩人」の異名をとる程、水への造詣が深い人物です。

北杜市白州町で理想の水と出会う

「水の狩人」は数年間、理想の水を求めて奔走しましたが、なかなか納得することができませんでした。

しかし、北杜市白州町でとうとう探し求めていた理想の水と出会います。

それは南アルプスの花崗岩を通って磨かれた清らかな水です。

こうして日本第二のウイスキー蒸留所の場所が決まりました。

森の蒸留所が誕生

日本で二番目に設立をされたウイスキー蒸留所は世界でも珍しい森の中にある蒸留所となりました。

海抜約700メートルの高地という非常に珍しいは現在でもあまり例を見ませんン。

白州蒸留所の完成は1973年です。

これは日本で最初にウイスキーが作られてから50年後にあたります。

21年後にシングルモルトウイスキー白州の誕生

ウイスキー蒸留所が完成したからと言って、すぐにウイスキーが完成し、販売されたわけではありません。

ウイスキー職人は試行錯誤をしてウイスキー作りに専念しました。

白州蒸留所が完成してから21年後の1994年、ようやく丹精込めたシングルモルトウイスキー白州が誕生しました。

白州蒸留所は森を大切にする蒸留所

ウイスキー作りの命にすら例えられる水は森と強く関係があります。

豊かな森があってこその上質な水なのです。

つまり、森を守ることは水を守ることに繋がり、水を守ることは白州の味を守ることに繋がるのです。

白州蒸留所では森を大切に守りながら日夜ウイスキーを生産しています。

白州蒸留所は日本の民間工場で初めて工場の敷地内にバートサンクチュアリを設けました。

白州町の水の秘密

「水の狩人」をうならせた白州町の水の秘密とはなんなのでしょうか?

それは南アルプスの花崗岩にあります。

花崗岩の中を通ってくることによってミネラルバランスがとてもよい軟水になります。

これを使うことによってウイスキーの香り立ちがとてもよく、すっきりとした味わいになるのです。

木桶発行で爽やかな味わいに

ウイスキーは水だけでなく、発酵過程も重要です。

森の乳酸菌で白州のウイスキーは醸されています。

乳酸菌がよりよく働くように、白州蒸留所では昔から行われている「木桶発行」を少し長めにやっています。

手間や時間はかかってしまいますが、じっくりと乳酸菌を働かせることで爽やかでありつつ深い味わいのウイスキーに仕上がるからです。

ウイスキーの貯蔵庫では森のキレイな空気で呼吸をし、長い時間をかけて熟成しています。

多彩な原酒を作り分けている

白州蒸留所は森の中にあるだけでも十分に珍しいですが、おいしさの秘密はそれだけではありません。

白州蒸留所は世界でもトップクラスで多彩な原酒の作り分けを行っています。

ウイスキーの上流工程では形や大きさが違う蒸留窯がいくつもあっても目的に合わせて使い分けています。

そのほかにも主要工程でいろいろと原酒の作り分けを行っています。

そして、出来上がった味わいの違う原酒を熟練のブレンダーが絶妙な配合でブレンドしています。

そしてできるのがシングルモルトウイスキー白州です。

熟練のブレンダーによってつくられる味

シングルモルトウイスキー白州の味はブレンダーの技によって守られています。

ブレンダーは貯蔵庫にある多彩な原酒の熟成状態を把握する必要があります。

ウイスキーの熟成の仕組みは実はまだ、きちんと解明されていません。

思った通りの出来になるとは限りませんし、人間が完璧にコントールすることも未だ不可能です。

ブレンダーは五感とこれまで培ってきた勘を頼りにそれぞれの樽のなかの原酒をテイスティングしていきます。

1日で数百種類もの原酒をテイスティングすることもあります。

そうやって樽ごとの熟成のピークを見極めます。

どのタイミングでどの原酒を使用し、どの割合でブレンドするかを判断してシングルモルトウイスキー白州を作るのです。

白州蒸留所は見学ができます

サントリーが誇る白州蒸留所は見学が可能です。

実際にウイスキーの製造工程を見ることでより白州を楽しむことができるでしょう。

白州丈男柳絮ツアー

予約制で有料の白州蒸留所ツアーがあります。

ウイスキーの製造工程を間近で見学をすることが出来ます。

製造現場はどんなニオイがして、どんな温度でどんな音がしているのかなどを体感することができます。

普段なかなか口にすることができないモルト原酒などのウイスキーのテイスティングもすることができます。

ウイスキー博物館

白州蒸留所にはウイスキーの博物館も併設されています。

ウイスキー専門の博物館は世界でもかなり珍しいです。

資料や展示物はとても豊富で、日本や世界のウイスキーの歴史や文化を知ることが出来ます。

また、この博物館の最上階の展望台からの眺めは格別です。

豊かな森や南アルプスの山々を見ることが出来ます。

白州を楽しむ

蒸留所にはレストランやバーなどが併設されています。

地元の食材を使った料理と一緒にシングルモルトウイスキー白州を味わうことが出来ます。

もちろん料理はどれもウイスキーに会う物ばかりです。

季節によっては野外テラスで楽しむことも可能です

買い物を楽しむ

蒸留所にはファクトリーショップもあります。

各種ウイスキーやここでしか買えないウイスキーグッズ、おつまみなどが販売されています。

お土産や思い出になるでしょう。

まとめ

日本のウイスキーの代表の1つであるサントリーの白州は日本で二番目の蒸留所で作られています。

森の中の蒸留所は世界でも珍しい蒸留所です。

水、乳酸菌、空気、そしてブレンダーの技で白州のおいしさは作られています。

工場見学もできます。

白州のおいしさの理由をしってウイスキータイムをもっと充実したものにしてみましょう。

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