シアトルの美しい自然が育んだアメリカン・ウイスキー。「ドライフライ蒸留所」のおすすめバーボン。

バーボン

法の規制緩和が行われたワシントン州では、小さな蒸留所が増え始めています。

アメリカン・ウイスキーの本場と言えばケンタッキーですが、現在はこのワシントン州も見逃すことはできません。

そんなワシントン州で禁酒法以降初めてウイスキーの製造を行ったのがワシントン州スポケーンにある「ドライフライ蒸留所です」この蒸留所のウイスキーとバーボンのおすすめを見てみたいと思います。



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ワシントン州スポケーンってどんなところ?

スポケーンはワシントン州東部に位置する中規模商工業都市です。

州内ではシアトルに次ぐ大都市で、人口はおよそ20万。

コロンビア台地の東端、ロッキー山脈の西麓に位置するスポケーンは治安が良く、豊かな自然が溢れていることで知られています。

コロンビア川の支流であるスポケーン川が市内を流れ、至るところに滝が見られます。

有名大学をいくつも抱える大学都市であり、モダンなショッピングモールやデートスポットもある一方、歴史的な建物がたちならぶ地域もあるなど二面性も魅力の一つです。

また、フライフィッシングを美しく描いた映画「リバー・ランズ・スルー・イット」の舞台となったモンタナ州まではわずか50キロ。

地勢的にとても美しい自然が楽しめます。

また、年間晴天日が260日もあると言われるスポケーンではアウトドアアクティビティもさかん。

トレッキング、ロッククライミング、ラフティングなど、自然の中でアクティブに動きたい方におすすめの街なのです。

高緯度・内陸にあるため気候は冷涼。

夏もさほど暑くならないので過ごしやすいと言われています。

市の周辺には広大な小麦畑やステップが広がり、ウイスキー造りには適した地域と言えますね。



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ワシントン州法の改定の影響とは

ワシントン州法が改正されて以来、ワシントン州では蒸留所が乱立しています。

そのどれもが大きな蒸留所ではなく、クラフトバーボンやウイスキーを扱うような小さなものばかり。

というのも、そもそもワシントンの州法が認めているのがクラフト蒸留所のみなのです。

「クラフト」とは小規模であるということ。

年間生産量は15万ガロン以下でなければなりませんし、1日に販売できる量は一人につき2リットルまでです。

テイスティングについても規定があり、一人60CCまでしか試飲できません。

このような細かい規定の中で丁寧な手作りとオリジナリティを好んで求めてウイスキー造りを始める人が増えているのです。

勿論顧客もそうした丁寧なウイスキーを望んでいます。

小規模であるということは決して不利ということではないのですね。

Dry Fly distillery(ドライフライ蒸留所)

クラフト蒸留所が乱立するワシントン州において、一番初めにウイスキー造りを始めたのがこのドライフライ蒸留所です。

ワシントンでは禁酒法以来初となる蒸留所でした。

ドライフライ蒸留所の始まり

ドライフライとはフライフィッシングに使用されるフライルアーのことです。

ドライフライ蒸留所のトレードマークにもなっています。

そして蒸留所を始めたのはフライフィッシングをこよなく愛する二人の友人同志でした。

ケント・フライシュマンとドン・ポフェンロースはフライフィッシングを楽しみながら、彼らがいかに素晴らしい自然の中に暮らしているか、仕事をし、遊ぶことが出来て幸せかを語りあいました。

そうするうちにアメリカ北西部の自然の美しさの中、ピュアで素晴らしい手作りのスピリッツを造るアイデアが浮かんだのです。

そして2007年に蒸留所の操業を開始。

こだわりのクラフトウイスキーは評判を呼び、多くの賞を受賞しました。

また、アイコンズ・オブ・ウイスキーのアメリカ版でも「クラフト・ウイスキー・ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされるなど、業界でも高い評価を得ています。

ウイスキーブームがまだまだつづくアメリカにおいて、目の離せない蒸留所の一つと言われています。

ドライフライ蒸留所の制作プロセスは…

ドライフライは原材料となる穀物からボトル詰めまでにこだわった蒸留所です。

小麦は近所の農家から

ウイスキーの原材料となる小麦は蒸留所から30マイル以内にある農家から入手しています。

この農家は代々続く農業家で、117年もの歴史を持ちます。

ファミリー経営を行うこの農家で小麦は栽培・収穫され、サイロに保管されているのです。

そして必要に応じてドライフライ蒸留所に届けてくれます。

その小麦をオーストリアのハンマーミルを使用して粉砕。

穀物のデンプン部分を発酵可能な糖に変えます。

このプロセスに必要な時間は5時間ほど。

丁寧に作業します。

蒸留器はドイツ製

マッシュを冷やして酵母を加えたら発酵槽に移します。

通常室温で7日間ほど発酵させます。

発酵が完成したら、次は蒸留プロセスです。

蒸留はドイツのゴッピンゲンで製造された「クリスチャン・カール・ポットスチル」を使用しています。

最新技術を用いるなど制作過程におけるショートカットは行いません。

きちんと伝統的なプロセスを経ることにより、評価の高いバーボンやウイスキーが出来上がるのです。

ドライフライ蒸留所のこだわり

ドライフライ蒸留所は消費者が原材料や生産方法を知る事は当然の権利だと考えています。

ですから、原材料となる穀物も慎重に選択し、品質を損なうものは使用しません。

蒸留プロセスでもショートカットを行ったり、添加剤を使用したりすることもありません。

従来のやり方で丁寧にバーボンやウイスキーを造ることが最良の製品を生み出すと考えているのです。

Straight Washington Bourbon 101(ストレートワシントンバーボン101)

ワシントンで初めてつくられたバーボンです。

原材料にはトウモロコシ60%、小麦20%、大麦20%を使用しています。

53ガロンのバレルで最低3年間ほど熟成させます。

トウモロコシの風味を強く感じるバーボンです。

ボトルにはドライフライ蒸留所のトレードマークであるフライフィッシングのルアーが描かれています。

  1. カラー:アンバー
  2. 香り:シナモン、バニラ、オーク、カラメル
  3. 味わい:マイルドな口当たりでシナモンとバニラを強く感じる
    甘くスパイシーな味わい

初回は480本限定で、数時間で売り切れてしまったそうです。

市場のどこをさがしても同じものはない、贅沢なクラフトバーボンです。

ドライフライのバーボンを使ったおすすめレシピ!Spokane – Grin

ドライフライ蒸留所のバーボンを使ったカクテルもおすすめです。

こちらはスポーケングリンという名前のショートカクテル。

材料はミントの葉を数枚とドライフライのバーボン、シロップとレモン果汁です。

まずドライフライバーボンを2オンス、75オンスのシロップ、半個分のレモンの搾り汁を合わせ、氷を加えてよく混ぜます。

良く混ざったら冷たいグラスに注ぎ、ミントの葉で飾ります。

爽やかでさっぱりした飲み口のカクテルです。

ケンタッキーのミントジュレップに似ていますね。

甘いカクテルがお好みなら!Northwest Chocolate Manhattan

2オンスのドライフライバーボンと2.5オンスのチョコレートリキュールを合わせ、よくかき混ぜます。

混ざったら、冷えたグラスに注ぎ、チェリーを飾ります。

まったりとしたまろやかな甘さで女性におすすめです。

まとめ

美しい自然の中で生まれたとびきりのクラフトバーボンをつくる「ドライフライ蒸留所」。

小さいながらも創業以来数多くの賞を受け、注目されています。

クラフト蒸留所の魅力はなんといっても手間暇かけられたオリジナリティあふれる味わいです。

大規模蒸留所では味わえない繊細な口当たりや風味は一度はまると病みつきになるかもしれません。

現在日本でドライフライ蒸留所のバーボンの入手はほぼ不可能のようです。

現地に行く機会があればぜひ、探してみて下さいね。

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