ハイボールだけじゃもったいない。 ウイスキーの魅力。

ウイスキー

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今ではハイボールの影響でバーのみならず居酒屋でもすっかりおなじみになったウイスキー。

それまでのイメージはおじさまが飲んでいる大人なお酒、おしゃれで自分にはよくわからない…といったところであまりポジティブなイメージではありませんでした。

しかしウイスキーは突き詰めるほどに奥が深いものなのです。

ちょっと飲み会で話したくなるようなうんちくも含めウイスキーについて皆さんにご紹介させていただきます。



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ハイボールはウイスキーの飲み方の一つ

ウイスキーは日本酒やビールなどと違い水や炭酸水を加えることで違う表情を見せるお酒です。

ウイスキーの中でも幅広く親しまれているハイボールは飲み方の一つであって、その時のシーンや自分の気持ちによっては他の飲み方をチョイスするのもまた一興です。

ここではベーシックな飲み方をいくつかご紹介させていただきます。

いまや一番の定番!お財布にも優しいハイボール

テレビCMやサーバーの普及により今や一番普及している飲み方といってもいいハイボール。

ビールが苦手な方の一杯目や様々な料理にも合うカジュアルな飲み方です。

作り方はよく冷やしたグラス一杯に氷を入れ、炭酸ガス入りのトニックウォーターをいれます。

定番の比率はウイスキー1に対しトニックウォーターを3~4と言われています。

最後に炭酸ガスが抜けないようにマドラーでサクッと縦に1度混ぜれば完成です。

カットレモンを入ればよりきりっとさわやかな味に仕上げることができます。

アルコール度数も低く、すっきりした飲み口なので揚げ物や肉料理などに合わせてもぴったりです。

お酒が得意でない方にも辛口ジンジャーエールやコーラで割ることで飲みやすくアレンジできるのも魅力ですね。

人間の味覚は冷たいものだと鈍感になってしまうのでウイスキー本来の味を楽しむよりみんなでワイワイ、ラフに楽しみたいときにもってこいです。

オリジナルにして一番の基本!ストレート

ストレートは一番の基本的な飲み方で常温のウイスキーを何も加えずそのまま飲むというものです。

ビールのアルコール度数が5%前後、日本酒が15%に比べウイスキーは40%以上あります。

ストレートでウイスキーを飲む場合、ビールのように喉でごくごく飲まず、少しづつ舐める程度を口の中でめぐらし舌で味わうとウイスキー本来の香りと味を楽しむことができます。

また欠かせないのがチェイサーとしての水です。

チェイサーとは英語の”chaser”で追手という意味です。

その名の通りウイスキーを一口飲んだ後に追っかけて飲むことでリセットする効果があります。

高いアルコール度数による胃や食道に対するダメージも少なくしてくれます。

またウイスキーは製造段階で加水することでアルコール度数を40%程度に調整しているものが多いので、作り手がその飲み方を推奨しているという方もいます。

溶けるたびその表情を変えるロック

太目で背の低いロックグラスに大きめのロックアイスを入れウイスキーを注ぐのがロックです。

ストレートはどうしてもアルコール度数も強めで独特の鼻をつく香りがあります。

しかしロックアイスを一つ加えるだけで飲み口、香りともにかなりマイルドになります。

飲み始めから徐々に氷が解けて水とウイスキーが混じりあい味の変化が楽しめるのも魅力の一つです。

氷は透明度の高い固くて大きめのロックアイスが一般ですが、バーテンダーさんが丸く削り出した氷を使ってくれるところもあります。

あまりカラカラ氷を混ぜると薄くなってしまい風味がなくなってしまうので注意が必要です。

大きめのアイスとロックグラスが奏でるカランという音も素敵です。

度数が強いのはストレートと同じなのでチェイサーは必須です。

リラックスタイムにぴったり!水割り

外国ではほとんど飲まれていない日本独自の飲み方が水割りです。

たっぷりの氷にウイスキーを注ぎ天然水を注ぎマドラーで混ぜれば完成です。

ウイスキー1に対し天然水2~2.5が定番の比率です。

アルコール度数もハイボールより強く、炭酸ガスも入っていないのでウイスキー本来の味や香りも感じることができます。

飲みやすくまろやかさがあるのでも食中酒や寝る前のリラックスタイムにもいい感じです。

他にも、ストレートに同量の水を加えるトワイスアップ、クラッシュアイスを使うミストなど飲み手の好みによってチョイスできるのがウイスキーの魅力。

でもお酒は楽しく気分よく飲むのが一番。

飲んでいるお店や雰囲気、体調や気分でチョイスしてみても楽しいかもしれませんね。



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ロックで楽しむのに欠かせないロックアイスの作り方

私も家でウイスキーロックを飲むのですがどこかバーで飲むような感じが出ない。

私の家が狭いうえコタツで飲んでいるのも一つの理由かと思うのですがやはり氷。

氷です。

家で作る氷はどうしても白っぽいし小さいのでバーのあの雰囲気が出ません。

しかし家でもひと手間加えることで透明度の高いロックアイスを作ることができます。

まず家庭の氷の白い濁りの正体は水に含まれる二酸化炭素や不純物が原因です。

家庭用の氷は温度が低く急速に凍ってしまうので氷の内部に不純物が残ってしまうのです。

まず有効な方法は一度沸騰させた湯冷ましの水をつかうことです。

沸騰させることで内部の空気が抜けるうえカルキも飛ぶので味的にもおいしくなります。

それと凍らせる速度を遅らせるために割り箸を使って冷凍庫の床面から離したり発泡スチロールなどの断熱材で包むことも有効です。

さらにこだわるのでしたら不純物のない部分から凍っていく性質を利用し3分の2ほど凍った時点で取り出し砕いて使うとさらに透明度を高めることができます。

透明度の高いロックアイスでワンランク上のウイスキーライフを楽しむことができます。

ダイエット中でもOK。女性にもおすすめウイスキー

ダイエットの大敵でもあるアルコール。

しかしウイスキーはダイエット中でも飲みすぎなければ問題ないお酒といえます。

ウイスキーは蒸留酒のため糖質、プリン体もほぼゼロでカロリーも低めなので肥満になりにくいといえます。

ハイボールでも割っているソーダ水はカロリー0なのでウイスキーのカロリーのみとなります。

またウイスキーはアルコール度数が強いので結果的にカロリーが少なくなる傾向があります。

ウイスキー100mlですとシングルで3杯分ほどで満足感もありますがビールで100ml飲んでも全く飲んだ気がしないですよね。

ただアルコールには食欲増進の効果もあるのでおつまみをたくさんつまんでしまうのは注意しましょう。

ほろ酔い天使?天使の分け前

ウイスキーは蒸留されたあと木製の樽の中で数年間熟成され作られています。

樽に入る前の蒸留液は無色透明で熟成の中で琥珀のような色と香りが加えられていきます。

木樽は液体を通すことはありませんが気体はわずかに通します。

そのため熟成されている間に中のアルコール分や水分が少しづつ外に漏れだし樽から出す段階で少し減少していることを天使の分け前と呼んでいます。

減少した分は天使が取り分として飲んでいったという、ロマンチックな言い回しです。

木樽で1年間熟成させると1~3%分け前としていただいていくようです。

ウイスキーの蒸留所の周りをほろ酔いの天使が飛んでいると思うとちょっとかわいいですね。

まとめ

ハイボールの普及によりすっかり市民権を得たウイスキー。

しかしハイボールはあくまで飲み方の一つでありそれだけで終わってしまうのはもったいないです。

ワイワイした飲み会のカジュアルな雰囲気にも静かに浸りたいバーの雰囲気でも合わせることができる懐の深いお酒といえると思います。

それでは明日休みの私はメーカーズマーク、ロックでもう一杯。

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