ブランデーを使ったお菓子作り(体験談)

バーボン

チョコレート

私がブランデーに興味を持ったきっかけは、チョコレート菓子でした。

たまに食べる焼き菓子なども良い香りがするなと感じていましたが、何か洋酒が入っているのだろうと思う位であまり深く考えていませんでした。

ブランデーといえば、高級品でお酒を飲むヒトの中でも一部だけが飲むような、自分とは縁遠い物だという印象しかなかったのですが、たまたまた手作りしてみたチョコが縁を結んでくれました。



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はじめての出会い、キルシュワッサー

ホワイトチョコレートのトリュフを作ろうと思い、探したレシピに書かれていたのが、キルシュでした。

当時の私はそれが何かもよく分からず、とりあえずレシピ通りにしようと、製菓用のキルシュを購入しました。

蓋を開けて、分量を計って加え混ぜたときにはもう、何ともいえない良い香りが漂い、チョコレートを少し冷やし固める間に製菓用の本で調べたところ、キルシュがさくらんぼを原料としたブランデーだと知りました。

完成したチョコを食べてみても、その香りが心地好くすっかりはまってしまいました。

元々、ホワイトチョコが好きでしたが、それからはキルシュがないとどこか物足りないような感じがして、欠かせないものになりました。

普通の生チョコにブランデーを入れるだけでも充分美味しいですし、トリュフ程手間もかからないので、そちらもおすすめです。



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ブランデーケーキ作り

ブランデーの香りが好きなことに気付いてから、キルシュ以外にも興味を抱くようになり、市販のブランデーケーキを探すようになりました。

しかしなかなか好みのものがなく、もう少しブランデーの香りが強いものがあれば良いのにと思い、結局自分で作るのが一番好みに合わせられるなという結論に達しました。

ブランデー自体に賞味期限はないのですが、開封後は2~3ヶ月で風味が落ち始めるようでしたので、初めはキルシュと同様に製菓用のブランデーを購入し、普通のパウンドケーキを焼く要領で少しづつブランデーの量を増やしていったところ、これは結構な量を使うなと思い、最終的には700ミリリットル程度のものが手頃な価格だったので、そちらを購入するようになりました。

作る手間さえ惜しまなければ、ちょうどいいペースで使いきることができます。

ドライフルーツのブランデー漬け

パウンドケーキはプレーンなものを焼くことが多かったのですが、ある年、母方の実家から毎年送られてくる干し柿がいつもより多かったことがありました。

冷凍庫も埋まり、せっかくだけど食べきれそうにないな、と思ったときにブランデーの存在を思い出しました。

一般的には、レーズンやその他のドライフルーツが多いですが、干し柿とも相性が良いように感じたので漬けてみることにしました。

細かく刻んで、ブランデーと一緒に瓶に入れて寝かせるだけなのでとても簡単でした。

数ヵ月後、いつものパウンドケーキ生地に混ぜて焼いてみたところ、とても美味しかったです。

個人的には漬けるときにシナモンを加えるのがおすすめです。

私はレーズンが苦手なので、漬けたことはありませんが要領は同じだと思うので、干し柿はあまり手に入らない方はレーズンなどが手頃だと思います。

フルーツとブランデーの香りの相性を楽しめますよ。

たまの贅沢、ガナッシュケーキ

チョコレートガナッシュに好みの量のブランデーを加えたケーキも、たまに作ります。

市販されているものも良いのですが、やっぱり少し香りが弱いので。

ただ、ケーキとなると時間がかかるので、あまり作れないのが難点です。

ブランデーはお菓子との相性が良く、普通の生クリームに少し加えても美味しいですし、モンブランのマロンクリームにもよく合います。

ガナッシュの応用でもっと手軽なものだと、パンに塗るチョコレートクリームも、自家製ですと好きな量のブランデーを入れられるのでおすすめです。

刻んだチョコレートに熱した生クリームと適量のブランデーを加え、混ぜるだけなので簡単ですし、サンドイッチにも使え便利です。

まとめ

お菓子作りのとき、その香りに誘われてそのまま少し口に含んでみるのですが、どうしても、香りを楽しむより先に喉がカーっとなる感覚の方が勝ってしまいます。

私は残念ながらお酒はあまり飲めないのですが、やはり香りはとても好きなので、最近はコーヒーに入れて飲むことが多いです。

甘いものは苦手な方や、お酒が強い方はストレートが贅沢だと思いますが、ブランデーも水割りやソーダ割りでも楽しめるようなので、自分に合った形で、この芳しい香りをこれからも楽しんでいければ幸いです。

バーボン