ワイルドターキーというバーボンについて!

バーボン

バーボンウイスキー ワイルドターキー8年 1000ml

バーボン(正式にはバーボンウイスキー)といったら、アメリカ生まれのウイスキーです。

このバーボンをこよなく愛するのがルパンⅢ世の相棒、次元であり作品中でもよく登場します。

特にバーボンで有名なのが『ワイルドターキー』ですが、熟成年数で全く異なる味になります。

ワイルドターキーの味が全く違うことが分かる熟成年数とその理由について、説明します。



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バーボンの製造方法

ワイルドターキーしかり、その他のバーボンそしてウイスキーは基本的に製造方法が変わりません。

多少原料が違うくらいで、蒸留方法は同じです。

原料の違いは、麦が主原料かトウモロコシが主原料かの違いです。

バーボンの主原料はトウモロコシですが、アルコール発酵と蒸留を行う上でトウモロコシ由来の雑味や風味は殆ど失われます。

蒸留を複数回繰り返し、アルコール濃度が高くなって初めてバーボンと他ウイスキーの違いが生まれます。



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バーボンと他ウイスキーの違いは樽にあり

バーボンの風味は、樽で決まります。

この樽自体が、他のウイスキーと異なるため独特の風味を生み出しています。

これはワイルドターキーも同様ですが、どのような樽が使用されているかというと、木製樽の内側に焼き入れをしたものです。

すなわち、樽を人為的に焦がしたものです。

バーボンの風味は、他のウイスキーと違い、焦げっぽい感じがするのはこのためです。

ワイルドターキーは8年ものから飲むべし

バーボンの代表であるワイルドターキーですが、安いものは熟成期間が2年と短いです。

少し、値段は高いですが初めて飲まれる方は8年ものや6年ものなど熟成期間がたったものをおすすめします。

特に8年ものと2年ものでは全く味が異なります。

2年ものは確かに安いですが、焦げ臭さが残り、アルコール臭も際立っています。

初めてワイルドターキーを飲む方が2年ものに手を出した場合、あまり美味しくないので熟成期間が長くても自分に合わないと思ってしまいます。

しかし、8年ものから飲むと全くことなった印象を受けます。

2年ものと8年ものを同時に飲んで比較した場合、先ずは色が違います。

これはどんなバーボンにも共通しますが、この色の違いがあるからこそ風味も変わります。

8年ものの場合、焦げ臭さは殆どなく、アルコール臭は殆ど気になりません。

バーボン樽特有の風味がアルコール全体に分散されて、アルコール臭に勝っている状態です。

2年ものも同時に飲めば、安い意味が分かりますので興味のある方は一度おすすめします。

ワイルドターキー12年もの

ワイルドターキーも12年も熟成されると価格が高くなります。

価格が高くなるのは、バーボン樽で熟成される期間で内部のアルコール量が減るからです。

基本的に12年ほどの熟成期間で販売されるバーボンやウイスキーが多いです。

これ以上、熟成すると樽内のバーボンがどんどん無くなるからです。

ただし、確実に味は良くなりますが価格が高すぎます。

とある蒸留所の熟成倉庫で展示されていますが、50年も熟成させると樽の容量の10%以下です。

この状態で樽に残っているウイスキーなどは『「天使の滴』とも呼ばれる程で、貴重なものです。

もはや、価格が高額すぎて手が出ません!

ワイルドターキーも同様に12年ものが手軽に楽しめる長期熟成バーボンだと考えます。

8年ものとはまた違った風味なので興味のある方は是非試してください。

敢えてこの場では、味について説明はしません。

自分の舌で直接味わうことが、バーボンやウイスキーの醍醐味です。

まとめ

筆者自身、過去にバーボンをワイルドターキーから飲み始めました。

しかし、初回から失敗して2年ものから飲んでしまい、一時期はバーボンがNGになってしまいました。

その後、あるバーのマスターから『8年ものを飲んでみろ』をサービスで頂き、同時に2年ものも比較することになりました。

結果、全く違う味でそのマスター曰く、『ウイスキーはスタンダードな年数として8年以上のものから飲め』と教わりました。

それ以降は、バーボンも飲みますし、ワイルドターキーも飲みます。

ただし、ワイルドターキー2年は絶対に飲まないと考えています。

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