初心者でも楽しめる、おすすめのいも焼酎とおすすめの飲み方

焼酎

霧島酒造 茜霧島 25度 900ml

お酒の中でも通が飲むようなイメージの焼酎、中でもいも焼酎は独特の臭いがあって、とっつきにくいものだと思われていました。

しかし最近は製法も変わって、特別鮮度の良い芋を選ぶなどして、臭みが出ないさわやかな味わいのものが作られています。

今までいも焼酎を飲まなかった若い層や女性のファンも増えました。

ここではいも焼酎をこれから試してみる方に、おすすめの飲み方と、初心者向けの飲みやすい人気いも焼酎をいくつかご紹介します。



いも焼酎とは

まず焼酎というのは「蒸留酒」(ウォッカ、ウイスキーなどと同類)に分類されています。

日本では16世紀から作られていました。

原料は米、麦、さつま芋、黒糖、そばなどがあります。

この中でさつま芋で作られた「いも焼酎」は、ほとんどが鹿児島県と宮崎県で作られていて、特に鹿児島県産の「薩摩焼酎」は有名です。

元は米麹にさつま芋を入れて作っていたのですが、近年さつま芋100%のいも焼酎も作られるようになりました。



いも焼酎の飲み方その1:一般的な飲み方

いも焼酎は「お湯割り」が一般的な飲み方で、独特の香りと個性が一番味わえる飲み方ですが、その他いろいろな飲み方で楽しめます。

お湯割り:通の人はいも焼酎7に対してお湯3の割合で飲みますが、初心者は5対5くらいが良いかもしれません。

お湯の温度は70度くらいが適温で、これに焼酎を入れると人肌くらいになります。

グラスにはお湯から先に注ぐとよく混ざり合います。

水割り:水で割るときにはお湯とは逆で、水を後から入れましょう。

水道水は使わず必ずミネラルウォーターを使いましょう。

オンザロック:氷はミネラルウォーターで作りましょう。

そしてグラスに大きい塊の氷を入れて、焼酎を少しずつ注ぎます。

そして少し混ぜてからまた少量注ぎ足します。

氷が小さ過ぎると水っぽくなるので気を付けましょう。

いも焼酎の飲み方その2:カクテル感覚の飲み方

いも焼酎をいろいろな飲み物と混ぜてカクテル感覚で楽しむこともできます。

緑茶割り:初心者でいも焼酎の臭いに慣れない人に特におすすめの飲み方です。

緑茶の香りで芋の臭いが緩和されるので、ここから始めていも焼酎の個性に徐々に慣れていきましょう。

ソーダ割り:これも初心者におすすめです。

ソーダの刺激が芋の臭みを和らげます。

味のない炭酸水でも甘みが入ったものでもOKです。

またソーダに梅干し、しそ、キュウリ、ミントなどを入れても楽しめます。

その他:カルピスソーダ、ミルク、野菜ジュース、紅茶など、意外なものと合わせて意外なおいしさを発見することができます。

いも焼酎の飲み方その3:伝統的な飲み方

薩摩の伝統的ないも焼酎の酒器「黒ぢょか」でお燗をして飲む本格的な方法があります。

黒ぢょかは平べったい急須のような酒器で、これを火にかけていも焼酎を温めます。

その際いも焼酎は「割水」をしておきます。

これは1日から1週間焼酎を水で割っておくことで、そうすると水となじんで味が良くなるということです。

割水をした焼酎を黒ぢょかで温めて、人肌ほどのぬる燗になったら、日本酒よりも大ぶりの猪口に入れて飲みます。

本格的にいも焼酎を楽しむようになったら試してみましょう。

初心者のいも焼酎の選び方と始め方

いも焼酎は焼酎の中でも個性が強く、好き嫌いが分かれやすいと言われています。

お酒自体にあまり慣れていない方は、まず麦焼酎や米焼酎から始めたり、米と芋で作られた焼酎から始めると良いかもしれません。

これからいも焼酎初心者の方や女性におすすめの「くせが無く飲みやすいいも焼酎」をいくつかご紹介します。

山ねこ

特に女性の支持率が高く、これが女性のいも焼酎ブームを作ったとも言えるほどです。

甘くまろやかで、飲み口はすっきりしています。

芋の臭いが無く初心者の方でも楽しめます。

宮崎県の「黒木本店」は「山ねこ」のほかにも「きろく」「百年の孤独」などの有名ないも焼酎を作っています。

三岳(みたけ)

鹿児島県屋久島の「三岳酒造」のいも焼酎。

世界遺産にも選ばれている屋久島の自然の中の名水で作られています。

澄み切ったさわやかな味わいで、芋の香りがありますが上品な香りなので、初心者の方でも抵抗無く飲むことができます。

黒霧島

宮崎県の「霧島酒造」が作りました。

黒麹仕込みの甘口で、軽やかで飲みやすく臭みはありません。

特に初心者の方におすすめです。

飲んだ後になんとなく焼き芋のような香りが残り、ファンが多いいも焼酎です。

「霧島酒造」は本格派の「白霧島」や、紫芋「ムラサキマサリ」を原料にした「赤霧島」も作っています。

赤兎馬(せきとば)

鹿児島県の「濱田酒造」の作で、三国志に登場する一日千里を走る馬「赤兎馬」から名付けられました。

香りはあるけれど芋臭くはなく、気高さを感じる香りです。

さわやかで飲みやすく初心者におすすめです。

「綾紫」という紫芋で作った「赤兎馬紫」も、さらにフルーティーな味わいでいも焼酎初心者に好評です。

いも焼酎が苦手な人でも飲めるように作られました。

くせのないマイルドな味わい、さわやかで柔らかなのどごしで、多くのいも焼酎ファンを作りました。

これでいも焼酎に慣れたら、同じ「大海酒造」が作っている香り高い「くじら」も試してみてください。

晴耕雨読

米焼酎をブレンドしたいも焼酎です。

いも焼酎にどうしても抵抗がある人は、ここから始めるのが良いかもしれません。

米焼酎といも焼酎の両方の良い点を兼ね備えた傑作です。

芋の臭みが無く、すっきりしたさわやかな味わいです。

まとめ

以上、初心者の方のために、いも焼酎の飲み方と、飲みやすいおすすめのいも焼酎を紹介しました。

いも焼酎はたくさんの種類があって、軽いものから本格的なものまで様々です。

いろいろ試してご自分の好みに合ったものを見つけてください。

そして初心者向けのいも焼酎に慣れたら、是非味わい深い本格派いも焼酎にもチャレンジしてみてください。

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