日本酒風呂には嬉しいメリットがたくさん!効果や作り方とは?

日本酒

1日の疲れを癒してくれるお風呂。

特に、寒い日に湯船に浸かるのは、とても気持ちの良いものです。

湯船に入浴剤を入れると、温泉の気分を楽しむことができますが、日本酒を入れるのもおすすめです。

入浴剤を入れると様々な効果を期待することができますが、日本酒でも様々な効果を期待することができます。

それでは、日本酒風呂に入るとどのような効果を期待することができるのでしょうか。

ここでは、日本酒風呂に期待できる効果や、日本酒風呂の作り方などを解説していきます。



そもそも日本酒風呂とは

日本酒風呂とは、ただ単に日本酒を湯船に入れたお風呂です。

日本酒風呂と聞くと、「日本酒100%のお風呂に浸かるの?」と思う方もいるもしれませんが、そのようなことはありません。

全て日本酒ではなく、いつもの湯船に自分の好みの量の日本酒を入れるお風呂になります。

そのため、新しい日本酒を何本も用意する必要はなく、飲みかけのものでもかまいません。

お酒のお風呂で有名なのは、ワインを入れたワイン風呂ですが、日本酒風呂はワインではなく日本酒になっただけです。

いつもの湯船に、自分の好みの量の日本酒を入れて浸かることによって、日本酒風呂の嬉しい効果を期待することができます。

「日本酒風呂に入ったら酔うのでは?」と思う方もいることでしょう。

日本酒風呂はお湯で薄くなっていますが、アルコールが含まれています。

気化したアルコールを吸ったり、ごく僅かですが皮膚からアルコールを吸収することにより、酔ってしまう場合も少なからずあります。

そのため、小さい子供を入れるのは避けるようにしましょう。



日本酒風呂に期待できる効果

日本酒風呂では、様々な嬉しい効果を期待することができます。

その効果は、血行が促進される効果・保温効果・美肌効果、などです。

では、それぞれの効果を詳しく説明していきます。

血行が促進される効果

日本酒を飲むとアルコールにより、身体が温まってきます。

そして、飲まなくても、日本酒が入ったお風呂に浸かれば、身体が温まる効果を期待することができます。

では、なぜ日本酒風呂に入ると、身体が温まるのでしょうか?

それは、単純に温かい湯船に浸かっていることから身体が温まる訳ですが、日本酒に含まれている成分も身体を温める作用があります。

アセトアルデヒドという日本酒に含まれている成分には、血管を広げる作用があります。

血管が拡張することで血行は促進され、身体は温まります。

血行が良くなると、更に様々な効果を期待することができます。

それは、疲労回復効果・冷え性の改善効果・腰痛や肩こりの改善効果などです。

血液の流れが良くなることで疲労物質は流れやすくなり、栄養や酸素が行き渡りやすくなるため、疲労回復効果を期待することができます。

そして、冷え性や腰痛、肩こりなどは、血行不良が原因になることもあるため、血行が良くなれば、それらの症状を改善する効果を期待することができます。

血行が良くなることで、更に様々な効果を期待することができるのは、とても嬉しいことですね。

寒い時期に嬉しい保温効果

日本酒風呂に浸かっていると、身体がポカポカしてきます。

日本酒風呂によって身体の芯から温まりやすくなるため、保温効果を期待することができます。

そのため、お風呂から出た後は身体が冷えにくくなり、湯冷めしにくくなります。

身体が冷えやすい冬の時期には、嬉しい効果といえます。

女性に嬉しい美肌効果

日本酒には、「オリザブラン」という肌を保湿する効果がある成分が含まれています。

そのため、日本酒風呂に浸かれば、肌の保湿効果を期待することができます。

乾燥しやすい時期は肌がカサカサになりやすく、乾燥肌は女性の悩みになることもあります。

しかし、日本酒風呂に浸かることで肌が潤い、しっとりとすることが期待できるため、乾燥しやすい時期に日本酒風呂はピッタリです。

また、日本酒には肌に良い成分である、アミノ酸やフルーツ酸、フェルラ酸やαエチルグルコシドなどが含まれています。

アミノ酸は身体を構成するのに必要な成分であり、フルーツ酸には古い角質や毛穴の汚れを除去する効果を期待することができます。

フェルラ酸には皮膚細胞の働きを活性化する効果と、紫外線から肌を守る効果を期待することができます。

そして、αエチルグルコシドには、シミやくすみの原因になるメラニン色素の作用を抑制する効果を期待することができます。

それらのことから、日本酒風呂には美肌効果を期待することができるため、肌を綺麗にしたい方には日本酒風呂がおすすめです。

アトピー性皮膚炎の軽減効果も期待できる

日本酒風呂には、アトピー性皮膚炎の軽減効果も期待することができます。

前述した通り、日本酒には血管を拡張し、血流を良くする効果と、保湿効果を期待することができます。

血流が良くなることで、活性酸素を取り除く効果を期待することができ、保湿をすることはアトピーの乾燥による痒みを軽減することができます。

そのようなことから、アトピー性皮膚炎の方にも日本酒風呂はおすすめで、皮膚細胞の働きを活性化することで肌の健康を高めることに繋がります。

とても簡単日本酒風呂の作り方

日本酒風呂の作り方ですが、お湯が溜まった浴槽に日本酒を入れるだけです。

どのくらいの量を入れるのかは自分の好みでかまいませんが、720mlくらいが日本酒を入れる量の目安になります。

しかし、始めは200ml~400mlくらいで試すと良いです。

そして、日本酒が足りないと思えば、足すと良いです。

日本酒を入れすぎると、お酒の匂いがきつくなりすぎる場合があるため、コップ1、2杯程度から始め、少しずつ足して調節することで、自分好みの日本酒風呂を作ることができます。

使用する日本酒について

日本酒は、値段が安いものでも高いものでも良いですが、高いものだと勿体ないので、安いものを使うことをおすすめします。

また、安いものでも、飲み残しのものや古いものなどを使うと、日本酒を無駄にすることなく有効に利用することができます。

そして日本酒の種類ですが、どれが良いということはありません。

しかし、「合成清酒」と表示されているものは、日本酒風呂の効果を期待することができないため、使わないようにしましょう。

日本酒風呂の最適な入り方とは

日本酒風呂に入る場合は、日本酒風呂に浸かる前に体を洗うことが大切です。

では、なぜ始めに体を洗うのかというと、日本酒風呂は体の汚れを落とす力が強いからです。

体を洗わないで日本酒風呂に入ると、体の汚れで湯船が汚れやすくなります。

本人だけ、もしくは一人暮らしの方は湯船が汚れても問題ないかもしれませんが、家族がその後に使用する場合は問題ありです。

湯船が汚れていることにより、わざわざ湯船のお湯を入れ替えたり、ケンカになったりすることもあるので、他の人が使う場合は注意しましょう。

日本酒風呂から出る時はシャワーで体を流さないこと

「日本酒風呂に浸かったら、お風呂から出る時にシャワーで流した方が良いの?」と疑問を持つ方も中にはいるかと思います。

日本酒風呂に浸かったら、お風呂から出る時にシャワーで体を流すことはありません。

日本酒風呂から出る時は洗い流さないで、そのまま出て、体をタオルで拭けば大丈夫です。

日本酒が入っているお風呂に浸かったことから、シャワーで体を流したくなる方もいるかもしれませんが、そこまで気を使うことはありません。

まとめ

以上のように、日本酒風呂は簡単に作ることができ、様々な嬉しい効果を期待することができます。

しかし、日本酒風呂に入る時は、いくつか注意することがあります。

それは、持病がある方の使用です。

持病がある方は、日本酒の刺激で症状が悪化する恐れがあるため、注意しましょう。

また、小さい子供には入れさせないようにしましょう。

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