眠りやすくなる？ 寝る前にブランデーを飲むことの是非
ブランデーはすごく強いお酒ではありますが、海外では眠る前に飲む人もいるくらいに、眠りやすくなるお酒だと言われています。
でもそれは本当のことなのでしょうか？
寝る前にブランデーを飲むことで、はたして本当に眠りやすくなると言えるのでしょうか？
ここではそんな、寝る前にブランデーを飲むことの是非について紹介していきます。
ブランデーには心を落ち着かせる効果がある
ブランデーには、心を落ち着かせてくれる効果があると言えます。
正確には、ブランデーにそういう効果があるというよりは、アルコール自体にそういう効果があると言えるのです。
だから、アルコールが強いブランデーにもそういう効果があると考えて概ね間違いはないでしょう。
でも、もちろんそれは適量のブランデーを飲んだ時だと言えます。
あまりにたくさんのブランデーを飲んでしまうと、心を落ち着かせて睡眠をいざなうという作用よりも、アルコールによる覚醒作用の方が勝ってしまうでしょう。
アルコールは、時に覚醒を促します。
それによって攻撃的な性格になっている人を見たことがある方も多いのではないでしょうか？
そうして覚醒して攻撃的な精神状態になってしまったら、それは間違いなく睡眠には入りづらくなってしまっていると言えるでしょう。
だから、そうならないように、寝る前にブランデーを飲むのであれば、少量のブランデーにしておくことがおすすめです。
少量であればただただ心を落ち着かせてくれて、眠りやすくなると言えるでしょう。
精神的な不安があると眠れない
ブランデーで精神的な不安をけして、心を落ち着かせると眠りやすくなるというのは、心の状態と睡眠はすごく密接な関係にあると言えるからです。
心が不安な状態になると、それによって覚醒しているような状態になります。
そんな状態で眠ろうとしても眠ることはまずできないでしょう。
もし眠れたとしても、あまり良い睡眠になるとはいません。
ただただ浅い睡眠をとることになってしまう可能性は高いです。
でも、ブランデーで心を落ち着かせることができたら、すっと眠れていくでしょう。
ブランデーは体温を上げる効果もある
アルコールと一口にいってもいろいろな種類のものがあります。
中には体温をあげるアルコールもありますし、体温を下げてしまうようなアルコールもあります。
眠る前にとるアルコールとして適切なのはどんな類のアルコールになるでしょうか？
それは間違いなく、体温をあげる類のアルコールです。
では、ブランデーはどちらになるでしょうか？
ブランデーは、間違いなく体温を上げる類のアルコールになります。
だから、寝る前に摂取するのはあっていると言えるのです。
なぜ体温を上げるのが良いのか
でもなぜ、体温をあげる類のアルコールが良いといえるのでしょうか？
体温をあげる類のアルコールが良いというのは、一度体温をあげてそこから下げると眠くなるという事が関係しています。
人の身体は、一度体温をあげて、そこから体温をやんわりと下げていくと、それにともなって眠くなるようになっているのです。
お風呂に入って体温を上げると、それからしばらくして眠たくなるでしょう。
それは、この効果が関係しているのです。
そういうことがあるので、眠る前にブランデーを飲んで、それからだんだんと体温が下がっていけば、それに伴って眠たくなると言えるのです。
あまりに寝る直前だとあまり効果はない
このことから考えると、ブランデーを飲むのがあまりに眠る直前だと、ブランデーを飲む効果もあまり感じづらいと言えるでしょう。
ブランデーを飲むのがあまりに眠る直前になると、眠る前に体温が上がりすぎてしまう事になります。
先述の通り、眠たくなるのは体温が上がっているところから下がってきた時です。
なので、体温が上がっている状態では、別段眠りをいざなう効果はないのです。
寧ろ体温があがることで眠たくなくなる可能性も高いです。
だから、ブランデーを飲むのであれば、ある程度早い時間で飲みましょう。
3時間前に飲むのが最適
では、ブランデーはどのくらい前に飲むのが最適だと言えるのでしょうか？
眠る前にブランデーを飲むのに最適だと言えるのは、だいたい眠る3時間前くらいに飲むことです。
3時間前くらいであれば、体温があがってから下がってくるのにちょうどよい時間と言えますし、そして何より、そのころにはアルコールがしっかりと抜けていくのです。
アルコールがしっかりと身体の中に残っている状態で寝てしまうと、それによって睡眠の質が下がってしまいます。
睡眠において大切なのは、量だけではありません。
むしろ量よりも質の方が大切だと言えるのではないでしょうか？
ゆえに3時間前にブランデーを飲むのが適切となります。
ブランデーは3時間で抜けていく
もちろん全ての人がブランデーを飲んで3時間でアルコールが抜けるというわけではないですが、多くの人はだいたい3時間位で抜けていくでしょう。
もっと軽いお酒であれば、もっと早い段階でアルコールは抜けていくのですが、ブランデーというのは、お酒の中でもかなりアルコール度数が強いお酒だと言えます。
だから、1杯飲んだだけで、抜けるまでに当然そのくらいかかるようになるのです。
寝る前に1杯以上のアルコールを飲むという人もそうそういないでしょうが、もしもっと飲んでいたら、もっとかかることとなります。
毎日飲むのは避けた方が良い
寝る前にブランデーを飲む事には、一定の効果はあると言えます。
3時間前に飲めば、眠るころにはアルコールも抜けているでしょうし、体温も良い感じに下がっていきます。
そして、精神的にも落ち着けているはずなので、質の高い睡眠を目指せるでしょう。
ただ、だからといって毎晩毎晩それに頼るというのは良くありません。
アルコールというのは、いうなれば劇薬のようなものです。
だから身体がそれになれてしまうと、いずれそれなしでは眠れないようになってしまう可能性が高いです。
それなしでは眠れないというのは、もはやアルコール依存症だと言えます。
それは誰だって避けたいところです。
だから、毎日毎日そうして眠りにつこうとすることはおすすめしません。
週に1回くらいが適切
もしそれをするのであれば、週に1回くらいが適切だと言えるでしょう。
なんだったら週に1回くらいでも多いくらいです。
精神的に不安で夜に眠れないという日々がずっと続くのであれば、お酒に頼るよりも病院に行った方がいいことは確実ですし、週に1回だけでも、それにたよるという状況ができてしまうのはあまり良くないのです。
週に1回くらいならば平気なことは平気でしょうが、頼りすぎないようにするという事はしっかりと覚えて置く必要があります。
一番理想的なのは、なんとなく気分転換でさらっとブランデーを飲んでから眠るということでしょう。
それならば、そこまで精神的に頼っていませんし、あまりそれに依存するようになることは考えづらいです。
だから、きっと上手く付き合えていけるはずです。
まとめ
寝る前にブランデーを飲むということは、きちんと効果がある、いいことだと言えるでしょう。
ただし、頼りすぎないようにしないとなりませんし、3時間前までに飲むべきですし、量も少ない量にしないとならないという制約はあります。
それをしっかりと守っているからこそ、効果があるのですから、しっかりと守っていってください。