初心者向け・毛穴タイプの解説と、基礎化粧~化粧下地までの考察

化粧下地

加齢により毛穴が広がってきてしまっている・お化粧を始めたばかりだけど、毛穴が広がっていて気になる…そんなかたは少なくありません。

この悩みに直面してみると、どのように解決すればよいのかさっぱりわからなくなり、冷静さを事欠いて基礎化粧品・化粧下地を乗り換えがちになることもままあることです。

ここでは、毛穴の悩みに直面したばかりの人を対象に、分かりやすく解説していきます。




毛穴が目立つ肌は2種類

毛穴が目立つ肌質というのは、そもそもふたつあります。

みなさんはどちらのタイプでしょうか。

オレンジピール

第一の特徴としては、毛穴のひとつひとつが大きく、肌の表面がぼこぼことしています。

頬やおでこの広い部分からおきることが多く、夏場などは皮脂もたっぷりと出るのが特徴です。

原因としては、年齢によるものが代表的ですが…専門家の意見によると、UVケアできていなかったお肌や、長年ストレスをため込んでいるというケースも多いそう。

黒ずみ・ほてりというお悩みも一緒に抱えることかたが少なくないようです。

イチゴ

ニキビ体質の人に多い肌。

小鼻などが特にブツブツと黒ずみ、生理周期などにあわせて吹き出物ができたりしがちです。

毛穴の汚れを落とすパックなどで一時的に改善できるため、愛用しているかたも多いようです。

こちらの主な原因は幅広いのですが、一般的には栄養不足・生活周期の乱れなどとされています。

若い人が中心で、オレンジピール肌同様に、夏場は皮脂ケアにいそしむことになります。




化粧下地の選び方

さて、お肌の悩み別パターンをみてきたところで、化粧下地選びについて解説します。

まず念頭においておくのが、高い=良いものではありません。

化粧下地には、毛穴専用と呼ばれるものもあります。

こういったものから選んであげると、まず間違いないでしょう。

また、どのような肌質においても、化粧下地はたっぷりとつけることが肝要になってきます。

こうすることにより、かえってファンデーションの量を減らすことができ、お肌に優しく・見た目もナチュラルになります。

そこで、お肌が敏感なかたは、化粧下地以前に美容液・乳液などの基礎化粧品にこだわってみてもよいのではないでしょうか。

また、大半のかたは皮脂についてもお悩みであるため、オイルフリー製品を強くおすすめします。

こういったものに関して言えば、皮脂吸着パウダーが含まれているものも少なからずあり、昼間のお化粧崩れもしっかりと防いでくれます。

東急ハンズ・LOFTなどの大型雑貨店のコーナーにいくと、毛穴専用のナイトケア~化粧下地までがセットで販売されていることも多いため、真剣にお悩みを解決したい・何を使ってもだめだったという場合には足を運んでみるのも〇。

他には、デパートの化粧品売り場などで、肌診断をしてみるのもよいでしょう。

筆者も一旦肌診断をしてもらったうえで、化粧下地を選びました。

もっと最近の事情を述べれば、女医が常駐している・整形外科を併設しているなどといった特別な皮膚科が増えており、医学的側面から肌とお化粧の関係を洗ってくれる場合があります。

その多くが保険適用内ですし、特にイチゴ肌・ニキビができやすいというかたについては、受診した上でお化粧について再考してみる…というのも一手。

一度、色々とおためしください。

美容液を化粧下地がわりにしても〇

化粧下地を避けるひとに多い声が、以下の通りです。

  1. べたつくかんじがする
  2. お肌がこってりと、なにかにまとわりつかれて呼吸できない感じがする
  3. どうにも"たっぷりつける"ことに慣れない…

こういった場合の、筆者の経験からのおすすめですが、あえて化粧下地を使わないという手があります。

ではどうすればよいのでしょうか?

考えられるのが、油分の少ない乳液・美容液を用いる事です。

改めて後述しますが、ナイトケア・お化粧前のケアは分けるのが、毛穴の目立つ肌のワンポイント。

そして、朝のケア用品は、オイルフリーのもので一式取りそろえます。

UVケアクリームも、油分はひかえたほうがいいでしょう。

そして、美容液あるいは乳液などの「仕上げ」にあたるケア用品で、顔全体をマッサージ・手に取りなおして気になる部分にパッティングしていきます。

きれいに浸透していくので、化粧下地特有のまとわりつく感覚もほとんどありません。

ポイントは、毛穴が特に目立つ部分はしっかりと2度づけすることです。

そして、ファンデーションの開始は、お肌がさらっとするまで待ちましょう。

ケア用品の一部でもお肌の上にのこったままでファンデーションを乗せてしまうと、カバー力が薄れ、昼間のお化粧崩れのもととなります。

そのため、ぬめり気のあるタイプの基礎化粧品をお使いのかたは、普段よりも早く朝のケアを始めた方がよいかと思います。

この方法で化粧下地を使わずに毛穴コントロールをしているかたもたくさんいるようなので、お手持ちの基礎化粧品で使えそうなものがあれば、検討してみてください。

お化粧のハウツー

最後に、毛穴が目立つ人向けのお化粧のハウツーをご紹介します。

朝洗顔後は、ひきしめ化粧水を

前述しましたが、毛穴を気にしておられる方は、夜と朝でケア用品を変えることをおすすめします。

まずここでは、そのご提案からしていきます。

筆者は、高保湿型の化粧水・ひきしめタイプの化粧水・オイルフリーの乳液・美容液の3種類で対応しています。

ナイトケアは、高保湿型化粧水→美容液→乳液で、しっかりと保湿。

こうすることで、夜間は肌の修復力・収れん力を促します。

朝の洗顔は、皮脂が少ない季節はぬるま湯のみ・夏場などはたっぷりの泡をのせるようにして、こすらずに洗っていきます。

こすらず、というのがポイントで、こすってしまうと肌表面に見えない傷がつき、それが乾燥を招いて毛穴の広がりに繋がることがあるからです。

これは、ニキビ肌の人にも同様のことが言えるでしょう。

そして、化粧下地の前には、ナイトケアとは異なり「ひきしめ化粧水」を使います。

アルコールフリーの製品をチョイスすると、なおのことよいでしょう。

化粧水~乳液までがしっかりと浸透したあとに下地で仕上げていけば、効果的に毛穴カバーすることができます。

化粧下地とファンデーションの塗り方

毛穴カバーを目的とした化粧下地の塗り方は、いくつかの動画で紹介されています。

もっともよく広まっている塗り方を紹介すると、

  1. アゴ~頬~こめかみに向かって、常に下から上へ
  2. 皮膚を押し上げるようにしてマッサージするように

こういったものになります。

毛穴は下に向かって広がっているので、逆方向に向かって塗り込んでいけば、効果的にカバーができるという理由になります。

ファンデーションの塗り方ですが、これが意外と見落としがち。

プロが薦めているのは、リキッド・パウダータイプ問わず、ブラシを使うことです。

ブラシにも色々なタイプがありますが、肌トラブルを避けるために人口毛をさけて、天然毛で作られた高品質のものを選ぶとよいそうです。

こうすることで、ファンデーションを均一・かつ毛穴による凸凹を覆うように、なめらかにのせていくことができます。

すでに化粧ブラシを使っているという方も、一度おもちのものを見直してみてもよいのではないでしょうか。

まとめ

毛穴のお悩みに直面した時に大切なのは、ファンデーションで無理に隠そうとせず、基礎化粧品でのケア・化粧下地の選び方や塗り方をしっかりと見直して、土台をくみ上げていくことです。

専門家のアドバイスを聞いたり、実際のお化粧動画を見てみる事も有効でしょう。

ポイントは、安易に高価なファンデーションや化粧下地に走らず、セオリーを理解する事。

皆さんのお悩みが解決するように祈っています。






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