抜け毛がひどいし髪の毛が細くなった育毛しなくちゃ、でもその原因は？
髪は女性の命。
とまで言われたものですが昨今、薄毛や抜け毛に悩む女性が急増しています。
男性の専売特許だった育毛養毛も、女性にも無関心ではいられなくなりましたし、育毛剤や養毛剤も女性用の物が多く開発されるようになってきました。
それだけ需要が伸びてしまった女性の髪の毛の悩み、それを解決するにはどうしたらいいのでしょうか。
抜け毛に悩む女性の問題点
ちょっと前までは、更年期など境に抜け毛に悩むと言ったケースが多くありましたが、近頃では若い年代の女性も気になる方が増えているようです。
何故抜け毛や薄毛などに悩むことになるのか、大別して原因を探ってみましょう。
原因を知ることが、育毛の第一段階です。
大きく年代別に分けて、まず原因を見てみましょう。
若い人の場合
ここで言う若い人とは、所謂閉経前の女性を指すと思ってください。
つまり、仕事がバリバリに忙しく、または家事育児に1日中追われている年代の女性です。
勿論と言ってはなんですが、妊娠中や授乳中の方のような一過性の方は別として、まだ育毛などには縁の無いはずの若さで髪の毛の悩みと行き会ってしまった、そんな若い方の場合です。
睡眠不足が原因の場合
仕事に家事に忙しいと、どうしても夜は遅くなりしかも朝は早い、睡眠不足の状態が続くことになります。
睡眠不足は何よりも一番、身体の疲労を呼んでしまいます。
身体が疲労すれば血の巡りも悪くなり、身体の冷えも頻繁に起こるようになります。
そして身体の末端部である毛根への、栄養補給もままならなくなってしまうのです。
栄養が足りずに毛根が弱れば、後は髪の毛が弱ったり抜け毛が増えることは、勿論言うまでもありませんね。
ダイエットなどが原因の場合
この年代の女性の場合、不規則な食事やダイエットによる髪の毛への影響も、決して少なくはありません。
つまりは、栄養失調です。
身体に必要な栄養が足りなければ、身体は今蓄えている栄養を言い方は悪いですが、身食いしてしまうわけです。
なので食事制限ダイエットが、体重減少に効果があると言う事です。
しかし反面、末端部である毛根などにこの栄養失調が大きく作用することは、当たり前のことです。
病気が原因で食事制限したある女性の場合、末端部である指先に栄養が行きわたらずに、指先がひどくひび割れてしまったと言います。
この人の場合、毛根は無事でしたが末端部と言う点では同じことですので、たまたま指先だったと言うにすぎません。
特に女性にとっては、要注意の原因ですね。
カラーリングなどが原因の場合
白髪染めと違って普通のカラーリングは、地肌には直接触れないように試用するので、頭皮への影響は少ないはずです。
しかし、特に明るい色にカラーリングする場合、一旦髪の毛の脱色をしてその上に色を載せると言う手順を踏んでいます。
この脱色剤や、人によってはカラーリング剤に含まれる成分が合わずに、髪だけでなく頭皮にも影響してしまうことがあります。
少なくともカラーリングは、髪自体を弱らせることもありますので、過労気味の時などは控えたほうが、余計な負担をかけずに済むと言う事です。
少し年配の人の場合
こちらは少し年のいった、プレ更年期から更年期真っ最中、またすでに閉経を迎えた女性の場合です。
結構年齢的に差がありますが、その辺りは大別してと言う事でお許しください。
年代としては、子供も手がかからなくなったし、仕事も一段落と言った感じの女性たちです。
まあ少し髪が薄くなっても仕方ないか、とも考える年代でもあります。
更年期が原因の場合
更年期障害は女性である以上避けられないものですし、これのおかげで今まで培ってきた身体のあちこちに異常が出てしまうと言う、本当に厄介なものです。
なので勿論と言っては何ですが、大事な髪の毛にも大きく影響してきます。
更年期障害はまた、自律神経の失調も伴ってきます。
女性ホルモンの分泌に異常が起きるわけですから、自律神経もおかしくなって当然です。
自律神経がおかしくなれば、身体全体のバランスも崩れてきますので、身体のあちこちにそれまで無かった異常も発生するわけです。
抜け毛や薄毛も、この自律神経の異常からの発生も少なくないと言う事です。
白髪染めが原因の場合
若い人のカラーリングと違って白髪染めの場合、直接頭皮に触れる辺りまで使用します。
その為にどうしても、頭皮や毛根に負担を与えてしまうことがあります。
特に更年期の身体の疲れと合わさっている時などは、使用に注意しなければいけないと言えるでしょう。
原因が思い当たったら育毛しましょう
上記以外にも原因は様々あるでしょう。
単に体調が悪い時にも、抜け毛などは増えるものです。
そう言う一過性のもの以外で、対処出来る育毛方法を探してみましょう。
寝不足や深夜までの行動は避ける
美人は夜作られる、ということわざがあります。
実際に夜中前に入眠できた場合の方が、肌などの再生には適していると結果が出ています。
髪の毛も勿論同じことが言えますので、出来るだけ深夜まで起きていて昼まで寝ているという生活は避けましょう。
勿論今の世の中、深夜までの仕事も無いとは言えませんが、幸運にも昼間の仕事の方の場合は出来るだけ早寝するように心がけておきましょう。
ダイエットはほどほどに
理想体重を20キロもオーバーしてしまった、等と言う場合は別として、過剰なダイエットはお肌にも良くないのは当たり前です。
お肌はつまり、頭皮も含んでいるのです。
栄養が不足すれば、髪を生んでくれる毛母細胞にも悪影響が出てしまいます。
必要のないダイエットは、出来るだけ避けるようにしましょう。
どうしてもと言う場合は、少なくともサプリなどで栄養補給することをおすすめします。
カラーリングや白髪染めは体調に合わせて
毛根や頭皮の健康のために、カラーリングや白髪染めは時には休むことも必要です。
特に残業続きで疲れている時、しかも生活時間が不規則で睡眠不足になっている時、また更年期中で体調に変化が起きている時、等々。
出来ればカラーリングなどは手控えたほうが、髪や毛根には負担がかかりません。
でも気分的に落ち込んでいたり、気分を変えたいと言うような時には、負担の少ないヘアマニュキュアなど使ってみてはいかがでしょう。
育毛剤を使う
食事や生活習慣に気をつけても、末端部の毛根まで栄養が行きわたるのには、いささか時間がかかります。
そんな時には、頭皮や毛根に直接栄養補給が出来る、育毛剤がおすすめです。
女性用育毛剤も多く販売されていますので、症状に合った育毛剤を選ぶことが可能です。
ただし、育毛剤に含まれている成分が合わないと、逆効果になることもありますのでパッチテストは必須ですね。
プレ更年期や更年期の場合ホルモン治療してもらう
更年期が原因だと言う場合は、婦人科の受診で女性ホルモンを調整してもらうのも手です。
ホルモンバランスが整えば、身体の不調もある程度戻りますので、髪の毛にも有効と言う事になります。
プレ更年期の方の場合特に、まだ若いのに症状が出るのでかなり辛く感じることがあります。
そういった時には、婦人科への受診をしてみましょう。
未然に抜け毛を防げることもありますので、ある意味最強の育毛になるかもしれません。
まとめ
年と共に髪の毛も薄くなっていくと言うのは、ある意味自然なことです。
ただし、まだ若いのにとか、異常なほどに髪が抜けたなどと言う時には、何か必ず原因があるはずです。
シャンプーを変える、ヘアマッサージをするなどの育毛方法も勿論有効です。
しかし髪の毛に異常が出た原因をつきとめること、その原因を出来るだけ取り除くことが、一番の育毛ではないでしょうか。
その幾つかをご紹介しましたが、何かのヒントになれば幸いです。