朝はテカテカ、夕方は化粧崩れ、こんな脂性肌に合うファンデーションはどれ？
脂性肌、所謂オイリー肌ですが、これに悩んでいらっしゃる方も多いでしょう。
肌がてかる、夕方になるとベトベトした感じになる、すっぴんだと赤ら顔に見える等々、悩みは尽きないことと思われます。
ではこういうタイプのお肌に合うファンデーションとは、どういったタイプの物が一番綺麗に仕上がるのでしょう。
またどうしたら、このタイプのお肌を改善できるのか、考えてみましょう。
脂性肌になる原因は？
どうもご自分の肌質がオイリー肌のようだと気がついた時に、出来れば改善したり予防したりしたいものですね。
そもそも脂性肌ってどういう肌のこと？
脂性肌と言うくらいだから、乾燥肌の逆の肌質のことでしょ。
簡単にそう思う方がほとんどのことでしょう。
でももう少し詳しく言えば、脂性肌と言うのは皮脂の分泌が何らかの理由で過剰になっている肌のことです。
そしてこの分泌をつかさどっているのが、何と男性ホルモンの一種やステロイドの一種なのです。
勿論これらの働きは、肌にとって重要な部分への働きかけです。
皮脂腺を増やしたり、皮脂を合成したりと肌のためには無くてはならない働きをしてくれているわけです。
しかし遺伝とかストレスとか生活習慣によって、この分泌が過剰になってしまい、結果脂性肌を生み出してしまうと言う事になります。
これらのホルモンが分泌されるピークは、思春期と30から40代がピークと聞きますと、成程と頷かれる方も多い事でしょう。
思春期に、脂性肌が原因で顔がてかるベトベトすると言う経験は、かなりの方が経験していると言う事ですね。
脂性肌になる原因って？
遺伝的なものは一応置いておいて、他に原因として上げられるのが第一には食生活の偏りです。
飽和脂肪酸を多く含む食事が、毛穴を詰まらせて原因を作っていることがあります。
肉類やバター牛脂、それにショートニングなどは摂り過ぎないように注意することが必要です。
つまり、食事の欧米化も脂性肌の原因の一つになっていると言っていいでしょう。
加えて生活習慣の乱れも、脂性肌の大きな原因の一つです。
簡単に言えば、睡眠不足やストレスが脂性肌を呼んでいると言う事です。
この生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩しますので、脂性肌の原因とも言える男性ホルモンの働きにも影響を与えてきます。
女性にも男性ホルモンが、男性にも女性ホルモンが分泌されていますので、それらのバランスを崩さないようにするのが、内部からの脂質肌の改善策になります。
そして最後に、スキンケアの失敗によってが原因の場合です。
あまりに肌の汚れやてかりに気を使い過ぎて、過剰に洗顔し過ぎたりすると、必要な皮脂までとってしまうことになり、それに反応した身体が皮脂を分泌してという悪循環です。
洗浄しすぎて乾燥肌になりかかっている状態を改善しようとして、今度は皮脂が出過ぎてしまうと言う事ですね。
脂性肌のスキンケアで気を付けることは？
オイリーな肌だからきっと保湿は必要ない、と考えるのは間違えです。
実は脂性肌の方の場合、多くが内部は乾燥しているのです。
隠れ乾燥肌、とでも言いましょうか。
そのためなので洗顔料やクレンジングなどは、保湿成分を含んだものがおすすめになります。
油分の少ないクレンジングなどが勿論、おすすめ出来ますが、アルコールの入ったものは水分が失われる危険性がありますので、避けたほうがいいでしょう。
一見油が多いから、その油を肌から取り去ったほうがいいのではと思いがちですが、過剰に皮脂を取り去り過ぎると先に書きましたように、逆効果を招きます。
洗顔とクレンジングはあくまで優しく、肌を刺激し過ぎないように行います。
その後のスキンケアも、保湿を充分に与えることをお忘れなくなさってください。
脂性肌に使用するファンデーションでおすすめは？
さて原因やスキンケアについて述べてきましたが、そんな脂性肌の方が使用するのに適したファンデーションはどのタイプでしょうか。
多々あるファンデーションのうち、出来るだけ肌に優しくしかも脂性肌の人の最大の悩み、化粧崩れの可能性が低いものは一体どのタイプでしょうか。
大きく分けてファンデーションには、3つのタイプがありますが一番適したものはどれなのでしょうか。
３つのタイプのファンデーションとは？
まず一番ポピュラーなのが、パウダーファンデーションです。
お値段的にもお財布に優しく、使い勝手も簡単で手軽ですので多くの人に愛用されています。
次にリキッドファンデーションです。
液体状のファンデーションなので、上手く使えば非常に綺麗な仕上がりになりますし、カバー力は高いです。
ただし半面むらも出来やすいので、使い手を選ぶかもしれません。
最後にクリームファンデーションの場合、リキッドよりもカバー力が強いのでしっかり化粧したい時には、こちらが適しています。
ただその分油分も多いので、乾燥期に使うのがおすすめです。
これらの分類の中でまた色々と種類も出ていますので、一概にこの3種類とは言えませんが、大まかに分けるとこの3種になります。
それぞれの特徴を生かしての使用が、勿論望ましいと言う事になります。
脂性肌の人に基本的におすすめ出来ないファンデーションは？
カバー力の強いリキッドファンデーションで、てかった肌をしっかりカバーしたいと思う方もいらっしゃるでしょうが、これはあまりおすすめ出来ません。
オイリーな肌の上にリキッドを載せればムラが出来てしまいますし、リキッドファンデーションに多く含まれる油分が、肌に良いとは言えないからです。
化粧後のクレンジングをしっかりやらないと、ファンデーションに含まれた油分などは落ちません。
しかしクレンジングや洗顔をやり過ぎると、先に書きましたように、肌を乾燥させてしまうことがあるからです。
こうなると、結果肌の状態を悪化させてしまうことになります。
一概に駄目、とは言いませんが、避けた方が賢明だと言う事です。
脂性肌の人に基本的におすすめのファンデーションは？
まず保湿成分を含んだファンデーションが、第一のおすすめになります。
成分をしっかりと確認して、購入しましょう。
ファンデーションのタイプとしては、パウダー状のものがおすすめです。
カバー力はリキッドに、一歩足りませんが肌に余計な刺激を与えないと言う事と、肌の上に優しく載せることが出来ると言う点で、敏感肌一歩手前の脂性肌の方にはおすすめ出来ます。
このパウダーファンデーションの中でも、ミネラルファンデーションが脂性肌の方には使い勝手がいいと思われます。
ミネラル100％の物が殆どで、余計なものが入っていないために、肌への刺激が少ないと言うことがまず挙げられます。
次に水分油分を含まない、天然の鉱物で作られていると言う事です。
水分油分が肌に残って、オイリー肌を招いてしまうことを考えると、非常にお役立ちだと言う事です。
普通のパウダーに比べて、もっと軽い感じですのでつけていることを忘れるような付け心地です。
カバー力がいささか弱いのが難点でしたが、その辺りも改善されている製品が出ていますので、化粧崩れを心配する人にも使えるようになってきました。
またクレンジングが必要ないほどの軽さですので、過剰な洗浄からも抜け出せると言う事になります。
まとめ
勿論お肌の問題は、根本から身体の中から治していく事が望ましいです。
とは言え治るまで家に閉じこもっているわけにも行きませんから、そこは一番適したファンデーションを使用することが必要になります。
脂性肌と言うのは単に油っ気の多い肌ではなく、一歩進むと敏感肌にもなりかねない肌質です。
そこを踏まえてスキンケアやファンデーションを上手く利用、お肌の改善も目指していきましょう。