白髪染めシャンプーが染まりにくい原因と対策法
白髪染めシャンプーは、毎日のバスタイムに使用するだけで白髪染めのお手入れができるところが大きな魅力です。
ところが、中には白髪染めシャンプーを使用していても白髪が染まりにくいことをお悩みの方がいます。
白髪染めシャンプーは、手軽に使用できる上に髪に優しい原料から作られているなど便利な特徴を備えていますが、ここでは、白髪染めシャンプーが染まりにくい原因と対策法をご紹介したいと思います。
白髪が理想通りの茶髪に染まらない
黒髪から明るい茶髪にイメチェンしたい方の中には、白髪染めシャンプーを使って理想通りの茶髪にしたい方もいることでしょう。
しかし、白髪染めシャンプーを使ってもなかなか理想通りの茶髪に染まらないことにお悩みの方がいますが、その原因と対策法を見ていくことにしましょう。
もとの髪色より明るく染めるのは難しい
白髪が気になり始めたのを機に髪色を全体的に明るい色にしようとする方がいます。
しかし、白髪染めシャンプーはヘアカラーとは違って、刺激が強い化学成分を使って髪に色を定着させるタイプの製品ではなく、自然由来の成分を髪の表面に少しずつ定着させる製品です。
もとの髪色が暗い場合、白髪も含めて髪色を明るく染めるのは難しいのです。
白髪染めシャンプーは少しずつしか色がつかない
1剤と2剤を混ぜ合わせる白髪染め製品は髪内部に染料を定着させることができますが、白髪染めシャンプーは髪の表面に色をつけていきます。
また、化学成分を含むカラーリングのように一旦髪の色を抜いて色を定着させるのではなく、現在の髪色の上に色をのせる状態となるので少しずつしか色がつかない特徴があります。
このことから、明るい色の白髪染めシャンプーを使用しても思うような髪色になりにくいのです。
白髪を理想通りの茶髪に染めるための対策法
白髪も含めて髪全体を明るい茶髪に染めたい場合、白髪染めシャンプーだけでは理想通りの色になりません。
まず、美容室で髪色や髪の状態について相談した上で、最適な方法で理想的な髪色に染めると良いでしょう。
美容室で理想通りの髪色になった後、使用する白髪染めシャンプーについて相談して、髪色に合うアイテムでお手入れをすることで髪色をキープする対策がとれるでしょう。
髪の根元の部分の白髪がまったく染まらない
時間の経過で髪の根元の部分から白髪が伸びてきますが、前髪やこめかみの部分は最も白髪が目立つ部分です。
化学成分を含む白髪染めを頻繁に使用していると髪傷んでしまいますが、白髪染めシャンプーは毎日使用できるほど髪に優しいのでおすすめです。
しかし、髪の根元の部分に色がつきにくいと感じる方が多いようですが、その原因と対策法を見ていくことにしましょう。
髪の根元の部分は白髪の色が最もはっきりしている
白髪染めシャンプーを繰り返し使用していると、過去に白髪染めをした毛先の部分にはすでに色がついているので染料の色が重なり白髪が目立ちにくくなります。
しかし、髪の根元の部分は白髪が生えてきたばかりで、白い色がはっきりしているので白髪染めシャンプーの色が定着するまでに時間がかかることがあります。
お手入れを継続することで少しずつ色をつけていくアイテムなので、髪の根元が染まりにくいと感じることがあるかもしれません。
白髪染めシャンプーは皮脂が付いていると染まりにくい
白髪染めシャンプーを使用しているのに髪の根元の部分の白髪がまったく染まらないと感じる場合、皮脂の分泌が活発で1回のシャンプーで皮脂や汚れがきちんと落ちていない可能性があります。
皮脂や汚れがついているとシャンプーに含まれている染料がうまく定着しないこともあるので、思ったような結果が得られないのです。
白髪染めシャンプーは、髪の表面に色をつける特徴を持つことを理解した上で使用することをおすすめします。
根元の部分の白髪を染めるための対策法
白髪染めシャンプーで髪の根元の部分の白髪に色をつけやすくするには、頭皮や髪の根元の部分を清潔にしておくことが大切です。
シャンプーの頻度は人それぞれで、毎日シャンプーする方もいれば1日おきにシャンプーする方もいます。
皮脂分泌の度合いも個人差がありますが、皮脂の分泌が活発な方や汗や皮脂が分泌されやすい季節は、こまめにシャンプーをしておくことで白髪染めシャンプーに含まれている染料によって白髪に色がつきやすくなるでしょう。
少量の白髪染めシャンプーを使用しているが変化がない
白髪染めシャンプーの中には、髪や頭皮に潤いを与える自然由来の成分が贅沢に配合されているものがあります。
中には美容成分が贅沢に配合されていることで高価なものもありますが、あまりにも高価なことで少量のシャンプーを使用しているという方がいるかもしれません。
ここでは、少量のシャンプーの使用で髪色に変化がない時の対策法を見ていくことにしましょう。
髪の長さ量に合わせてシャンプーを使用していない
通常のシャンプーなら、少量でも泡立ちが良ければ髪や頭皮を清潔に保つことができます。
しかし、白髪染めシャンプーは汚れを落とす役割のほかに白髪に色をつける役割を持つので、髪の長さや量に合わせた適量を使用しないと、含まれている染料が十分に髪全体に働きかけることができません。
高価な白髪染めシャンプーだからと言って、少量の使用では思うように色がつかないこともあります。
少量のシャンプーの使用で髪色に変化がない時の対策法
少量のシャンプーの使用で髪色に変化がない時の対策法は、自分の髪の長さや量に見合ったシャンプーを十分に使用することです。
それぞれの製品には使用方法が記載されているので、正しい使い方を把握した上で毎日のバスタイムで白髪染めシャンプーを使用するようにしましょう。
数日おきに白髪染めシャンプーを使用しても変化がない
人それぞれに生活習慣に違いがあるので、毎日シャンプーする方もいれば、1日おきにシャンプーをする方もいます。
また、白髪染めシャンプーを毎日使用するのはもったいないと思う方の中には、白髪染めシャンプーと通常のシャンプーを交互に使用している方がいるかもしれません。
ここでは、数日おきに白髪染めシャンプーを使用しても変化がない場合の原因と対策法を見ていくことにしましょう。
白髪染めシャンプーの染料は時間経過で色落ちしやすい
白髪染めシャンプーの染料は時間が経過すると色落ちしやすくなります。
また、白髪染めシャンプーと通常のシャンプーを交互に使用すると、せっかく定着した白髪染めシャンプーの色が少しずつ退色してしまう場合があります。
白髪染めシャンプーは継続的な使用でようやく色がつく
白髪染めシャンプーを使用したりしなかったりすると、白髪に色がつきにくいことがあります。
1回のお手入れですぐに色がつかないので、途中で使用をやめてしまう方がいるかもしれません。
しかし、白髪染めシャンプーはある程度の期間使用しないと色がつかないので、色が定着するまではコツコツ使用を続けると良いでしょう。
白髪染めシャンプーの使用で変化がない時の対策法
白髪染めシャンプーは1回のお手入れですぐに色がつくわけではないので、毎日のシャンプーを通してコツコツ色を定着させることが大切です。
色がつくまではこまめに白髪染めシャンプーを使うようにして、より色を定着させたい場合には同メーカーの白髪染めトリートメントを併用すると良いでしょう。
まとめ
白髪染めシャンプーは髪に優しくバスルームで簡単に使用できるなど、こまめにお手入れできる反面色が定着しにくいこともあります。
しかし、1回のお手入れではすぐに色がつかないという特徴を把握した上で、正しい使用方法をマスターすれば継続的な使用で白髪に少しずつ色をつけていくことができるでしょう。
理想的な髪色を目指すためにも、自分に合う白髪染めシャンプーを選ぶことをおすすめします。