グラフィックボードの冷却ファンは交換できる

グラフィックボード(グラボ)

グラフィックボード 冷却ファン

デスクトップパソコンにより、インターネットでの動画視聴やネットゲームのプレイをされるユーザーは、画像処理性能を向上させるため、グラフィックボードを後付けしています。

特に3Dグラフィックがバリバリ使用されているネットゲームをプレイする際は、高性能なグラフィックボードを使用しています。

しかし、高性能なグラフィックボードほど使用時に高温となるため、冷却用のファンが必要になります。

しかし、この冷却用ファンはCPU専用の冷却ファン同様に交換することが出来ません。

今回は、何故、グラフィックボード用の冷却ファンが交換できないか、そして交換する方法が本当に無いのかを考察したいと思います。



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メーカー自体がパーツとして冷却ファンを供給していない

そもそも、グラフィックボードの冷却に使用されるファン自体は、基本設計はCPU専用の冷却ファンと大きな差は見られないです。

それならば、『交換可能』と考える方もいますが、実際のところはグラフィックボード専用の冷却ファンはそのグラフィックボード専用に設計されたものであり、汎用品のファンが使用できないこと、そしてメーカー自体がアフターパーツとして、冷却ファンを供給していない状態です。

冷却ファンをアフターパーツとして供給することは、メーカーにとってメリットがありません。

冷却ファンが故障したら、メーカーに修理依頼をすることやグラフィックボード自体を交換してもらった方が、メーカーの利益に繋がります。



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汎用品として販売されている小型の冷却ファンを流用

しかし、高額な投資をして購入したグラフィックボードを冷却ファンの故障だけで、修理に出すことや買い換えることはユーザーにとって、ゆゆしき問題です。

そこで、グラフィックボードの冷却ファンが本当に交換できないのか検討します。

一番理想的なのは、ジャンク品で同型のグラフィックボードを購入し、冷却ファンを部品を取り外して交換することです。

しかし、この方法はジャンク品で同型のグラフィックボードが購入出来る可能性が低く、現実性は非常に低いです。

高額なグラフィックボードを使用しているユーザーほど、安易に修理に出すことや新品に交換したくはないと思います。

そこで、汎用品として販売されている小型の冷却ファンを流用します。

GPU自体を冷却出来れば問題ない

そもそも、グラフィックボードに使用されているGPU自体を冷却出来れば問題ないため、自ら加工し取り付けてしまえば問題ないです。

非常に無理矢理な冷却ファンの交換ですが、冷却ファン自体は電源が供給されるだけで回転します。

この方法なら、元々グラフィックボード専用の冷却ファンの電源が流用可能ですし、パソコン本体からの電源供給も可能です。

場合によってはヤスリで加工するなどの作業が必要

筆者自身は、グラフィックボードに専用の冷却ファンが使用されているものは購入しません。

購入する際は、グラフィックボードの冷却ファンが汎用品に近い形状のものを購入し、冷却ファンが故障したら汎用品で代用します。

取り付け自体も、電子部品用で売られているアルミステーなどを折り曲げたり、ヤスリで加工したりしています。

この方法であれば、2~3万円のグラフィックボードでも2~3千円で修理出来ます。

お小遣い制でパソコンを維持されているユーザーにとって、単純な部品による故障は非常に望ましくないことです。

こだわりを捨てれば視野が広がり予算をかけずに修理も可能

筆者自身は、グラフィックボード自体が冷却出来れば問題ないと割り切って、こだわりを完全に捨てています。

こだわりを捨てることで、グラフィックボードの冷却ファンが交換出来るようになり、寿命が延びれば全く問題ないことだと考えます。

特に、パソコンにこだわる方は妥協しなかったり、視野が狭くなったりと様々な問題があります。

しかし、パーツ本体が問題ないのであれば自分自身の閃きや知識を最大限に活用し、少しでも予算が掛からない方法を選ばれることをおすすめします。

正直、グラフィックボードなんて正常に動作すれば十分だと考えています。