グラフィックボードの最強GPUはTITANは必要か?

グラフィックボード(グラボ)

gtx titan

デスクトップパソコンでインターネットを利用し、大容量の動画視聴や3Dグラフィックを使用するゲームのプレイ、そしてデジタルハイビジョン動画の編集には、情報処理能力の高いグラフィックボードが必要です。

その中で、最強のグラフィックボードとは、GPUに『GTX TITAN』を搭載したものです。

しかし、この『GTX TITAN』は実用的か考察したいと思います。



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『GTX TITAN』というGPU

『GTX TITAN』はGeForceというグラフィックボードメーカーが市場と投入したものです。

この『GTX TITAN』は基本的にはグラフィックボードの商品名称ではなく、グラフィックボードに搭載されるGPUです。

GPUはグラフィックボード専用のCPUであり、マザーボードに搭載するCPUと基本的に変わりません。

情報処理能力が高ければ、演算処理速度は速いですし、高負荷時には発熱量が増加します。

最強のGPUともなれば、発熱量は相当なものです。

そもそも、今までGeforce社からリリースされたGPUには番号が付与されていました。

しかし、この最強GPUには番号ではなく、TITANと命名されました。

意味としては、『巨人』といったものです。

まさに、最強を冠したGPUを表すものだと思います。



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『GTX TITAN』は『GTX 780』の後継

この『GTX TITAN』は『GTX 780』というGPUの後継機です。

販売当初、このGPUを搭載したグラフィックボードの販売価格は約30万円もしたともいいます。

本当に実用性のあるグラフィックボードかはユーザーでなければ分かりません。

最近では、各グラフィックボードメーカーがこの『GTX TITAN』を搭載したグラフィックボードを市場投入しています。

価格は、当初販売に比べると半額以下の14万円から購入出来ます。

この『GTX TITAN』を搭載した格安グラフィックボードは『玄人志向』から販売されています。

搭載されているメモリも12GBと途轍もなく性能が高いです。

ASUSの『GTX TITANX-12GD5』が人気

通常のインターネット3Dゲームならサクサクというかヌルヌル動作する滑らかさと言われています。

しかし、『玄人志向』は基本的にユーザーサポートがないので、魅力的ですが躊躇します。

そこで、『GTX TITAN』を搭載したグラフィックボードで人気なのが、ASUS社から販売されている『GTX TITANX-12GD5』です。

搭載メモリも12GBかつメーカーからのサポートもしっかり受けられ、販売価格は約15万円と『GTX TITAN』が登場した頃に比べ、価格は半額です。

30万円も投資するならこのASUSのグラフィックボードを2枚SLIした方が、画像処理に特化したパソコンに仕上がります。

このグラフィックボードを使用して、相性の良いマザーボードを選んだ場合は途轍もないベンチアークを叩き出すと思います。

もはや、プレイできないネットゲームなんて存在しないと思います。

『GTX TITAN』は3Dグラフィック制作などにおすすめ

しかし、『GTX TITAN』を搭載したグラフィックボードは、実際のところはオーバースペックです。

マザーボードに使用されるチップセットやCPUが全く追いつけないレベルです。

いくら画像処理能力が高いといっても、ベースとなるマザーボードが対応できないモノであれば無用の長物です。

この『GTX TITAN』を搭載したグラフィックボードは予算に上限の無い方におすすめします。

その際は、徹底的にマザーボードから選定した上、グラフィックボードをSLIした方がいいと思います。

この性能ならば、3Dグラフィックの制作におすすめ出来るレベルです。

実用性や予算などを考慮するなら『GTX780』

しかし、実用性や予算などを考慮する場合、『GTX TITAN』を搭載したグラフィックボードよりは『GTX780』の方がおすすめ出来ます。

価格は、約1/3から1/4と安いです。

メモリは3GBですが2枚のグラフィックボードをSLIした方が断然、コストパフォーマンスが高いと思います。

また、冷却対策も簡単だと思います。

まとめ

筆者自身、この『GTX TITAN』の性能には驚きましたが、実際に必要なレベルだと思っていません。

グレードを下げてSLIした方がマザーボートとグラフィックボードの相性が良いからです。

しかし、グラフィックボードの性能に対し、マザーボードのチップセットの性能が追いついた際はどの様になるか非常に楽しみです。