グラフィックボード選びの基本

グラフィックボード(グラボ)

ASUSTeK NVIDIA GTX750チップセット搭載グラフィックカード GTX750TI-PH-2GD5 【PCI-Express3.0】

グラフィックボードは交換がわりと簡単で、画質や3Dの動きの向上などわかりやすい形で性能が向上するため、比較的交換する機会が多いパーツです。

セールで売られることも多いです。

その一方で、グラフィックボードは種類が非常に豊富で、たくさんありすぎて困るぐらいあります。

正直初めて見ると、型番で細かく分かれていたり、どれが良いのかわからないと思います。

今回はそんなグラフィックボードの種類や価格など、選ぶための基本的なことを簡単にお話しします。



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グラフィックボードのグレード

グラフィックボードは性能ごとに、大体3つのグレードに分かれています。

上からハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドという分類になっていることが多いです。

場合によっては、ハイエンド、ミドルハイ、ミドルレンジ、メインストリーム、ローエンドの5つに分かれていることもあります。



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各グレードの価格帯と用途

各グレードの価格相場は、以下のとおりです。

ハイエンド...8万円~
ミドルレンジ...3万円~
ローエンド...1万円~

一番高性能なハイエンドは、最高画質・高解像度(解像度1600×900~1920×1080程度)でゲームやマルチディスプレイをやりたい人向けです。

高価ですが、最新ゲームもストレスなく快適に動きます。

中間クラスのミドルレンジは、中程度の解像度でゲームをしたい人向け。

でも、少し古いゲームなら、高解像度で動きます。

動画のエンコードや3DCGの作成をしたい人も、このクラスを使うことが多いです。

どの程度使うかわからない人は、このぐらいのものをとりあえず買っておくと、わりと何でもこなせます。

最後のローエンドは、消費電力が少ないモデルが結構あるので、省エネしつつ解像度が低くても良いからゲームしたい人向け。

艦これなどのブラウザゲームしかやらない場合には、これぐらいで十分です。

2大ブランドGeForceとRadeon

現在、グラフィックボード市場は、NVIDIAの「GeForce」とAMDの「Radeon」の2つのブランドがシェアの大半を占めている状態です。

ほとんどの場合、このどちらかを買うことになると思います。

2016年の時点では、GeForceの方がシェアが上です。

Radeonはこのところ新製品のリリースが少なくて、性能でもGeForceに負けてしまっています。

同じ価格ならGeForceの方が性能が上です。

GeForceとRadeonのどちらを選ぶのか

ゲームメーカーはGeForceで安定動作するように作っているところが多いので、ゲームをするならGeForce一択です。

しかし、ゲームが関係ないなら、GeForceとRadeonの性能差はあまり気にする必要はありません。

GeForceの方がシェアも性能も上で、消費電力もRadeonより少ないです。

冷却ファンが低負荷時には回らないので、静音性にも優れています。

でも、そんなに極端な違いはありません。

好きな方を選んで良いと思います。

リネームに注意

グラフィックボードは「リネーム」という、1つ前のモデルを名前だけ変えて、新製品として売り出すことがあります。

在庫処分をするのに、こういうことをするようです。

仕様にほとんど違いがなく、名前が変わっているだけですので、買うのは損です。

交換保証で試しながら使う

パソコン専門店のツクモには、「交換保証」という保証制度があります。

一定の保証金を払うことで、購入後でも違う商品と交換が可能になります。

思っていたより使い勝手が悪いとか、もう少し高性能なのに変えたいとか、そういう理由でも交換してくれます。

この保証制度を使えば後で交換できるので、自分の環境でちゃんと動作するか試して使うことが可能です。

さらに、パーツ同士の相性が悪くて、正常に動作しない場合も交換できます。

費用は余分にかかりますが、どれが良いのかわからない時などに便利な制度です。

まとめ

グラフィックボードは型番が細かく分かれていて、ややこしいです。

同じ型番でも、メーカーごとに仕様が微妙に異なるモデルがあったりするので、なおさらです。

最初から全部を把握するのはやはり大変ですので、始めはざっくりと覚えていくと良いでしょう。

後は予算と用途が決まっていれば、見当をつけるのはわりと簡単で、意外にあっさり選べます。